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今更聞けないスーツ用語【上級編】

ここの記事を読む前に、『今更聞けないスーツ用語〜初級編〜』を読んで頂けると、より一層スーツへの理解が深まると思います!
リンク貼っておきますね!

男前を格上げする理想的なスーツをゲットするには、基礎知識が必要です。スーツのパーツやディテールを知り、基本用語をしっかり覚えれば、店頭でのスーツ選びに役立つこと間違いなしです!

そして、今回は『上級編』です!
オーダースーツに関しての用語はもちろん、服飾用語も紹介していきます。
それでは参りましょう!

1.ディテール

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これはいきなり難しい単語が出て来ちゃいましたね。
ファッション分野で「ディテール」とは、服の全体のデザインを指すのではなく、ボタンや刺繍のデザイン、襟元やポケットの形やカットの仕方など、ある部分の細かいところを指しています。
スーツ用語というよりは、アパレル、美術業界で使われる言葉となります。

2.ショルダーライン

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その名の通りショルダーとは肩線、なかでも背広ジャケットのそれを総称します。 肩線は背広全体のシルエットを決定付ける大切な要素であると共に、一人一人の体型に合ったラインにする必要もあります。
ショルダーラインは、数多くの種類があるのでそれはまた別の記事でご紹介します。

3.マニカカミーチャ

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ジャケットの袖付け技法の名称で、シャツの袖付けの様に肩にギャザーを寄せて袖付けをします。別名を雨降り袖ともいわれます。マニカカミーチャを取り入れる事で、身体の動きに対する肩周りの可動域が広がり、着心地が格段に増すと言われています。カジュアルな雰囲気とリラックスした着心地を体感できます。

4.ライニング

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前回の記事では背抜きと総裏についてご紹介させて頂きました。このような裏地および裏地をつける作業のことをライニングと言います。(別名 裏打ち)
裏地はきれいなシルエットを保つために付けられたり、表地の補強や、透ける布の場合にその防止のために付けられるスーツの制作段階で非常に大切な作業と言えます。

5.お台場仕立て

裏地の返し生地を、脇下までつなげる形から「ジャケットの型崩れ防止」という効果のほかは、おもに「装飾的デザイン、ひと手間かけた高級仕立ての代名詞」として、オーダースーツオプションの中でも高い人気の縫製仕様となっています。

6.プリーツ(タック)

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こちらはスーツというよりは、シャツやパンツに使われる単語です。
直線状に上から下まで生地に折り目を付け、一枚の布を立体的にするための方法です。またプリーツは直線状とは限らず、ぐしゃぐしゃにして皺を付けたシワ加工ともいえる製品も、「ランダムプリーツ」と呼ばれたりします。
プリーツの線を途中で消したものをタックと言います。
Yシャツカフス部分、特定のズボンのウエスト部分で使用されています。

7.センタープレス(クリース)

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パンツを「カッコよく見せるため」に、真ん中に1本の線が入っていますよね。足長、スリム、ビジネス感を出せる仕様のことで、カジュアルな物には入ってるものが少ないかと思われます。
クリースが消えないように、日頃からパンツをハンガーにかけておくことが大切です。

8.側章

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側章とは、パンツの両側面に設けられた一本、もしくは二本のテープ状のデザインの事を指します。
18世紀末から19世紀のナポレオンの軍の軍服のズボンが起源とされています。
フォーマルな装いでみられる特徴であるが、トレーニングパンツや、ユニフォームなどでも目にする事があります。LYDIAでも人気のオプションです。

9.エポーレット

エポーレットとは、コートやジャケットの肩にそって付けるバンド状の付属品で肩章、肩飾りの事。 元々は軍服に装備品を固定するためのもので、現在は制服や礼服などの肩の部分に官職や階級を示すなどにも使われています。またアニメやゲームの登場人物のコスチュームや、舞台衣装にも多く見られます。

10.フロントカット

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ジャケットの前裾のカットラインのことをフロントカットと呼びます。
一般的なシングルスーツは裾を丸くカットしたレギュラーカットですが、モーニングコートに代表される腰あたりから丸くしたカットアウェイや、ダブルジャケットによく見られるスクウェアカットなど種類豊富です。

■オーダースーツを作るなら

スーツは全体の雰囲気を見ることも大事ですが、細かい部分もしっかりとチェックしオーダーする事が重要です。
用語や細部の違いを知っていれば、自分に適したディテールを見つける事が出来ます。自分に合うジャケットの特徴をしっかりと掴んでおきましょう。

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