つまり総力戦なのだろう

いつも二言目には「個人開発」ばかり言って、色んなサービスを作っている自分ですが、今一番力を入れていて、かつ伸びている個人開発のサービスって、Twitterでもnoteでも、さらには自分のブログでも公開していません。

理由は、そのサービスを自分から宣伝するメリットがないからです。

私が時々思い出したら宣伝している2つのサービス

メモ英(メモや日記ついでに英語学習)

イラスト頑張るクラブ

は、自分から宣伝するメリットがありますし、また技術的なハードルがあるから、不特定の人に知られても問題ないと思います。

例えばメモ英では、Google翻訳を利用して即時に日本語を英語に、英語を日本語にしてメモ帳みたいに管理する技術が結構ハードルが高いと思います。

イラスト頑張るクラブでは、そのまんま画像投稿サービスですので、それなりの技術力が必要です。初心者なら作れないし、作れるような技術者なら、この構成を想像してみて、一人で作って運営するのは骨が折れると分かるからやらないはずです。大手も強力で、過去に運営されては閉鎖された他のサービスの歴史をリサーチすればますます手を出さないはずです。

そんな訳で2つのサービスは、まぁ真似する人は少ないだろうな。と考えているのと、興味ある人は是非使ってみて欲しいなと思っているので宣伝したりします。

それで話を戻すと、今伸びているサービスは、そう言った技術的な障壁があまりないのです。だから、誰が見ているか分からないところでこのサービスが伸びてるよって大々的に言うのは怖いってのがあります。

もちろん、プログラミングができない人には作れませんが、プログラミングが出来たり勉強して覚えた人だったら作れるようになる可能性が高い、そんなレベル感のサービスなんです。

また、サービスの性質上、ニーズが明確であるため、SNSの宣伝経由よりは、グーグル検索などの方が相性が良いので、はっきり言って自分のSNSで宣伝するメリットがないのです。

むしろ変にバズってしまって、ターゲットじゃない人がやってきたり、一時的にアクセスが増えて障害の対応をしなくてはいけないことになると自分の時間が失われてしまいます。

バズなし、宣伝なし、技術力なし

それで、この考えに辿り着くのって、実は結構大変でした。

個人開発を始めたばかりの自分だったら、とにかく難しい技術に挑戦してなんか凄そうなサービスを目指したり、完成したらとにかく宣伝できるところ全て使って宣伝して、無理にでもバズらせようとしたと思います。

この、「技術力あるサービスが凄い」「バズるサービスが凄い」と言う考え方は、個人開発を始めた当初の自分には一種の呪縛ですらありました。

もちろん凄いのは間違いないと思うのですが、別にそこだけが全ての個人サービスの正解ではない。と考えるようになったのです。

ジョジョの奇妙な冒険の作者である荒木飛呂彦が書いた本「荒木飛呂彦の漫画術」に書いてあったのですが、王道の漫画は「キャラクター」「ストーリー」「世界観」「テーマ」と言う四大構造とそれを包括する「絵」と「言葉」を総動員して完成させる総合芸術だと述べています。

実際に個人開発で伸びるサービスも、技術力と言うよりは、そのサービスに合った集客方法の選択だったり、サイトの構成だったり、見やすいレイアウトだったり、世界観だったり、テーマだったり、そんな感じで総力戦なのだろうなって思いました。

終わり。




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