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日本人は無宗教?いや、宗教という枠(境界線)を超えているのだと思う。

神社の数はコンビニより多い?

日本には約8万社の神社があるという。ある統計によると全国のコンビニの店舗数は58340店(2019年3月現在)。比べると神社の数の方が圧倒的に多い(1年前の数とはいえ、さすがに8万は超えないと思う)。

「八百万(やおよろず)の神々がいる」って日本では言われます。「八」はたくさんを表す数。だから「八百万(やおよろず)」は実際の八百万という数ではなく「ものすごくたくさんの」という意味。だからといって、さすがに8万柱(はしら)の神様がいるわけではないが(笑)

でも、八百万の神々と8万社、神様も神社も同じ「八」の数字で表されているのも興味深いなと、いま書いてて思いました。

神社が約8万社もある理由

神道には「分霊(わけみたま)」という概念がある。もともとの神霊を分けることができる。それも際限なく無限に。近所の神社の由緒書きを見てみると「いついつに、どこそこの神社から勧請した」と書いてあることに気づくと思う(勧請とは分霊を他の場所に移すこと)。

場所は忘れたけど、ある地方の神社へ行ったときのこと。最寄り駅からタクシーで移動していた車中での会話だったと思う。タクシーの運転手さんは運転しながら、この地域のことを親切にいろいろと説明してくれる。そんな会話の中の一つのセリフが印象的だった。「分社(分霊された神社)」って子会社みたいなもの」と。

神社を会社に例えるのはチョットと思いながらも、確かに的を射ているなと正直思った(笑)子会社って全国に置くことで、その会社の役割(サービス)をもっと広く、多くの人に届けるためにある。ストレートにいうと会社がより儲けるため、もう少しスマートにいうと利益を得るためでもあるが。

神社も基本的構造は一緒。もちろん儲けや利益を出すためじゃない。より多くの人が日常的に神様に手を合わせることができるため。伊勢神宮へ行かなければ天照大御神に手を合わせられない、となると遠方にいる人はなかなか難しい。

ちなみに江戸時代にお伊勢参りというのが流行したときのこと。お参りに行けない人はお参りに行く人に寄付をすることで、その御神徳を分けてもらえると考えられていたという。ただ、自分で手を合わせられた方が一番いいのは確かですよね(総本宮に参拝するのが一番いいとしても)。

日本人の神様観の特徴

分霊を勧請し、日常的に神社へ参ることができる。日本人の神様観の特徴って神様と人との距離がめちゃくちゃ近いこと。もちろん敬意や礼儀はわきまえているのは言うまでもない。いい意味で敷居が低い。だって気が向いたときに鳥居をくぐって手を合わせることができるのだ。

受付や申し込みをするでもない。神社の神主さんに断る必要もない。一部のお寺みたいには拝観料もない。来るものを拒まず。思いっきりオープンだ。そう言えば、以前、神社で会ったニューヨーカーはお寺より神社の方が開けている感じがすると言っていた。外国の方にもそう感じる「なにか」が神社にはあるのだと思う。

なにものが
おわしますかは
知らねども
かたじけなさに
涙こぼるる

歌人の西行は伊勢神宮を訪れたときにこう歌ったという。きっと、これに近い感覚を言葉も文化も違う外国の方々も感じているのだろう、と。

日本人は無宗教?いや宗教という枠を超えているのだと思う。

日本人は無宗教だという。例えば、外国の人に「あなたの宗教は?」と聞かれたときに多くの人が困る。僕も同じ。「神道と言った方がいいかな?いや仏教か?」という感じで。

確かに神社にもお寺にも行く。というか、お宮参りだって七五三だって、お葬式だってする。生まれたときから死ぬときまで関わりがある。でも宗教と聞かれた時点で思考停止してしまう。「う~ん、、、」と。

日本人は昔から神様とごくごく自然に接してきた。その神社の御祭神、お祀りされている神様が分からなくたって気にしない人もいる。でもそれくらい自然に神社へ行き、神様に手を合わせることができる。

これって外国の人から見たら当たり前じゃない。神仏習合だってそう。日本人独自の融合の精神のなせる技(?)だから。

僕の結論はこう。「融合の精神」を大切にする日本人は神様とごく自然に接することができる。ここに「宗教」という枠(境界線)は必要ないのだ、と。


キャプチャーの写真は僕の産土様(産土神社)。正確には摂社(本社と所縁があるお社)ですが。僕にとっては生まれてから幼少期を過ごしたときに見守ってくれていた一番身近な神様です。ありがとうございます。 

2020317 牛嶋神社、浅草_200317_0002


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文筆家、筆文字作家、ライター、ホツマおしえと。2016年9月に古代文献「ホツマツタヱ」に出会い、ホツマツタヱ研究家いときょう先生から学んでいます。noteではホツマツタヱから学んだことを中心に発信。大切にしていること。体験を通した学び。「こんな視点もあったんだ!」という発信。
コメント (2)
ありがとうございます😊
ですよね、感謝の心 手を合わす心はいつもありますね
~かたじけなさに 涙こぼるる  いいね👍
よろしくお願い致します🤲
uocchiyさん

コメント、フォローありがとうございます😊

感謝の心、手を合わす心、日本人としての感覚、大切にしていきたいですね✨⛩🙏
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