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プロ家庭教師が『学習方法としての家庭教師』について考える

プロ家庭教師Isshiyです。

前回、前々回と『プロ家庭教師が教える学習方法の選び方』と題して、巷にある様々な学習方法の種類と選び方についてお話しました。

そして、今回は数ある学習方法の中の一つである「家庭教師」についてお話していきます。


1.家庭教師を利用するときのメリット

家庭教師として活動する私が、お客様目線で家庭教師を利用するときのメリットを少し考えてみると、ざっとこんな感じです。

 ①お子様(または自分)の学力レベルは問わない
 ②お子様(または自分)の都合の良い曜日や時間帯で指導が受けられる
 ③お子様の学習の様子や家庭教師の指導状況が直接見ることができる
 ④親御様の送り迎えが必要がない
 ⑤指導担当の先生とコミュニケーションが直接取れる

この中で利用者側(お子様または自分)の目線で見たときのメリットは①と②、親御様側の目線で見たときにメリットは③と④、利用者・親御様両方の目線のメリットは⑤となります。

まずは利用者様の目線から考えていきましょう。
塾を利用する場合は、お子様の学力レベルがある程度高くないと本来持っている塾の効果が得られない可能性があります。また、塾(特に集団指導タイプ)は基本的に指導する曜日と時間帯が決まっていたり、1週間の指導回数が2~3回と多く、お子様(または自分)の都合と合わないとなかなか通うことができません。
それに対し、家庭教師は完全1:1の指導ですので、お子様(または自分)の学力レベルに関係なく利用者様に合わせた指導をしていきます。また、指導曜日や時間帯、指導回数についても基本的には利用者様の都合に合わた指導を行っていきます。

次に親御様の目線で考えていきます。
家庭教師は先生がご自宅に伺って指導を行いますので、利用者様が実際に勉強をしている様子を確認することができます。また同時に家庭教師の指導状況(お子様との接し方や教え方など)も直接確認できます。そして、家庭教師は直接ご自宅にお伺いしていますので、お子様の送迎も基本的にはいらないです。
*送迎について
公共交通機関が不便な場所にご自宅がある場合は、自家用車をお持ちでない先生のときはご家庭のご厚意で大きな駅まで送迎して頂いてるケースがあるみたいです。ただ、送迎はご家庭に負担をかけることですので、個人的にはそこまでしてもらうのは申し訳ないかなと思います。だから、もしそういうケースになりそうな場合は、最初から「自家用車を持っている先生」を条件を付けて家庭教師を探しましょう。その方が、ご家庭の負担は少なくなります。

最後に利用者様・親御様両方の目線で考えていきます。
家庭教師の指導では「担当している先生と直接コミュニケーションが取ることができること」が最大のメリットです。日々の指導状況はもちろん、体調不良や急用で指導を休まないといけないときの連絡や指導の振り替えの調整は、直接担当の先生とやり取りができますので、すぐ対応してもらえます。また、利用者側も家庭教師は完全1対1の指導となりますので、指導中の質問や要望(例えば「次週に数学の単元テストがあるからその範囲の復習をしてほしい」など)を伝えやすいです。

以上が、家庭教師を利用した場合のメリットとなります。
塾のような「1対多数」の指導だとなかなか個々人の要望に応えにくいケースもあります。それに対して、家庭教師は「完全1対1」の指導ですので、利用者側の都合や指導に対する要望については、ある程度融通がきいてもらった上で指導を受けることができるのが家庭教師を利用するときのメリットとなります。

2.家庭教師を利用するときのデメリット

では逆に、家庭教師を利用するときのデメリットは何かを考えてみると、こんな感じです。

 ①自分の周りで実際に家庭教師を利用している人の情報が少ない
 ②家庭教師の探し方がわからない
 ③どんな先生が来るのかがわからない
 ④費用がどれくらいかかるのかがわからない

家庭教師に関するデメリットのすべては、①の「自分の周りで実際に家庭教師を利用している人の情報が少ない」、これに全部集約されています。
情報が少ないから、「家庭教師の探し方」も「どんな先生が来るのか」も「費用面について」もわからないのです。

実際に私も以前担当していたお客様から「本当は個人の先生を探そうとしたけど探し方がわからず、今回は急いでいたから会社にお願いした」というお話を聞きました(ちなみに、この時期は私も駆け出しの頃だったので、会社に登録して生徒を紹介して頂いていました)。

やはり、家庭教師を利用と思ったとしても情報が少ないとなかなか踏み込んでいけないでしょう。そこで、これから家庭教師を利用しようとお考えての方に、こういったデメリットを少しでも解消すべく、次回は「家庭教師の探し方」についてお話していきます。

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