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読んだことを忘れたくない あるいは読み返したくなるはずのお話

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活字の海を波乗り中に見つけたお気に入りの記事を残しておく自分用の文集。本棚の片隅に並べて、その背表紙を眺めているだけで申しぶんのない時を過ごせるような小さな出会いの積み重ね。
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#私の仕事

私が本当にライターを選んだ日。

ある朝。ふと目を覚ました。まだ眠い。今何時だろうと思って、ベットのサイドテーブルに手を伸ばす。手に取ったスマホは「もう朝の9時だよ」と教えてくれた。 昨日は朝5時まで仕事をして寝たので、9時ではまだ眠い。数カ月前に会社員をしていた時は、もう家を出ていた時間だったが、その姿はもうない。 目も腕も思うように働いてくれない中で、なんとかスマホの通知を確認する。すると、SMSのメッセージが5件届いていた。普段あまり見かけないアイコンの通知に、何事だろうとメッセージを開くと、懐かし

消防車になりたい

3歳の男の子が言った。消防士と間違えているのだと思ったが手には車のおもちゃ。その子の夢は、紛れもなく「消防車になること」だった。 私の夢は、なんだったかな。 2020年春に都内の音楽大学を卒業。なんて言うのはこんなにも簡潔且つ淡々としている。18歳で上京し音大生になった。それまでの人生で最も大きな目標は「音大に入学すること」。入学してからは目前の人生をこなすのに必死だったが、常に心の片隅で「夢」を探していた。夢は叶えるものではなく、見つけるものよ。そんなセリフを何かの映画

私は死んでも生き続けたい

昨日、また1人今まで看てきた患者さんが 天国へいかれたので、 死ぬことについて考えてみた。 私の人生、看護師生活を含めて、 数えきれないくらいの死をみてきた。 その中には私の大好きだった、 じいちゃんの死もある。 じいちゃんはもうこの世にはいない。 でも私の心の中ではずっと生きている。 そんな風に、 私は死んでも誰かの心の中に生き続けたい。 図々しいかもしれないけど、 私が死んでも誰かの心の中に生き続けて、 誰かを支え続けれられたら、 これほど幸せなことはないと思う。

楽しいことがしたくて死を仕事にすることにした

写真は入社式の時のもの。 私は一番右。なんかきらっきらしてるなあ。 そんなわけで今日は「仕事何してるの?」「葬儀社」というと 返答ランキング1位の「え?なんで葬儀社?」について書こう。 お葬式が楽しいってお前頭いかれとるんか不謹慎この上かもしれないが、私はお葬式が楽しい場でもいいと思っている。 そして、そういうお葬式ももっと広がればいいと思っている。 それを肯定してくれたのがたまたま今の会社だった。 大学生の時、母方の祖父が亡くなった。 その時の葬儀がめちゃくちゃ楽しかっ

「すでに自分にあるもの・持っているものを活かす」気功講師とコーチング

こんにちは。 熊本在住コミュニティマネージャーYukiです。 「人と人をつなぐ」をテーマに、イベントユニットRedDotで活動しています。 熊本シティFM(FM791)さんの番組Windy内で、毎月第2金曜日朝7:20〜インタビューコーナーを担当させていただいています。 このコーナーでは私の身近にいる様々な活動をしている方をゲストにお招きし、お話を伺っていきます。 なかなか人と会うことが難しい状況の今、このコーナーを聴いていただいた方(また、ここで読んでいただいている