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#10 【1日10分で学ぶLP制作の基礎知識】ランディングページを制作会社に依頼する際に考慮すべきポイント

状況・予算・規模別… タイプ別!LP制作会社の選び方

「ランディングページ制作を依頼して、そのページを使って自社の商品やサービスの売上を伸ばしたい」

そう思い立った時、私たちは実際にどのように制作会社を選べばいいのでしょうか?

ネットで少し調べてみただけでも、ランディングページ制作を担当する会社やフリーランスは数え切れないくらい存在しています。

とはいっても、ビジネスに効果的なランディングページが欲しいと思った際、一体どのような流れで自分のビジネスに合った制作サービスを探せばいいのか、特に初めての方はよく分からないかもしれません。

また、LP制作というのは、皮肉なものではありますが、予算が無限にあれば無敵のページを作れるというわけではありません。たとえ予算が少なくても、制作時に相応の準備をすれば成果の出るページを作ることは十分に可能です。

そこで限られた予算を使って最大限の効果を上げるために、状況・予算・規模別に最も適したLP制作会社の選び方を紹介したいと思います。

パターン1:個人規模〜中小企業のビジネス、予算が5〜10万程度、LPは初制作。

もし完全に初めてランディングページを制作するのであれば、可能な限り失敗のリスクが低いのは、クラウドワークスやランサーズなどの外注募集サイトで制作を依頼することです。

たくさんのクリエイターに向けて、自社のLP制作を依頼することができます。特に昨今は非常にLP制作を担当できるデザイナーが増えました。

コンペ形式での募集も可能なので、より質の高いLPを入手できる可能性もあります。

ただ、制作費を一般的な相場よりも抑えることができる反面、実績豊富で質の高いフリーランスを探そうとすると、一定上の報酬を設定しなければ応募すらしてもらえないことも多いので注意が必要です。

また、自分自身にも、ある程度LP制作に関する知識がないと、そのフリーランスが本当に適格なのか判断が難しいです。

質の高いサービスを提供する制作者に巡り合えれば効果の高いLPは作れますが、逆にビジネスをあまり知らずにLPを作るクリエイターに遭遇してしまう可能性もあります。

ただ、質はともかく、予算を極力抑える方法としては、最適な選択肢であるといえるでしょう。

【外注サービスを利用するメリット】
・制作者が見つかれば、相場よりも確実に安く制作してくれる。
・クライアントとの間に引き継ぎ会社がいるのでお金のやり取りが安心。
・どんな案件でも、条件に妥協すれば制作者が見つからないことはない。

【外注サービスを利用するデメリット】
・制作経験が少なくビジネスの知識に乏しいクリエイターが多いので、外れると最悪。
・質の高いフリーランスに頼もうとすると、一定以上高い報酬にしないと募集が来ない。
・募集するだけでも費用が発生する場合があり、気に入った作品がなくても費用が発生する。

パターン2:個人規模〜中小企業。予算が10〜30万程度。LP制作経験あり。

ある程度ランディングページに対する知識があり、「制作だけをしてもらえれば運用は自分たちでやる」という個人の起業家や中小企業のWeb担当の方におすすめなのが、格安でデザインを行ってくれるLP制作会社です。

LPに関するマーケティングプランの構築や、コピーライティングの原稿、PPC広告の運用など、細かなことは全部自分たちでやるので、クリエイティブに関わることだけをやって欲しいという方は、こういった格安制作会社が適しています

しかし、こういった格安制作会社では、たしかに表面的には値段が安いけれども、修正作業やサーバー設置、スマホ対応など、細かい部分でオプション費用がかかることが多く、結果的に予想以上の金額が発生してしまうこともあるので注意が必要です。

また、格安会社の多くは、担当者とデザイナーが明確に分かれているため、こちらの意図が全く通じないままデザインを制作をされてしまう危険もあります。

さらに、個人規模で行っているユニークなビジネスに対応していないことも多く、柔軟性をもって対応できない面もあるので気をつけましょう。

ただ、基本的に、発注者側にきちんとWebディレクションのスキルがあれば、格安会社を積極的に利用するのも有効な手です。

発注者がLP制作に無知であることをいいことに、形だけを取り繕ったやっつけ仕事をする会社も中には存在しますので、十分注意しましょう。

【格安制作サービスを利用するメリット】
・こちらできちんと原稿と方向性を用意できれば、制作費が比較的安く済む。 
・デザインのクオリティを一定以上保つことができる。
・その制作会社が得意なジャンルや業界業種ごとに選べる。

【格安制作サービスを利用するデメリット】
・マーケター、デザイナー、コーダーが分業体勢なので、こちらの意図が明確に伝わらない可能性がある。
・単純なデザインをするだけだから格安なのであって、実際にオプションがついて高くなる場合も。
・個人レベルで実践している様々なジャンルのビジネスに適応できない。


パターン3:中小企業〜大企業ビジネス、予算は毎月50〜100万以上投資可能。

もし制作費により多くのお金をかけることができるなら、LP制作から運用まで全部一括で行ってくれる制作会社に依頼することも検討しましょう。

比較的規模の大きな制作会社に依頼すると、マーケティング戦略から自社の強みを引き出すためのヒアリング、デザインチームを総動員したクリエイティブ作成、制作したLPの広告運用と改善など、LP制作に関する全てのサービスがパッケージとして提供されます。

ただ、それだけであれば問題はないのですが、非常に大きな壁となるのは、その価格と制作対象です。

とある制作会社は予算が100万以上からでないと受け付けないというように、個人レベルでビジネスをやっている方には大変厳しいものがあります。

しかも広告運用として月々の固定費も必要となってきます。

さらに敷居が高いのは、基本的に中小企業以上の案件しか受け付けていないことです。この規模の制作会社の中で、マイクロビジネスを実践しているよな個人の起業家を相手にしているところを、私は見たことがありません。

すべてを手放しでやってくれるのはとても魅力ですが、その分一定以上の敷居があり、費用も高くついてしまうというのが、この選択肢の足枷でもあります。

【運営一括サービスを利用するメリット】
・担当会社が制作や運用に必要な行程をすべて行ってくれるので、やることが少なくて済む。
・実績が豊富なので、LP制作に関する非常に多くのアドバイスを受けることができる。
・独自に開発したツールを用いて、データとして客観的に自社LPを分析できる。

【運営一括サービスを利用するデメリット】
・マーケティングからデザイン、運用まで一貫するため、「デザインだけ」という注文が不可。
・会社によっては予算が100万円以上必要。さらに毎月の固定費が月50万円以上。
・中小企業以上の会社が制作対象なので、個人規模の小さなビジネスは申し込み不可。

基本的な広告運用の知識とデザインスキルがあれば、費用は格段に安くなる

ランディングページ制作において、すべてをプロに任せようとすると、最終的に驚くような制作費になるケースが多いです。

ただ、発注者側に一定以上のマーケティングに関する知識や、自分の手でPhotoshopやIllustratorを簡単な修正程度なら扱えるスキルがあるだけで、費用は格段に安く納めることができます

制作会社にランディングページの土台を作ってもらい、後は自分で改良を重ねていくことが可能になるからです。

このnoteを連載している理由も、ランディングページ制作を依頼する側が、デザイナーに的確なディレクションを行うことができ、さらに完成したページを少しずつ改善できるスキルを学んでもらうためにやっています。

ぜひ、制作会社を選択する際の参考にしてみてください。

本日のまとめ

というわけで、いつものように本日の話を1枚のカードにまとめました。

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