予兆

2021年3月11日、今日は福島にいます。

東日本大震災から10年、そして11年目。テレビやラジオもネットニュースも震災の話題で溢れているけれど、みんなどんな気持ちで今日を過ごしてるんだろう?わたしはどう表現したらいいのかなんだか不思議な感じがしてます。とにかくみんなと同じ時間に目を閉じてみようと思います。
そして、震災を経験していてもしていなくても、あの日を生きた誰の心にも寄り添えたらなと、「予兆」という曲の弾き語り映像を作りました。今回は初めてピアノの弾き語りを。なんとかやっと弾いてみています。

各地で大きな自然災害が起こるたびに感じる、今はどうすることもできない、あの行き場のない気持ち。ただひたすら無事を願い続ける、祈りのような歌です。よかったらぜひ観て聴いてみてください*


「予兆」

何も出来ない 嘆いたのは
まぶたの裏に あの惨劇が
押し寄せるように 逃れる町
何が出来ると 問いかけた

嵐が去るのを待って
争いが終わるのを願った

ただこんな夜には
あなたが無事でいてくれたなら
これ以上なにも望まない
これ以上 これ以上 これ以上 もう

こんな時ばかり 祈りを捧げる私たちは
命の予兆に 耳を傾けずやってきた
空は色を変え 海は呼吸する 大きな
命の予兆が 目の前に広がる 今もまだ

嵐はいつか去るのに
争いが終わらないのはなぜ

ただこんな夜には
あなたが無事でいてくれたなら
これ以上なにも望まない
これ以上 これ以上 これ以上
これ以上 これ以上 なにも
これ以上 もう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?