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人生初の占いに行った話と、浮気について

先日占いの館に行った話。
ずっと前から占いに興味があって、いつかプロの占い師に運勢をみてもらいたい気持ちはあったものの機会がなかった。友人が占い行って楽しかったとの事だったので、人生初の占いへ。アメ村の三角公園の側の、雑居ビル入ってすぐの一室にある路面に近い割にめちゃくちゃ中に入りにくいお店だった。狭い店内には女の子のお客さんが2組。待合のベンチの側にはヒーターと、たくさんのお菓子が置いてあり「ご自由にどうぞ」などのお言葉が。しかし、とても食べにくい雰囲気!常連さんになると山積みの週刊誌を読みながらきのこの山をむしゃむしゃしてのんびり待機できる余裕ができるのだろうか。壁には所狭しと過去に占った著名人との写真や雑誌記事が貼ってある。壁掛け時計の時間は2時前を指して止まっていた。この空間ではそれさえ何かスピリチュアルな気がしてくる。

私の前の女性が旦那の離婚歴を言い当てられズバリという感じで驚いていた。それを聞きながらココアを淹れる。お菓子に手出せないとか言いつつしっかりアメニティを楽しむ私。
ココアを飲み干した頃自分の順番が回ってくる。生年月日を紙に書かされる。何を占うか聞かれて、別段悩みはないが、仕事と、恋愛と答えた(一応女の子なのでね?)
優しそうだけれどもどこか不思議な印象の女性は、ちょっと占うから待っててと言って冷蔵庫を指さした。そこに入ってるのなんでも飲んでね、とのこと。ペットボトルのお茶やジュースがたくさん。マウントレーニアとかある。え、いいんですか?この占い3千円なのに。とか思いつつペットボトルのふたを開けて差し出された週刊誌を読んだ。内容はひとつも覚えていない。奥様は何やら苦しそうな吐息混じりで一生懸命占星術の本をめくってはメモを取っている。なるほど全力。5分ほどすると、結果が出たようで奥様は口を開いた。貴方は木‥?大木‥?(忘れた)を司るから山の木の人と相性がいいのよ。ムニャゴニョ‥なんか忘れたけどそのようなことを言われた。今の仕事は50過ぎまでしていてそこから転機らしいので続けて良いとのこと。あとどーせ42歳までに誰かと離婚する相が出ているから、今のうちは好きにしたらいい、そして手相はびっくりするほど結婚線が悪いね!ワハハ!!とのことだった。ぴえん。

特段変わった驚きがあったわけではないのだけど、3千円であれだけ奥様が頑張ってくれるので、面白いしアリだなあと。人生でやってみたいことリストのビンゴを埋めていく出来事としてはクリアのハードルがそんなに高くないので占いに興味がある方にはお勧めしたいという感想でした。

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今日はもうひとつ。
最近芸能人の不倫騒動が多く取り沙汰されるけれど、そこんところどうですか。
私が矛盾して気持ち悪いなあと思うのは、世間が奥様が可哀想!と言って旦那様をバチボコにしたとて、奥様が許していてそのまま結婚生活を続けていく気なんだとしたら、旦那様の仕事がなくなり収入が減り慰謝料や損害賠償を払うことは結果として悪事に無関係な奥様にツケが回ってこない?ということ。
本当に奥様が可哀想だと思っているならそっとフェードアウトしてあげるべき。それはみんなも理解しているはずなのに、世間が許さない、と言う。私の大好きな太宰治の人間失格の言葉を借りれば、「世間というのはお前じゃないのか。」、世間の所為にして自分の違和感や不信感をぶつけるのは間違ってると思う。「世間」とは「あなた」であり、また、「自分の意見」でしょ。

ところで、改めて考えると結婚て凄く難しくないですか。1人の人を愛して、この人と添い遂げる!と思っても、途中で互いの性格や環境が変わったり、更に相性の良い相手と出会うかもしれないし、この人だ!って思った運命の人のジャッジが間違っている場合もあるのに、結婚してやっぱ辞めます、とか他の人にします、となるとものすごく責められる。そうなると結婚って人生の中で1番大きな契約だね。

「世間」は浮気を許さないから、ジャッジをミスれない。
そして、「世間」の女性は、毎日花をくれる人より、浮気しない人の方がいいのです。

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