見出し画像

政党としての要件定義

こんにちは、なんやかんやで七万円ほど詐欺に遭った渡邉坊です。
非常に情けないことです。
まあ、そんなことは些細なことです。

今回は、地域政党の限界点ということで、
地域政党が国政正当化するにあたっての障壁について述べてまいりたいと思います。

注目される日本維新の会の代表選挙

以前に書いた上の記事の通り、現在日本維新の会にて代表選挙が行われています。
記事に記載のように、維新の代表選挙は他党とは一風変わったもので、一部では注目をされています。
「一人一票」という革新的な制度に反比例する、特別党員による代表選挙の実施という極めて保守的な制度、この両翼が最たる特徴かと思います。

公正性を損なう事件の頻発
さて、そんな維新代表選挙ですが、
制度面以外で公正性を損なう事件が頻発しています。

不正投票疑惑や、透け透け返信用封筒による、無記名投票の形骸化など、
例は多くあります。
とは言え本日は、維新のこの体たらくを批判したいわけではありません。
胸躍る維新批判は他の方に任せます。

地域政党の党内民主主義への意識

そもそも地域政党は国政政党とは代表選挙に対する感覚が異なります。
国政選挙では当たり前のことが、地域政党では行われていないということは稀有ではありません。
それは、地域政党が劣っているわけではなくて、単にその性質や役割の違いもあると考えます。

しかし、維新の今回の事件の多くは、維新の成立過程が地域政党にあったことが起因しているものと考えます。
単に、維新内におけるモラル欠如であるとか、維新が非文明的であることによって、さまざまな公正性を損なうような事が起きているわけではないと考えます。

維新特有の現象ではない

現状、維新で起きている様々なアクシデントは、地域政党が国政政党化する過程の中での悲劇なのではないかと思います。
それは、維新だけで生じるというものではなく、あらゆる地域政党が国政政党化する場合において、例外なく生じる可能性があるのではないかと思います。

以前書かせていただいた上の記事、かつて国民民主党が都民ファーストと連携を開始した時点で書いたものですが、まさに言いたいのはこの記事の内容そのものです。
(この記事を紹介するために、今回の記事を書いたまであります)

要約すれば、地域政党と国政政党においては代表選挙の位置付けが異なること。その位置付けの違いをしっかりと把握して、枠組みとしての要件を定義すること。これに尽きます。
現状、維新で生じているのは、大阪ベースの地域政党が維新なのか、大阪にも基盤がある国政政党が維新なのか、という路線対立です。

その路線対立の中で、国政政党としての公正性を重視する考えの人と、国政政党としての公正性という意識が弱い人がいて、代表選挙におけるあらゆるアクシデントが生じているのではないかと思います。

今現在、国民民主党と都民ファーストが合流するという話もありませんし、維新以外の地域政党が国政政党化するという話もありませんけど、普遍的な話として、政党としての位置付けというものを、政党を作るときにしっかりと定義することが大事であると思います。

枠組みを作るときに、政党としての要件をしっかりと定義することによって、あらゆる悲劇を未然に回避できるのではないでしょうか?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?