TikTokで、フォロワー0の無名がフォロワー100万人の超人気インフルエンサーに勝つための方法とは?
「TikTokはコンテンツ力のみで勝負することができます」
大事なことなので2回言います。
**「TikTokはコンテンツ力のみで勝負することができます」 **
他のSNSに比べて誰が発信しているか、にあまり関係なくとにかくコンテンツさえよければ伸びます。
なんと平等なプラットフォームなのでしょう。
フォロワーが0であっても、全然知られていない人のコンテンツであってもとにかくユーザーに刺されば1投稿目からガンガン伸びます。
一投稿目からバズったコンテンツ例
たとえば、弊社で運営している、お出かけインスタメディア「Tripi(トリピ )」でTikTokアカウントをはじめたところ、フォロワー0の1投稿目から150万回再生、20万いいねでディズニーの音源「A whole new world」を使ったコンテンツで世界3位となりました(今も伸びててもうすぐ世界2位になるかも)。
(↑投稿後にプロアカウントに変更したため一部データが表示されてないです。。すみません。)
また、僕が趣味で投稿したコンテンツは1投稿目から100万回再生、1.5万いいねを獲得、さらに3投稿目では投稿してから3日で150万回再生、7.5万いいねを獲得し、TikTokのホットテーマ「#背中でお絵かき」でダントツ一番になりました。
(ちなみにこのコンテンツは執筆時点では3日前に投稿したものになりますので、まだまだ伸びていきます。10万いいね達成しそうな勢い。。)
そんなこと言われても、TikTokではどのくらいのいいね数がすごいの?と思われるかもしれないので、一応補足を入れますと、
100万人フォロワーの超人気ティクトッカーが「#背中でお絵かき」のコンテンツを投稿しているのですが、いいね数は4.3万でこちらが2位のコンテンツです。
このように、TikTokでは、ブランド力のない、フォロワー0の無名が投稿したコンテンツでも、いきなり、ブランド人(インフルエンサー)よりも評価の高いコンテンツになり得るのです。
TikTokでしかありえないこと
フォロワー0の状態で1投稿する"だけ"でバズるなんてことは他のSNS(TwitterやInstagram)では、まずありえないことです。
ではなぜTikTokではそんなことが起こるのか。これにはTikTokのアルゴリズムやUXが深く関わってきます。
もちろん、簡単に人気コンテンツをつくれるというわけではありません。TikTokのアルゴリズムやルールをしっかり理解して、その上でコンテンツをつくることが大切です。
サッカーだってバスケだって同じですよね。うまくプレイするにはルールをきちんと理解してないと難しい。
人気コンテンツをつくるためにはTikTokのアルゴリズムやルール理解することが大切なのです。
そこでここからはTikTokのアルゴリズムやルールを交えながら、なぜTikTokではコンテンツ力のみで勝負できるのか、という点をわかりやすく解説していきます。
TikTokのアルゴリズムってどうなってんの?
ここからがかなり重要な部分になります。
では改めて、
「TikTokはコンテンツ力のみで勝負することができる」
その理由は、TikTokは「どこの誰が作ったか分からないコンテンツ」が、「一定のユーザーに刺さるコンテンツなのかどうか」を判断するための"チャンスをくれる"、からです。
言い換えると、そのコンテンツが、一定のユーザーが見たいと思えるコンテンツなのかどうかをTikTokが試してくれるということです。
どういうことか、さらに深く具体的に説明していきます。
TikTokでは、ユーザーはフォローしている人の投稿をみることよりも、検索結果から投稿をみることよりも、圧倒的に“おすすめ”に出てくる投稿をみます。
そしてその"おすすめ"には、いいね0の投稿も一定の確率で出てきます。(どうやら最近、新規ユーザーのおすすめにはいいね0の投稿が出てきにくくなったが。)
ここが味噌なのです。
TikTokではいいね0のコンテンツも"おすすめ"に掲載される
実はTikTokでは、かなりつまらない動画をあげてもランダムで選ばれたユーザーの"おすすめ"に出てきて、20-60回再生はされます。
つまりどんな動画コンテンツも、いろんな嗜好をもったユーザーの"おすすめ"に出てきます。
どんなコンテンツにもTikTokはチャンスを与えるのです。
そこで、TikTokのAIがさまざまな嗜好のユーザー、それぞれにおいて滞在時間、シェア率、いいね率、コメント率等(他にもたくさんあるがこれらが基本だと考えています)を記録し、コンテンツを評価します。
TikTokのAIがコンテンツを評価していく仕組み
(以下は、僕が関わってつくったコンテンツが伸びていくときに、再生数やいいねの伸び方を手動で記録してきたデータや、実際に体感したことを元に解説したものです。TikTokが公式に発表したり、TikTokをリバースエンジニアリングして解析したものではない、ということをここに宣誓いたします。)
まず、投稿されたコンテンツは50-100人のおすすめに載り、滞在時間、シェア率、いいね率、コメント率が測定されることによって評価されます。(この人数はあくまで例です。わかりやすくするために具体的な数字を当てはめています。以下同様。)
ここではこれを第一次審査と呼ぶことにします。
そしてこの審査結果が良ければ次は100-1000人のおすすめに載り、また評価されます。(第二次審査)
この審査結果も良ければ次は1万人、5万人、10万人の"おすすめ"へと載っていきます。
この「審査」が繰り返され、第○次審査に落ちるまでひたすら再生数(おすすめ掲載数)が伸びていくという仕組み(アルゴリズム)になっています。
さらに、このいずれの審査でも"どんな嗜好をもったユーザーがそのコンテンツを好評価したのたか"も記録されていて、"そのコンテンツのことを好きであろうユーザー"のおすすめに出てくるようになっています。
これらの仕組みのおかげで、TikTokはコンテンツ力さえあれば戦えるプラットフォームになっているのです。
また、これらの仕組みのおかげで、TikTokはその人にとって良質なコンテンツで溢れていく、つまりTikTokは各ユーザーにとって自分専用のコンテンツの宝庫となっていくのです。