香月信滋ブログ「再生医療の嘘と本当」
【第8回】再生医療等製品ステミラック注とは?その3
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【第8回】再生医療等製品ステミラック注とは?その3

香月信滋ブログ「再生医療の嘘と本当」

ステミラック注は第2種再生医療で、病院やクリニックで行われている間葉系幹細胞の治療とは違います。

なお、現在「ステミラック注」を使った治療を実施しているのは札幌医大さんだけです。

では、何が違うのか?

1番は、保険適用か自費診療かが大きな違いです。
つまりは患者様負担が保険適用なら約8万円、
自費診療なら150万円から300万円(クリニックによって異なりますが)
になります。

2番は、治療の適用範囲です。
ステミラック注は急性期のみが対象で、第2種再生医療で行っている自費診療は(クリニックによって違いますが)急性期及び慢性期患者が適用範囲になっているところが多いと思います。

3番は、ステミラック注は幹細胞を静脈投与のみでの治療ですが、自費治療でクリニックにもよりますが損傷部位への直接投与・静脈投与の提供可能となっています。


と、このように見てみると、かかる費用以外は第2種再生医療での治療の方がいいのではないかの思いますよね。

挙句に保険適用のステミラック注は急性期のみの適用。
これに関しては、ほぼ適用される患者はなかなかいないわけで・・・

確かに保険適用となるとエビデンスやら臨床研究などクリアーすることも多くなかなか適用にならないのが現実なんですが・・・
でもねーという具合なんですが


再生医療は希望と現実


現実と希望の隔たりが大きく、これは医学の歪みなのか。
少なくとも安全性と妥当性の問題だけではないと思う。
患者様によっては病状や年齢的にも時間のない人も多い。

もう少し患者様目線で再生医療が提供できて欲しいものである。

私個人としてもA Sメディカルサポートしても上記問題は改善に尽力していきたいと思っています。


次回からは、患者様や医療機関が求めている再生医療ってなに?
とういう議題をメインに話したいと思います。

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再生医療コンサルティング・幹細胞培養加工施設を運営する株式会社ASメディカルサポート代表取締役。 日々再生医療に取り組む再生医療オタク。臨床の現場から再生医療業界の思うところ、気になることの嘘と本当を個人的な見解で発信しています。