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少しの幸せ、消えゆく幸せ。

今日は久々に早起きをした。
学校に行かないでよくなってから私はいつもお昼まで寝ていた。歯を磨き、お気に入りのシャツに着替え、化粧をする。髪を整える。赤く染ったインナーカラー、私ってウルフヘアが最高に似合ってる。
バスに乗る、好きなバンドの曲を聴いていると、勝手に体が揺れ、足でリズムを刻んでいた。途中からカップルが私の座っている後ろに座った。他にも席は空いているのに、何故、私の後ろなのだろう。後ろに座られると見られているような感じがする。たわいのない会話をしていた。正直なところ、とても羨ましい。私も好きな人とたくさんの会話がしたい。昨日の野球がどうだったとか、好きなバンドのことについて。私の好きな人はバンドについて語り出すと止まらないの。子どもみたいでとても愛らしい。そんなことを考えていると目的地に着いた。まだ午前9時、今日の目当ては喫茶店へ行きクリームソーダを飲むこと。金毘羅へ行き写真を撮る事だ。ずっと暇を持て余していたので、こんな日がとても幸せだ。家にいるってすごい息苦しい。親の存在がとても鬱陶しいのだ。
「喫茶店ハニー」という店に入る。おばあちゃん達がたくさんいる中に高校生の私がひとり。クリームソーダとホットケーキを注文した。クリームソーダ私は大好きなの。グラスの中に広がる緑色のグラデーションの中にバニラアイスがちょこんと浮いている。さくらんぼなんか乗っていたらそれは、たまったものじゃない。ここのクリームソーダはさくらんぼは乗っていなかったが、綺麗な緑色に見とれてしまった。ホットケーキとても柔らかくて染み込んだバターがふわっと口の中で広がる。とても美味しかった。私は持ってきた詩集を読んだ。銀色夏生の詩集。とても心に響く。

ああ、なんて長い長いトンネルの中。
けれど、僕はしんじふ。
たぶん。信じる。信じる。信じる。
きっとすぐに、しあわせが、
僕用のが、きちんと、
りっぱに、かがやかしく
やってくると。

これは私の好きな詩の一部分だ。
私に向けて言ってくれるような気がしてたまらない。
30分ほど言葉というものの美しさを感じ、喫茶店を出た。たくさんの階段を1人で登った。とても景色が綺麗だった。おみくじを引いた。「吉」だった。恋愛の所には「今の人が最上迷うな」と書いてあり、何だかほっとした。おみくじなんて当たるかわからないけれども。露店にあった、可愛いハンドメイドのイヤリング、欲しかったけれどお金がなかったので我慢することにした。そこら辺をうろうろとしていると、子猫がいた。私に懐いてくれた、本当に小さくて可愛かった。道端に20分ほど座って戯れていた、周りの目なんてどうでもよかった。
お腹がすいてきたので「喫茶 駅前」という店に入る。カレーライスを注文した。大きめの牛肉がとても美味しかった。サラダはドレッシングが好みでなく残してしまった。また私は銀色夏生の詩集を読んでいた。客は私しかいなくて、とても静かだった。なにか飲みたくなって、クリームソーダを注文した。さくらんぼが乗っていて、私はとても幸せな気分になった。フォルムが美しい。さくらんぼの赤がアクセントになっていて綺麗だった。私は店を出た。普段は行かない路地裏に入ってみた。ソープランドが2軒もあることに少し驚いた。どちらも営業しているようで入口のカーテンから女たちの写真が見えた。決して可愛くはなかった。あの中に私が入ったら、絶対NO.1になれるだろう。少し甘ったるい匂いがした。
バスに乗って私は帰る。窓からの日差しが髪の毛を熱くした。首も焼けそうだった。とても暖かくて30分ほど寝ていた。家に帰る。幸せな気持ちが消えかけていく、私は本当に家が嫌いだ。ひとりが一番好き、少し寂しいけれど…。
猫になりたい、私は今日強く思った。
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とても文章がごちゃごちゃしてしまったけれど
私が書く文章、とても愛おしく感じるの。
読んでくれてありがとう。

https://twitter.com/hyp_02
↑写真などを載せているので良ければ

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最後まで読んでくれてありがとうね
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多感な十七歳の追憶。 ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
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