式年遷宮と中津川〜木曽のヒノキ〜郷土愛が深まる
式年遷宮とは、
伊勢神宮で二十年に一度、
社殿と神宝を新調して大御神に
お遷り願う神宮最大の神事のことです✨
約1300年の歴史があり、
戦国時代に1度120年ほど途切れたそうですが、
それこそ織田信長と豊臣秀吉が遷宮費用を献納して再開したそう。
もう出てくるワードが強すぎる。
ちなみに10年ほど前に行われた、
式年遷宮の費用は550億円。
あれだけの建物や壁?、常夜燈や宇治橋を再建するとなるとそりゃあそれくらいかかりますよね。
最大で160人ほどの大工さんや宮大工さんが働かれるそうなので、その人件費だけでもすごい金額になるもんなぁ。
社殿は同じ場所に立て替えるのではなくて、式年遷宮ができるように全く同じ広さの土地が隣にあります。
そこに新しい社殿を建てて神様に引っ越していただいてから、古い社殿を解体します。
なんとなーーーく知っていたのですが、
今回参拝するにあたって調べ直して、
ビックリしたことがありました!!
式年遷宮で使うヒノキ、
木曽のヒノキだったんですね!
木曽、つまり岐阜県中津川市と長野県の木曽郡のヒノキが使われているそう。
マジか!!!!
しらなんだ!!!!!
(それで、花粉症の症状がまたでたのか)
(と思ったのはここだけの話←)
それに気がついたのは、
娘の1歳半検診でもらったカスタネット。
これが変わった形をしていて、
式年遷宮のためにヒノキを切る、
「三ツ緒伐」(みつおぎり)の切り株の形をモチーフにしたものだったんです。
小さなパンフレットがついていて、
ふーーーんとしかおもっていなかったのですが、改めて読んでびっくり!!😳
マジかよ…って思いましたよねー
どんな切り方かと言うと、
伊勢神宮の御用 材等の大径木伐り出しの際に杣夫が用い る伝統的な伐採方法であり、樹木の根本 部分の周囲に3点を残した状態で芯材をく り抜き、安全確実に大径木を伐倒する方法 です。
ちなみに、切り「倒す」のではなく、
「寝ていただく」そう。
詳しい切り方は、調べてみてくださーい。
20年に一度、式年遷宮をやるわけは、
「常若(とこわか)」といって、常に若々しい
ということを表現しているそう。
そして、技術継承のためとの言われているそう。
建物はもちろん、社殿にお住いになられる神様の着物や太刀など
様々な宝物も新しくなるそうで、
古い宝物は倭姫宮の隣にある神宮微古館やせんぐう館で見られるそう。
早朝参拝を案内してくださった神宮会館の支配人さんいわく、めっっっつちゃめちゃきれいな状態で出てくるそうで、刀もサビひとつないそう。
ただ、社殿から出すとそうもいかないそうで、保存している建物では24時間365日空調設備だそう。
ちょうど休館日に行ったので、
今度はそこもまわろう。
その時の人間国宝の人たちが作ったものばかりだそうでそれ聞いただけでやばいですよね。
そんなわけで、
2000年の歴史がある神宮は、
感動ポイントだらけだということがわかりました。
ちなみに、木曽のヒノキが使われるようになったわけは、
伊勢の木を使いすぎて、
式年遷宮ができる材木がなくなってしまい、
当時尾張藩の領地だった木曽から材木を持ってくるようになったことが始まりだそう。
今は、もう一度伊勢の木を使えるよう植林をしている最中らしく、使い始められるのは早くても200年後くらいだそうなので、玄孫くらいの時なのかしら?←もうちょい先?
その姿は生まれ変わってない限り見られないけど、次の式年遷宮の時はピッカピカの社殿を見に行くことが今から楽しみです🌸(*ˊᵕˋ*)
あと2回くらいは式年遷宮見られるからね!
そんなわけで、式年遷宮をより詳しく知って、凄さがわかっただけじゃなくて、中津川愛も深まった伊勢神宮表参拝ツアーでした🌸
信号が1本のところに住んでいる
スローライフフルーティスト
加藤早紀