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書類選考の対策、進んでますか?

今日も終日 面接官。
若者たちのエネルギーを真っ向から受け止めるのは、画面越しとはいえタフです。特に志望熱意の高そうな方や、一生懸命さを感じる方というのは、画面越しにでもそのテンションが伝わってきます。まるで我が家のモニターが4Dだったのかと錯覚するくらい、熱さを感じています。
#みんな頑張れ!

さて、新卒採用に関するお仕事について、新しいご依頼を頂き新しいお仕事が今日から始まりました。

書類選考」です。

今回の依頼の内容は、いわゆるガクチカの部分だけがズラーっと記載されたファイルが送られてきて、その内容を確認し、予め指定された評価基準に基づいて合否を付けていくというもの。

今日は初日ということで、ざっくり30名分のガクチカを拝見させて頂いた。サークル、アルバイト、ゼミ、留学、ボランティアが定番のトピックだけれど、思っていた以上にバラエティがあって驚いた。


よく学生から「何について書けばいいか?」と聞かれることがあるけれど、ガクチカで取り上げるトピックは何だってよい。
あくまで大事なのは、取り組んだ内容とその書き方である。


書き方についてシンプルに整理すると、たったのこれだけである。

・読み手に伝わるように書く。
・結論から書く。
・主観と客観(事実)を分けて書く。
・具体的に書く。
・不要なことは書かない。

就活生の人からするとピンとこないかもしれないけれど、新入社員が最初に研修で教わる報連相のメールや文書の書き方だと同じだと気が付いた。

もし今ガクチカの書き方で悩んでいる人がいれば、書店で報連相の書き方的なビジネス書を読んでみると参考になるだろう。

また、取り組んだ内容の記載については、少なくともこの4つを網羅しておくことが必要だ。
・状況
・目的、役割
・行動
・結果

そう、これはSTAR(Situation, Task, Action, Result)と呼ばれるもので、面接で話を聞く際に面接官が確認するポイントでもあるし、ビジネスでは何かと用いられるフレームワークだ。

ビジネスパーソンは、このフレームワークを用いて情報を整理することに慣れている(当たり前に行っている)。従って、このフレームワークから外れた形式のものになると、読みづらさを感じてしまったり、心地悪さを感じてしまうことがある。

今日、書類選考を行った30名について、上記の2つのポイントをしっかりとカバー出来ていたのは全体の2~3割くらい。それ以外の方は、何かしらのポイントが抜け落ちていたり、不十分だったりした。

だからといって、即不合格というわけではない。
しかし、逆を返すと、上記のポイントを抑えるだけで、合格見込みの高い2~3割に入れるということだ。


ポイントを知っているかどうかで、天と地ほどの差が生まれてしまう。


それから、
ガクチカは自分で考えて書きあげ、必ず誰か他の人に確認してもらおう。一度しっかりと作り上げれば、多くの企業に使い回しが出来る。友人や先輩でも構わないけれど、出来れば社会人がいい。
学校の就職課の職員さんでも良いけれど、出来れば一般企業で就業経験のある方がいい。さらに言うならば、書類選考や面接経験のある人だと理想的だろう。

自分の書いたガクチカが相手にどのように届くのか。それは意図した通りに伝わっているのか。そのガクチカから「自分像」はどのようにイメージされているのか。さらに面接ではどのようにアピールすれば効果的なのか。

そのあたりの整合性を持たせるために、客観的な視点を含めるというのは非常に効果的である。


と、いうわけで今日は書類選考とガクチカについて書いてみました。
もしガクチカやESなどの添削やレビューをしてほしいという方は、個別にご連絡ください。(転職用の職務経歴書の添削も対応します)
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