フロンターレと試合するとグランパスは弱くなる説

昨日書いた「フロンターレと試合したら強くなる説」

noteもツイートも久々に大きな反響を得ております。

しかしよーく見てみるとチラホラと「逆説」になってるチームもあり、今回はそちらにフォーカス。


フロンターレvsグランパスの決戦

ここ数年「風間監督vs鬼木監督」の師弟対決や「超攻撃vs絶対堅守」の矛楯対決で、Jの中でも最大級の注目を集めるこの2クラブの戦い、しかも優勝争いという側面もある文字通り天王山の戦い。

だが思い出してみると、今年はフロンターレ圧勝の後グランパスは低迷、昨年は死闘の末グランパスがウノゼロ達成するもその後低迷。

グランパスってフロンターレと試合した後低迷してる印象あるな

という事に気付き、今回はフロンターレvsグランパスの決戦の後、グランパスの成績はどうなっていくのかを調べてみようと思う。面白い結果が出たら、他のクラブでもやるかも。


2021シーズン

○○○○△△○○●○⚫⚫○●○△●△○

4/29(木)J1第22節&5/4(火)J1第12節
試合結果  0-4 フロンターレ勝利 3-2 フロンターレ勝利

試合前 ○○○○△△○○●○

試合後 ○●○△●△○

Jサポ全員が大注目した天王山2連戦、前半3分で失点してからボロボロで2試合通じて7失点の2連敗となったグランパス、希望の光は2試合目の後半に取った2得点だが、その後の結果はいまいち。

半分も勝てなくなり失点が増えたり得点力不足が鮮明になったりとだいぶ苦しい。けが人も出ているので泣きっ面に蜂。グランパスはフロンターレと試合をすると弱くなる説を提唱したい。


2020シーズン

△○△○○○●○○🔺●○△●○●○●○●○○○⚫●○○△●○○△○△○

8/12(水)ルヴァンカップグループステージ第3節

試合結果  2-2 引き分け

間2試合

8/23(日)J1第12節

試合結果  1-0 グランパス勝利

試合前 △○△○○○●○○△●○

試合後 △●●○●○●○●○○○●

短期間に2試合やっているため2試合目のリーグ戦を基準に考えてみる

△○△○○○●○○🔺●○△●○●○●○●○○○●

強調した左から10試合目と13試合目がフロンターレとの対決だが、13試合目以降は9試合で3勝1分け5敗とボロボロ、10試合目の次も負けていることから、この2例で考えればグランパスはフロンターレと試合をすると弱くなる説はかなり信憑性が高い。

ちなみに一番最後の3連勝の次の負けが次のフロンターレ戦で、0-3のリベンジを食らった試合。


10/18(日)J1第23節

試合結果  3-0 フロンターレ勝利

試合前 △○△○○○●○○🔺●○△●●○●○●○●○○○

試合後 ●○○△●○○△○△○

フロンターレに一度は勝利しルヴァンカップでも引き分けと、2試合負けなしは達成したものの、その後の低迷で順位もフロンターレとの勝ち点差も大きく広がって迎えた3度目の試合。前回の勝利で8まで詰めた勝ち点差は試合前の次点で20、明暗が別れたのを象徴するかのようなセットプレー3発での完敗。

公式戦3連勝からフロンターレ戦で負け次の試合も連敗してるが、その後は調子を取り戻しているので、今回はそれほどグランパスはフロンターレと試合をすると弱くなる説に当てはまるとは考えにくい。


2019シーズン

○○△○○●○●●△○△○△△○🔺○●●△○●●●●●●△△⚪△●●⚫🔺●△△●●○△●●

2019シーズンは風間監督最終年、成績不振で途中交代という結果からもわかるように、だいぶ成績は悪い。最終的にはリーグ13位、天皇杯は初戦で大学に完敗、ルヴァンカップも準々決勝敗退でフィニッシュ。

監督が風間氏からフィッカデンティ氏に変わるのが9/23なので、フロンターレはこの年の4度の対戦全て風間監督ということになる。


5/17(金)J1第12節

試合結果  1-1 引き分け

試合前 ○○△○○●○●●△○△○△△○

試合後 ○●●△○●●●●●●△△⚪△●●⚫🔺●△△●

絶好調とまで行かずとも公式戦7試合負けなしで2位につけるグランパス、勝ち点1差の4位で追うフロンターレの試合は外国籍選手のマテウスとダミアンの得点で白熱した展開に。最終的にはお互い譲らずの引き分け。

といったように、この頃までの風間グランパスは「いい感じ」だったのは間違いないだろう。だがその2試合後から泥沼の時期が始まので、やはりグランパスはフロンターレと試合をすると弱くなる説ある気がする。


8/10(土)J1第22節

試合結果  3-0 グランパス勝利

試合前 ○○△○○●○●●△○△○△△○🔺○●●△○●●●●●●△△

試合後 △●●⚫🔺●△△●●○△●●

悪夢の連敗地獄を2引き分けでどうにか脱出しつつある時期に迎えた2度目のフロンターレ戦、順位は3位と9位で大きく差が開いていたが、試合結果は3-0の完勝。

これでまた復調の兆しかなと思いきやまた地獄に。


9/4(水)ルヴァンカップ準々決勝 1戦

9/8(日)ルヴァンカップ準々決勝 2戦

試合結果  2-0 フロンターレ勝利 → 試合結果  2-2 引き分け

試合前 ○○△○○●○●●△○△○△△○🔺○●●△○●●●●●●△△⚪△●●

試合後 ●△△●●○△●●

地獄は続いているが前回対戦で快勝したフロンターレ相手にもう一度きっかけを掴む勝利と意気込んだカップ戦の2連戦。負けと引き分けで敗退。

この敗退の後負けたエスパルス戦、引き分けとなった広島戦の後監督交代を行った。


2019シーズン序盤をいい感じにやってたグランパスだが、フロンターレと引き分けた後、カップ戦の神戸戦には3-1で勝利するも、そこから雪崩のように崩壊。直後ではないとはいえフロンターレが少なくない要因になってると考えてもおかしくはないだろう。だがこの年のフロンターレも4位フィニッシュになったことからわかるようにうまく行ってない。

シーズン終盤15試合でたったの2勝しかしてないが、そのうち1つがフロンターレ戦。最終的にプレーオフで残留したベルマーレが勝ち点36、グランパスが37ということを考えると、フロンターレから奪った勝ち点4はとてつもなく大きなものだった。


結論 フロンターレと試合するとグランパスは弱くなりやすい

3年間分のデータだけでしかも勝敗だけで見てるのでだいぶ大雑把な物言いになってしまうが、フロンターレ戦前後で好不調の差が出ることはわかった。

調子を戻したこともあるが一気に崩れた回数の方が多く、3年間続けて不調に陥っているので、私は「フロンターレと試合するとグランパスは弱くなりやすい」と結論づけていいと思う。



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