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【オランダ】ユトレヒト 夜の街を彩る光のアート「Trajeuctum Lumen 2018」


夜のUtrecht(ユトレヒト)の街には、『Trajectum Lumen(トラジェクタム・ルーメン)』という光を使ったアート作品の展示が至る所に施されています。

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2010年春から始まったこのプロジェクトは、日が落ちた後から深夜まで365日、Utrechtの中心エリアで開催されています。

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観光名所の『ドム塔』をはじめとして、現在10個の作品が展示されています。
(今回の写真や動画は2018年に撮影されたものですが、現在も開催されています。)

この日(2018年2月)は、「シベリアの熊」という大寒波が襲い、オランダではほぼマイナス気温にならないのですが、マイナス2度の中を歩いていたので寒かったです。

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運河にかかる橋の水路から出ている水が凍り、下まで続く氷柱になっていました。


オランダの代表的な景色といえばやはり「運河」ではないでしょうか。

夜の運河沿いを歩くだけでも絵になる光景ですが、橋の下に一つ目の作品がありました。

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光に照らされ反射した水の揺らめきが青い光に溶け込み、さらに幻想的な風景を創り出していました。

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そのまま運河沿いを歩いていくと、City Hall(市役所)が見えてきますが、このCity Hallのライトアップも作品の一つです。

運河に反射したCity Hallに目を奪われていると、トンネルに差し掛かりました。

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トンネルの中では七色の光がランダムに交錯し、少し不気味な夜のトンネルを幻想的なアート作品にしていました。

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ユトレヒトの古い歴史を持つ「Saint Willibrord 教会」のエントランスにも作品が展示されています。

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夜なので門はもちろん閉まっていますが、鉄格子の隙間から覗く映像は静かで穏やかで、クラシックな教会と光のアートが絶妙に合っていました。

暫く歩くと、運河に架かる橋からじわーっと鮮明な白い光の作品を見つけることができました。

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さらに奥へ進むと、窓から光が漏れたような、かわいらしいドット状の作品が目を和ませてくれます。

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ドム広場に戻ると、建物と地面を分断するような緑色の光が。
ここを通ると時空や場所を移動できるかのようなアート作品です。

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そのとき、突然ドム塔の鐘が鳴り響き、雷のような光のアートが炸裂し、荘厳な光景を目の当たりにすることができました。

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最後に行き着いたところは、何気ない街灯のような雰囲気の作品。七色の光が石畳みの歩道を照らし、クレヨンを敷き詰めたかのようなでした。
偶然停まっていた自転車も雰囲気があります。

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夜の街を彩る光のアートを探しながら、ユトレヒトの街を回ってみました。

光のアートは人がいない時も静かに夜の街に佇み、夜の街歩きを楽しくしてくれるのではないでしょうか。


今回も動画にまとめました。
説明などは少なめですが、街歩きをしているように、見ていただけたらと思います。


最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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