商品開発でもしてみるか。
ふとそんなことを思った。
しかし、残念なことに、私に商品開発 の経験はほとんどない。
唯一あるとすれば、新卒で入った会社にいた頃に、顧客企業のニーズに基づいて、オリジナルの採用プロセスを設計して売っていたくらいだろうか。
けれども、それだって言ってしまえば企画提案の範疇のことであって、商品をイチから作ったということにはならないだろう。
現在はフリーランスなので、
基本的には自分でやるか、主体的に誰かを巻き込んでなんとかするしかない。いずれにしても、トリガーを引くのは自分だ。
さて、商品開発とは言ったものの、どこから手を付けていこうか。
一般的に、商品開発をする際には、マーケティングから始めるだろう。
代表的な手法でいえば、
SWOT分析、4P分析、3C分析、PEST分析、ファイブフォース分析などがあることは、知識の面だけで言うと知っている。
これって、世のビジネスパーソンたちは実際どれくらいの精度で行っているのだろうか。時代が時代だけに、分析ばかりにいたずらに時間をかけてもあまり意味はないし、どちらかというと小さく市場にアクションを投げてみて、その反応をもとに、本格的な開発に乗り出すようなイメージが強い。
分析に時間をかけることが出来る業界があるとすれば、開発期間の長い商材を取り扱うような業種だろうか。イメージとしては、自動車業界なんかがこれにあたる。
逆に食品(加工食品、飲料、製菓)なんかは、年間で〇件の新商品を出すと決めて、スケジュールで動かしてそうな気がする。
このように考えると、あまり深く考えすぎずに、自分がやりたいコト × 世の中の必要性(っぽいコト) で、まずは動かしてみればいい気がする。
そもそも時間をかける精緻な分析なんて言うのは、大企業のように体力と労働力を豊富に抱えているところでこそできるような気もする。
さらに、そもそもフリーランスというのは、ニッチな商売なのだ。
例えば、日本全体なんていう巨大マーケットを相手にするのではなく、自分の手足の指の数ほどの人を相手にするビジネスだと考えると、市場がどうか?ということよりも、自分(の商品)をどこにどうやって売るかという方が重要なのだ。
#自分に都合よく解釈しすぎる傾向に注意
と、ここまで強引に
Plan Do Check Actionではなく、Do Check Action型の考え方で話を進めてきたのには、訳がある。
それは、すでに作りたい商品の方向性が頭にあるからである。
私の悪癖かもしれないのだけれど、
「こうしたい」という自分なりの目的が決まってしまうと、あとはそれに合わせて辻褄を整えてしまうところがある。
そうなったら、ある程度自分が納得するまで「こうしたい」をやらせてあげる他はない。
私が今考えている作りたい商品(サービス)は、自己分析をするためのワークシート的なものだ。
そんなものは世の中にすでに溢れていて、私も利用したことも何度もあるけれど、未だに「これさえやれば大丈夫」的なものを目にしたことはない。
まぁ、自己分析に関して、誰にでも有効な特効薬はないということの証明かもしれないけれど。
そういうわけで、私が考えるのは、決してお手軽なものではなく、ある程度手間や時間もかかる変わりに、ある程度、納得性のある"自分軸"みたいなものを見出せるようなコンテンツに出来ないか?と薄らぼんやりと考えている。
自己分析をどこから始めるか。
自己分析をある程度頑張ったけれど、まだまだスッキリしない人がどこにリソースをつぎ込むか。
自己分析で導き出された結果を、キャリア(職業や人生)にどのように活用するのか。
自分とは?という価値観的なところから、セルフメンテナンスの仕方なんかも踏まえて、ある程度網羅的にできるようにもしたい。
まだ完成図は全く見えていないけれど、これまで蓄積してきた経験や知識を総動員すれば、カタチには出来そうな気はしている。
そのアウトプットに対して、どの程度の市場価値が付くかはさておき、それこそ自分の思考整理の一環として取り組んでみるのも悪くない気がする。
というわけで、ノロノロと商品開発という名の思考実験を始めてみようと思います。
ある程度のカタチになってきたら、note上でもモニター的なものを募集させていただくかもしれませんが、その際はどうぞよろしくお願いいたします。
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