「東京生まれ東京育ちの若者が~」への共感から始まった青春時代への内省

こんばんは、香取さとりです。

ツイッターをぼんやり見てたら、「東京生まれ東京育ちの若者が田舎に転勤になって死ぬほど辛い話」という話が話題になっていたので読んでみました。要は「田舎暮らしは孤独で変化がなくてつまらん。都会暮らしに慣れてる人は、収入が多少低くても東京にいたほうがいい」という話だったのですが、私も全面的にそっち派です(田舎生まれ田舎育ちですが)。田舎生まれの自分の口からは言えない田舎の嫌なところをズバズバ指摘してくれたので、そういう意味でも東京の人は気楽でいいなと思いましたね。生まれ育った町のことを悪く言うのって惨めな気持ちになるからさ。

しかし、田舎にいたころはどこまで行っても田んぼと山と川しかなく、なかなか時間が経たなくて、つまんない、つまんないって私ほぼ毎週末泣いてましたよ(小学生くらいまではね)。そうやって駄々こねてると、母がドライブに連れてってくれるんだけど、結局田んぼと田んぼの間の道をひたすら走って、たまーに”チンさむ”的なスポットがあれば、スピード上げてジェットコースターごっこするくらい。親子でカラオケにはよく行ったけど、親の力を借りないとカラオケにも行けないとこなんか嫌でしょ普通に。当時、ほんとは歌も演技もできる天才子役になりたかったんだけど、そんなこと言ったところで何も起きないことはわかりきってたから言えないまま大人になってしまった。だから歌もダンスも演技もできるジャニーズJr.や歌舞伎界の御曹司たちに憧れるのかもしれない。

高校入ってからは最寄り駅から郡山に出る電車がなさ過ぎて、11時に約束したら8時台の電車に乗らなきゃいけない衝撃のスケジュール。何とか時間をつぶそうとして、朝はロッテリア夜はミスドでルーズリーフにずっとポエム書いてた。することがない、というのが自分にとっては一番苦痛なので「この詩に曲を付けて、爆発的にヒットさせてMステに出るぞ」って無理やり自分を奮い立たせて長い青春を乗り切ったものの。暇つぶしでいろんなものをやってはみるけど、どれも自分が本当にやりたいことではないっていうのはなかなかつらいよ。あの頃からの積み重ねを無駄にするものか、という意地だけでたどり着いた「ウクレレパンクロッカー(※パンクとは曲調ではなくマインドのことです)」は、自分が一番やりたいことではないというのは始める前からわかりきっていることなのだけど、注釈込みでほかの人には真似できない新ジャンルなのに、ぜんぜん人に見つけてもらえないまま2番手、3番手が出てくるのが嫌で執着心が捨てられない。いや、逆にポッと出の2番手、3番手が私の芸をがっつり超えてってくれたらすんなり諦められるのかもしれないが、そう簡単に超えられるようなことはしていないと思う(※パンクとは曲調ではなくマインドのこと)。大学卒業して、音楽やるので就職しませんと母に伝えた時「10年は辞めるな」と言われたこともデカいけど。

ライブハウスにノルマを払うため奴隷のように働くうち、創作意欲が減退して途方に暮れ、布団の中から宇宙にSOSを発した話はまた今度ね。

本当にやりたいことは何か?なりたいものは何か?って考えることをやめたらそれでおしまいだから、人生かけて悩み続けたいと思うよ。そんな歌を貼っておきますね(曲は2:30ごろから)。3年くらい前のライブでの遠藤ナオキさんとのコラボです。

歌詞はアメブロでまとめてます。

(げ、アメブロのアイコン出てくんのかよ。変えよう。。)

大好きなリンツのチョコレート「マンゴー&クリーム」で明日の元気をチャージします。