ゆめみのデザインインターンをワークショップ的な視点でふりかえる
現在、ゆめみでは2022年3月にスプリングデザインインターンを実施予定でその準備を進めています。その準備を進める中で、2021年9月に行われたサマーデザインインターンのプログラムをアップデートするため、サマーデザインインターンのプログラムをあらためてふりかえってみたいと思います。
(サマーデザインインターンは2021年9月6日から9月17日までの2週間に渡って実施されました)
なお、ここではデザインインターンのプログラムに焦点を当ててふりかえっていきます。
ゆめみのデザインインターンが目指すゴール
ゆめみのデザインインターンのゴールは「インターンメンバーがそれぞれのポートフォリオをアップデートする」ことでした。
2週間という時間をゆめみで過ごしてもらう、その過ごしてもらう時間を参加する人たちにとって価値あるものにしたい。運営メンバーのその想いから、このインターンの中で得られたことを就職活動で使用するポートフォリオに掲載することができる実績とすることで、インターンメンバーに明確な目的を持ってもらい、そしてインターンが終了した時にはそれぞれのポートフォリオに新たな1ページを加えること。
それを実現するために運営メンバーはゴールまでのプロセスをデザインしました。
そのゴールにたどり着くことができれば、参加したメンバーは成長できる、そういった意図を持っていました。
ちなみに、デザインインターンには参加前にウェルカムボックスを送っているのですが、その中に運営メンバーのカードも同梱していました。
これはゆめみのどんな人たちがデザインインターンに関わるのかなという不安感を軽減するため、関係性構築の一歩でもありました。
(今回はかなり直前の送付になってしまいましたが。。)
ちなみにゆめみのデザインインターンは有償であり、参加期間中に日給が支払われます。そのため2週間の期間(10営業日)はこのインターンプログラムにフルコミットしてもらうことが参加条件となっています。
デザインインターンの全体プログラム
デザインインターンの2週間のプログラムは以下のような構成となっています。(2021年サマーデザインインターンの構成)
最終的には個人発表になるのですが、まずはチームをつくり、チームの力を使って、個人の成長を高めることを狙ったプログラムとなっています。
そのため、ここに記載した以外の時間で、各チームには運営メンバーがメンターにつき、朝会・夕会の時間を取ってメンタリングしていました。
1日目
全体オリエンテーション
チームビルディングワークショップ
チームアグリーメント作成
2日目
課題発見/コンセプト設計ワークショップ
チームコンセプト整理
3日目
コンセプト発表会
チームごとに発表
4日目
OOUIを活用した情報設計研修
5日目
デザイングループ ランチ会
デザインインターン小話1
デザイングループメンバーのトーク
6日目
ムードボード研修
7日目
デザインインターン小話2
デザイングループメンバーのトーク
8日目
中間レビュー会
個人の現時点での進捗やアイデアをプレゼン、レビューを受ける
9日目
最終発表会準備
Figma LT会
ゆめみメンバー、インターンメンバーそれぞれがFigmaについてのLTを行う
10日目
最終発表会
個人の最終プレゼン、フィードバック
複数のワークショップや研修を組み合わせていますが、それらのつながりを意識したデザインインターン全体の体験設計がこのインターンプログラムの大きなポイントであったと思います。
そのつながり、そしてチームの力が短期間でここを成長させる、それを意図して設計していました。
デザインインターンをどんな体験にするのか
Give and Giveという気持ち
これが運営メンバーが持っていた気持ちであったと思います。2週間という時間を費やしてもらうためには、どんな体験を得ることができれば、ここでしか得られない体験であったと思えるのか。それを考え続けていました。
過去にインターンに参加したことがある運営メンバーからは、素敵だった体験、ちょっと残念だった体験、さまざまな声が聞こえていましたが、我々がGiveできるのは我々が持っているもの、体験してきたことになるので、それを集約してGIveしていく。少し大変かもしれないけど、でも楽しめる、そして参加した人たちが何かしらを持ち帰ってもらえる、そんな体験をデザインできればと考えました。
と、考えていたものの、実際はかなりバッタバタでサマーデザインインターンの二週間、ほぼ毎日、運営メンバーはふりかえりしつつ、次の日の準備をし続けるという状況でした。(これは反省点)
他の業務も対応しながら並行して進めていたので、インターンメンバーからは「みなさん、忙しそう。。」と気遣ってもらって声をかけづらくなっていた面もあったので、これは改善していきます。
そんな体験をフルリモート環境で実現するために、デザインインターンはNotionでプロジェクト管理しつつ、Slackで連日終日やりとりをしていました。
このNotionが資産となったことで、サマーデザインインターンの体験設計を次の機会で再現しやすくなったと思います。
NotionのDBでプロジェクト管理することでストックされた情報が次につなげることができる。この点からもワークショップデザインする方にはワークショップのプログラムをNotionすることをおすすめします。
インターンメンバーと一緒につくっていく
運営メンバーがどんなに準備をしたとしても、デザインインターンは参加しているインターンメンバーのための時間です。つまり、そこに参加しているインターンメンバーに向き合っていくこと、そして必要であれば途中でプログラムを変えることも厭わない。これはワークショップと同様です。
インターンメンバーの様子を見聞きすること、声を拾うこと、そうして一緒にこの場をつくっていくことが必要だと考えています。
この点についても改善の余地がまだまだあると思いますので、次回の機会にそれが生かせることができればと思っています。
インターンメンバーにとって価値ある場になるかどうか、それはインターンメンバーにどれだけ向き合えたか、一緒につくっていくことができたかどうか。教えるではなく、教わるだけでもなく、一緒に学び合える場をつくっていくことができれば、それはお互いにとって価値ある場になると信じています。
デザインインターンに参加してくれたメンバーがnoteを書いてくれているので(ありがとうございます!)、少し紹介させてもらえればと思います。
そして続いていくデザインインターン
このサマーデザインインターンの実施内容については、ゆめみ社内でふりかえり共有会を行い、そこで、プロセスや工数、学び、これからについて運営メンバーから話させてもらいました。
デザインインターンはこれで終わりではなく、続いていくものだからこそ、他の人たちにも関わってほしい、そんな気持ちを伝える機会でした。
(その後、3人運営メンバーに加わりました!)
そして、2022年3月にさらにパワーアップしたゆめみのスプリングデザインインターンが実施予定です。
運営メンバーもパワーアップし、さらに充実したプログラムになります。
(前回のサマーデザインインターンに参加してくれたインターンメンバーも数人参加予定です!)
詳細については年明け以降にあらためて情報発信していきますので、もう少し待っていただけたらと思います。
コーヒーを飲みながら書いていることが多いので、サポートいただけたらコーヒー代として使わせていただきます!