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オランダの編み物イベント「KNIT&KNOT」


先日、ティルブルフで開催された編み物イベント「KNIT&KNOT」に行ってきました。


ティルブルフは、オランダで人口第6位の都市で、かつて「羊毛の首都」と言われていた街でもあります。

現在は羊毛や毛織物の産業は衰退してしまったそうですが、中世からのテキスタイルの歴史と現在の技術を紹介する「Textile Museum(テキスタイル博物館)」があります。

今回は時間がなかったのでまた今度訪れてみたいと思います。


今回の会場「Koepelhal」はこちら。

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工場跡地のイベント会場で、今回の編み物イベント以外にも、コンサートが行われたりもしているそうです。

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会場までの道のりには、さらにワクワクするような、こんなサインも。

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着きました!早速中に入ってみたいと思います。

今回のイベントは、1日チケットは€8.5、3日通しチケットは€16でした。(2019年10月27日現在、€1=120円)

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朝一で行った時は、こんな感じでゆったりと回れましたが、どんどんお客さんが増えていきました。

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みんな編み物が好きな人たちなんだなーとか、自分で編んだ物なのかなーとか思いながら、お店巡りを楽しみました。

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羊を飼って、その羊毛で毛糸を作って、染めているというお店も多くありました。

こだわりの発色が素敵で、いくつでも欲しくなってしまいます。

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糸紡ぎ体験をさせていただけるブース。

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こちらはワークショップやデモンストレーションのブースです。

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太い縫い針のような器具を使った、伝統的な編み方を教えていただきました。

お客さんも出店者さんも男性はやはり少なかったのですが、教えてくださった方は男性でした。

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編み物以外にも刺繍や、石のような羊毛フェルトを作るワークショップも開催されていました。人気のワークショップでとても賑わっていました。

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私は”ブリオッシュ編み”という、ちょっと変わった編み方のワークショップを体験したかったのですが、人数オーバーで断念・・・挑戦してみたいな。


今回のイベントは73ブースの出店、かつ、一つづつ見ごたえがあるので、途中で休憩タイム。

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ケータリングのお店が出店していて、トマトスープとパンのセットをいただきました。

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オランダのスープはよく麺が入っていて、このスープにも入っていたので、これだけでも結構お腹がいっぱいに。


相席したお隣のおばちゃま達と、

「あなたのセーター素敵ね。」
「編んだものではないんです。あなたは?」
「私も編んだものではないんです。笑」
「彼女は編んでいますよ。」

と、編み物好きにはあるあるの会話を楽しみました。


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こちらでは、小児病院へ贈るクリスマスツリーに飾るオーナメントを募っていました。

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既にたくさんのニットのオーナメントでいっぱいに!
オランダといえばのミッフィーもいますね。

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インテリアにもなる、シャンデリアのような編み物や、マクラメのタペストリーやハンギングなど、モダンな編み物。

今回のイベントもご年配の方が多く、若い人もこういった編み物からだと入りやすいのかなと思いました。

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編んでいくだけで、色や模様になる、グラデーションの毛糸。
簡単な編み方で、このような靴下を編むことができます。

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編みぐるみはオランダでも人気で、「amigurumi」と言われています。
編んだものをプレゼントされる方も多いようです。

編み棒や編み物の本など、日本の会社や作家さんの物も販売されていて嬉しい気持ちになりました。

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こちらは編み物をする時に使う道具などを販売していました。
陶器でできたボタンや毛糸入れなど素敵でした。

普段なかなか手にすることができない、こだわりの毛糸が購入出来たり、色々なニットの技術・道具などが見れて、とても充実したイベントでした。


編み物でつながる

私は週一で、近くの編み物の集まりに参加しているのですが、まだあまりオランダ語を話すことができません。

それでも編み物を通じて、教え合ったり、編み物をしながら会話を楽しんだり、国や言語・世代を超えて楽しめるものだと実感しています。

今回のイベントも、Instagramで知り合った、編み物が好きなオランダ在住の方たちと行くことができ、とても感謝しています。

今度は編み物しながら集まりたいねとお別れしました。

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<ティルブルフの駅のホームから見た景色>


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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