カタリベタロウの物語 #134おてつだい〜#146うるーちぇ


   #134 おてつだい

おかぁさんがカーテンを洗濯していたので僕も雲の切れ間から神々しく漏れ出した光のカーテンを洗濯しようと試みましたがしかし!手を伸ばせども伸ばせども一向にその光のカーテンに手が届くことはなく、結局僕は今日も何も家のお手伝いができませんでしたのでお駄賃はナシカナシイ。。。

「あしたはがんばるぞぉい!!!」


   #135 ぎねん、こうどう、たんじょう

「最近人多くない?地球もっともっとmoremore回転させて振り落としちゃおうぜ!」
「いや、お前も落ちるぞ」
「いや、俺は大丈夫よ。グラビティ専門学校行ってたから。中退したけど」
「まぁ俺もグラビティ工業高校卒業だからイケるっちゃーイケるけどね」
「うっし!じゃあいっちょ回しってみっかぁ!」

ギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュイーン…………。

「うーん何も変わんないなぁ~」
「うよっし!じゃあ反対にこの回転を止めてみよーう!ってことで止まってくださぁ~い」

ピタッ。

「うーん何も変わんないなぁ~」
「ふ~ん、、、この星が回ってるなんて嘘だったんだぁ。。。」

シーン……。

「なぁん~か今日静かじゃね?全然人いなくね?」
「確かに。まぁここらへん田舎だからしょうがないっちゃしょうがないけどにしてもねぇ~」
「ま、少子高齢化だしねぇ~」
「だねぇ~」
「いよっし、子作りでもすっかぁ!」
「うっし!じゃあいっちょヤッてみっかぁ!」


こうして誕生したのが両性類である。


   #136 ねむりかた

僕は、毎晩毎晩毎夜毎夜、眠り方を忘れる系男子である。

毎回のように”どうやって眠るんだっけどうやって眠るんだっけうわぁぁぁぁぁ~”となっているうちに朝を迎えます。

僕は思うのです。

きっとどこかに気絶師さんがいて、日夜全人類を気絶させに回っているのだと。

人員不足だと思います。

今世間では不眠症の人が増えています。

これは、人員不足の他にも、気絶師の質の低下も理由として挙げられることでしょう。

コンプライアンス遵守や働き方改革の波が気絶師業界にも例外なく押し寄せているものと思われます。

しかし、これらを単に時代のせいにするのはどこかお門違いでふわぁ~ぁ眠たくなってきたねまーす。


   #137 エクササイズからてパンチ

最近巷では、痩せると話題のエクササイズからてパンチが流行っています。

僕はガリガリなので全くやる必要もなかったのですが、ある朝起きると”やりなさい!”と神のお告げ口があったのでエクササイズからてパンチをパンパンしてみますと、なんでかそのたび頭の中でピヨピヨという音が鳴り響きました。

とても良い麻でした。


   #138 かえる

僕はあの日から、”こんなところにかえるぅ?!”な現象に悩まされています。

そう、かえるをないがしろにしたあの日から……。

玄関の覗き穴にかえる、三階の部屋の窓にかえる、郵便ポストの中にかえる、湯沸かしポットの中にかえる。
ペンを握ったと思ったらそれはかえるでギターを弾こうと思ったらピックがかえる。
パソコンのマウスがかえるでテレビのリモコンがかえる。
かえるかえるかえるかえるかえるからのかえる。

なっぜあの時僕はかえるをないがしろになんてしてしまったのだろうか……。

なっぜ僕はけろけろ優しくけろっけろ……。

けろけろけろけろけろっぷ^~^。

けろ、けろけろけろけろけろろんけろりん……けろ、けろろろろん。

けろけろっけろっけ~。


   #139 もやしっこ

ある日、ひょんなことから花のめしべとおしべになりすましたもやしがいました。

その”偽もやしべ”は、どんどんどんどん勢力を拡大させ、世界中にもやしっ子を増やしていきました。

その結果、暴力による無駄な争いは減り、世界はシャッキリシャキシャキシャキッシャキ~な感じの穏やかさを手に入れましたとさ。

めでたもやしめでたもやし。


   #140 ちゅーいほー

地球環境のことをオモイ、花の蜜だけでどうにか暮らしていこうとした男がいました。

そんな彼はある日、“カエルが吠える!”と通報した男と花の蜜ちゅ~ちゅ~している時に出逢いました。

チューチューしました。

ゲロゲロするかはあなた次第!!!

そんな、注意報が出てます。


   
   #141 ばくっ

“トンマトンマ”と馬鹿にされていたとうまくんがトンビになってぶっ飛びまくるというレム睡眠ドリームを勝手に喰ったバクを一丁前に首にしたたかが係長おっさんが今ハマってることはベーゴマ。

一緒にやる仲間が欲しかったのでベーゴマ教室を開いたらとうまくん登場!!!

二人は大親友に!!!

そしたら二人に翼が生えて、「ういよっしゃーぶっ飛びまくるぞー」と意気込んでいたのも束の間、そのバッサーがみるも無残にクサリ始めましたので「どーゆーことですかぁー!?」と神直通電話でゴッドにテレフォン!!!

そしたらなんか園回線がバグっていたのか園電話はなんとあの時の夢喰いバクへと。。。ツーツーレロレロ~しもしも~?

とそんな下らぬことをしている間に遂に人間は小惑星を攻撃し始めた。。。

そうしてそこにいた目に見えぬ小さな命と文明を破壊し尽くした。。。

“目には目を 歯には歯を”

いつか復讐されたって、文句を言える道理は無いよ。。。ばくっ。


   #142 えん

常に自分の¥値段¥が表示されるようになってから早五年、僕はまだ5円。

縁談話がありましても僕がまだ5円だからか良縁は望めず縁談はすぐさま破談ジエンド!!!

まさに”エンダぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~いやあぁ”といった感じであくびをしましたら顎がハズレそうになって血管も切れそうになったので「モーあくびなどするものかぁ!」と誓ったその次の日に「あモーキミくびネっ」と言われちゃって僕は神の存在を信じるようになりましたとさっ。

「オーマイごっえん~でお釣りちゃり~ん♪」


   #143 イッピキアリ

オイラは一匹蟻。

一匹狼ならぬ一匹蟻。

今日も一人で餌を探す。

この灼熱のコンクリートジャングルをひた歩く。

おっ、グッドスメルがしてきたなぁ~……はっ、きっとこれはギャルだ!

赤羽から歩いてきた甲斐があったゼェ~おっ、あの娘かわゆいなぁ~谷間に這い上がってやる!

いっけぇ~!ごぉーごぉー!

つるん。

ヒール滑る無理。

羽は、あった方が、良いよね。

翼をください神さまぁ!!!!!!!!!!!!


   #144 ねがいごと

神に願えばなんでも叶えてくれるらしいのでやってみた。

「神さまぁ!!!僕に羽をくださぁい!!!僕に羽をくださぁぁぁい!!!」

「はぉ~~~い」

こうして僕は羽付き餃子になった。

喰われても喰われても何度だって蘇る羽付き餃子無限ループ!!!に陥った。

地獄か!!!

「か、神様ぁ!!!ちょっとなんか違いますいやだいぶとかなり違いますぅ!!!」

「えぇ?どぅわってぇ~羽が欲しいゆうたから羽付き餃子にしてやったんやでぇ~しかも宇都宮の人気店の」

「そ、その配慮には感謝いたしますがちよおっっっと違ったんですよねぇ~~~でも、そうですね、僕の頼み方が悪かったですね。それでは、改めまして、僕に翼をくださぁい!!!」

すると次の瞬間!!!キャプテン翼全巻を持った本田翼が現れた。

「あ、なんか違うけどありがとうございまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁす神様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

だけど僕は羽付き餃子のままだったのでパクッと喰われましたが嬉しいかった。


   #145 ノーパンDEニュー’s

ポケットに手を突っ込んでいたら抜けなくなってしまいましたが違う意味では抜けるのでまぁ良しとしときましょうか。

と、妥協に妥協を重ねた人生を送っていた僕でしたが、ある日通りすがりのツッパリ小学生に「おいお前、生意気だなぁ」と言われたことをきっかけに、ついにズボンを脱いでみることにしましたらノーパンだったこと忘れててノーコンテニュー!!!


   #146 うるーちぇ

今日もぶりっ子ちゃん系女子がぷんぷんぷぅ~でかまってちゃん系男子がブンブンブーン。

共通点は、

”U・RU・CHE”

うるちぇ。

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