とある選書リストの公開

「あの本はこう読むんだよ。」という話をそのまま受け取ってしまうことが好きじゃない。という話をしていたら「読んだ人によって感想が異なる本のリストをください」と言われて、2019年初頭に作ったリストです。

あまり読書をしない大学生向けにということで、テーマや書き出しの刺激が強いが、なんだか掴み所のない本を選びました。

なんとなく100冊を目指して、300~350冊くらいを書き出して、足し引きしていたら90冊に納まったように記憶しています。

脈略もないリストですが、この中から「えいや」と一冊読んでもらえて、「あっ読書ってちょっとした暇つぶしになるな」って思ってもらえたら幸です。

私にとって本は、知らない誰かとお話しするようなもので、耳に残る言葉もあれば、全く残らんなという言葉も、なんとなく思考が全く別のところに飛んでいく瞬間もあり、いつもいつも読み終わると書き手の言いたかったことはそんなに私には伝わってない気もするけど、この会話は楽しかったよ。と思って本を閉じます。

国語の点数は低そうな読書ですが、そんな会話を楽しむのも一興かなと思って、本との会話がしやすい本等を選んでいます。

順番に意味はないですが、思いついた順だったかなと。

・ 私のインタヴュー 高峰秀子
・ 河童が覗いたニッポン 妹尾河童
・ 地下鉄道 コルソン・ホワイトヘッド
・ 日本文学史序説(上・下) 加藤周一
・ 読んだ本はどこへいったか 鶴見俊輔
・ 広告は、社会を揺さぶった : ボーヴォワールの娘たち 脇田直枝
・ 百年法 山田 宗樹
・ 転がる香港に苔は生えない 星野 博美
・ さもなくば喪服を ドミニク・ラピエール
・ アウシュビッツの図書係 アントニオ・G・イトゥルベ
・ キッチン・コンフィデンシャル アンソニー・ボーデイン
・ スティーヴン・キング小説作法 スティーブン・キング
・ 装幀談義 菊地信義
・ 睡魔 梁石日
・ 言葉はこうして生き残った 河野通和
・ 若い読者のための第三のチンパンジー : 人間という動物の進化と未来 ジャレド・ダイアモンド
・ 「無限」に魅入られた天才数学者たち アミール・D・アクゼル
・ 願わくは、鳩のごとくに 杉田 成道
・ 近代日本一五〇年――科学技術総力戦体制の破綻 山本 義隆
・ 最低。 紗倉まな
・ 哲学に何ができるか 五木寛之、広松渉
・ 君について行こう : 女房は宇宙をめざした 向井万起男
・ 「多様な意見」はなぜ正しいのか : 衆愚が集合知に変わるとき スコット・ペイジ
・ 傭兵の二千年史 菊池 良生
・ 考えることについて 串田孫一
・ モリー先生との火曜日 ミッチ・アルボム
・ きみは赤ちゃん 川上未映子
・ 菜の花の沖 司馬遼太郎
・ 野村證券第2事業法人部 横尾宣政
・ 映画道楽 鈴木敏夫
・ めくらやなぎと眠る女 村上春樹
・ 歌うクジラ 村上龍
・ 新世界より 貴志 祐介
・ 米長邦雄の運と謎 : 運命は性格の中にある 団鬼六
・ 銃・病原菌・鉄:一万三〇〇〇年にわたる人類史の謎 ジャレド・ ダイアモンド
・ 善悪の彼岸 ニーチェ
・ 女盗賊プーラン プーラン
・ フェルマーの最終定理 サイモン・シン
・ ご冗談でしょう、ファインマンさん  リチャード P. ファインマン
・ 吉里吉里人 井上 ひさし
・ 銀齢の果て 筒井 康隆
・ フェリカの真実 ソニーが技術開発に成功し、ビジネスで失敗した理由 立石泰則
・ 存在の耐えられない軽さ ミラン・クンデラ
・ ロウソクの科学 ファラデー
・ モモ ミヒャルエンデ
・ 歴史における科学 J.D.バナール
・ 人生論ノート 三木 清
・ 中世の文学 唐木 順三
・ 動きすぎてはいけない: ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学 千葉 雅也
・ 赤の女王 性とヒトの進化 マット・リドレー
・ 憲法の無意識 柄谷 行人
・ 中村屋のボース―インド独立運動と近代日本のアジア主義 中島 岳志
・ 貨幣空間 仲正 昌樹
・ 国家の神話 エルンスト・カッシーラー
・ 知はいかに再発明されたのか イアン・F・マクニーリー
・ The big house : アメリカを撮る 想田 和弘
・ チャヴ : 弱者を敵視する社会 オーウェン・ジョーンズ
・ 人間は料理をする・上: 火と水 マイケル・ポーラン
・ 狂人日記 色川武大
・ 町でいちばんの美女 チャールズ・ブコウスキー
・ ひとり居の日記 メイ・サートン
・ デジタルジャーナリズムは稼げるか ジェフ・ジャービス
・ タイムトラベル 「時間」の歴史を物語る ジェイムズ・グリック
・ 暗号解読 : ロゼッタストーンから量子暗号まで サイモン・シン
・ 万葉の旅 犬養孝
・ 春を恨んだりはしない : 震災をめぐって考えたこと 池澤夏樹
・ ある明治人の記録 改版 - 会津人柴五郎の遺書 石光真人
・ フレディ・マーキュリーと私 ジム・ハットン
・ 十皿の料理 斉須 政雄
・ 聴かずに死ねるか! 小さな呼び屋トムス・キャビンの全仕事 麻田 浩
・ 哲学者とオオカミ―愛・死・幸福についてのレッスン マーク ローランズ
・ 猫語の教科書 ポール・ギャリコ
・ 潮騒 三島由紀夫
・ 終わりと始まり ヴィスワヴァ
・ 夜と霧 : ドイツ強制収容所の体験記録 ヴィクトール・E・フランクル
・ マイパブリックとグランドレベル ─今日からはじめるまちづくり 田中元子
・ キッチンの歴史 : 料理道具が変えた人類の食文化 ビー・ウィルソン
・ サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福 サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福 ユヴァル・ノア・ハラリ
・ りんごかもしれない ヨシタケシンスケ
・ 64 横山秀夫
・ ワイルド・スワン ユン・チアン
・ 今夜すべてのバーで 中島らも
・ ファンタジア ブルーノ・ムナーリ
・ 袴田事件を裁いた男 無罪を確信しながら死刑判決文を書いた元判事の転落と再生の四十六年 尾形 誠規
・ 一〇〇年前の世界一周 ボリス・マルタン
・ アンドロイドは電気羊の夢を見るか? フィリップ・K・ディック
・ わたしを離さないで カズオイシグロ
・ 子どもへのまなざし 佐々木正美
・ 謎の独立国家ソマリランド : そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア 高野秀行

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