祭りのあと【逆噴射ライナーノーツ後編】
主菜にも副菜にもありつけなかった、俺が電楽サロンだ。
終わるか心配だったライナーノーツもこれで最後!巻末には全体を通しての感想があるよ!
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15,Manslaughter...
記憶喪失だけどメッチャすごい技術が身体に染み付いてる主人公が大好きだ。読み直すと場面展開がもっさりしてるのでテンポは大事だと反省した。
秒殺するのは多分『イコライザー』を見たせいだと思う。
16,ピクルス!〜僕の相棒〜
生首と少年のコンビの話。平山夢明が作る邪悪な世界観が好きで書いた。やばいやつを書くのはとても楽しい。
Q.なぜ江戸っ子口調なんですか?
A.少年がどんどん人をぶち転がすので、せめてピクルスが明るくないと話が重くなるからです。
17,[打ち切り漫画シリーズ]饅獣VSパティシエ!【血風麻草編】
饅頭が人を襲う話だ。バカ係数はオムスビのやつと大体同じくらいだ。
こういう胡乱ネタは小説大賞初期ならいざ知らず、後半に持ってくると他の胡乱パワーに負けて埋もれやすい。
18,守るべきは天使でも悪魔でも人でもない
悪魔殺しだって子育てをする。
タイトルがかなり気に入っている。〈〉を使って2つの場面を同時に見せられる書き方が出来たのでとても気に入っている。
19,TOKYO HELL ON EARTH
刑事物とやばい神話のやつが組み合わさった話。
後編でどの話を人に勧めるかと言ったらコレを推す。まじでおもしろい。あなたは幸運な人です。早く読みましょう。
20,ひゅどら
人格がいっぱいあるやつの話。せっかくこれまで自分が作ったキャラがいるんだから出したいと思ってこの形となった。
人格が沢山ある様が頭を沢山もつヒュドラと重なったのでこのタイトルと相成った。
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作品の振り返りはここまで。後は俺が逆噴射小説大賞で学んだことを書くだけだから、別に付き合わなくてもいい。
俺が小説大賞で学んだことは3つある。
1.これまでインプットしてきたこと以外は書けない。
これは他の人も言及していることだが、本当にこれに尽きる。
自分が摂取してきたエンタメによって書ける幅は決まると思うし、裏を返せば幅広く書けて自分に刺さるパルプを書く人は自分が好きなエンタメをより摂取してる可能性があるので彼らのオススメは信頼できる。
2.タイトルと書き終わりはとても大事
これは人の作品を読んで思ったこと。良いパルプは面構えが違う。良いパルプは終わり方が美麗だ。
逆噴射小説大賞は作品数も膨大なためタイトルで惹かれることは非常に大きなウェイトを占める。俺は後半で漸くこの事実に気づき始めて、守るべきや、TOKYO HELL ON EARTHでは意識した。
3.褒めるのは良い文明
俺が三日坊主でゆうめいだ(家計簿もピアノの練習も全て続かない)が、小説大賞に参加して毎日投稿し続けた。それは一重に自分の小説を褒めてくれる人がいてスキをつけてくれる人がいたからだ。だから、反応をくれた皆様ありがとうございます。
自分ももっと好きなものに正直になりたいと思うきっかけになりました。
これで以上だ。俺はもっとエンタメを摂取し、アウトプットもして来たる第2回パルプ天下一武道会に備える。待ってろよ…俺はスーパーパルプスリンガーになるんや……。
おしまい
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