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中途 改め 経験者 らしいです。

朝晩すっかり寒くなってた・・・と思ったら、今日は「立冬」ということで、冬が始まるみたいです。
つい1か月ほど前までは半袖でも問題ないくらいの気候だったのに、1カ月で薄手のダウンの準備が必要な感じで、自律神経がキャッチアップするのに苦労しそうです。

さて、今日は微妙なニュースを一つ。

もう見出しが全てなのだけれど、経団連が中途採用のことを経験者採用と呼びましょうと謳っているそうな。そうすれば、労働移動が円滑化して、経済が活性化するそうな。


・・・ふぅ。


色々ツッコミどころがありすぎて、萎えてしまったので、ため息一つで片付けようとしてしまいました。

「実の無いところに名前だけつけようたって、そりゃ浸透しませんよ。」と、個人的には感じるのだけれど、経済が活性化することは歓迎なので、期待して様子を傍観してみますかね。


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前職の文化的なものとして、プロジェクト(特に注力するもの)に名前を付けるという慣習があった。

例えば Project Appleとか、Project Cleanとか。
まぁ、そのプロジェクトのテーマだったり、内容だったり、ゴールだったりをもとにして、命名する。そうすることで関係者の中での団結を産み出すきっかけにする的なねらいがあるらしい。(ノリ的にはチームTシャツ着るのと大差ないような感じ)

そんな慣習がある会社の中で、ある時、Project Fire Bird(火の鳥)と命名されたプロジェクトがあった。
生産性が大幅に低下した状況から、目標達成のためにあれやこれやの施策を講じて頑張ろうというそのプロジェクトに対して、火の鳥と言えばフェニックス(=不死鳥)ということで、起死回生を狙ってのネーミングだったようなのだけれど、どうにもならない現場を回している社員からすると、そういったリーダー陣の考えが肚落ちせずに「火の鳥どころか、こっちゃ火の車だけどね」というシニカルな笑いだけが響いていたそうな。


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分かりやすい言葉でキャッチコピーを考えることも大事だけれど、重要なのは目標達成のためのマイルストーンやタスクリスト、ロードブロッカーの排除など、実現するためのプロセス設計なんだよな、と。

というわけで、経団連の動きに期待を持って注目しています。



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