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【ライナーノーツ】逆噴射小説大賞2020第2次まで進んだ話

こんにちは。電楽サロンです。
逆噴射小説大賞の2次通過作品が発表されましたね。去年に続いて800字以内での鎬の削り合いでした。
作品数も去年より100作品ほど増えて激戦となっていましたが、『焙煎街、本日狂風なり』と『ダンス・ダンス・デモリッション』の2作品が通過しました。僥倖。
作品通過のお知らせが終わったので、ここからはライナーノーツです。


正直去年と比べると自信がなかったです。
短い字数内で展開させて読者の頭を殴る感覚(ドライブ感)とはなんぞや?と、ガストでうんうん唸っていたら、募集期間の半分を過ぎていました。
考えすぎて、出来上がったのが一つ目。

場面転換を加えて、保安官が死に、トンチキな場所に飛ばされてしまうところまで書きました。これはなんというか今読むと、予告編っぽいですね。一つの映画のいくつかのカット部分を見てる感じ。後から見ると分かることも、書いてる時は「いいんだよ!これで行けー!発射ー」って気持ちですから始末に負えない。

そのあと出したのがこちら。もうね、一番好き。異能落語家が殺し合うのを早く見たくて、長編バージョンまで書いちゃいました。選ばれなかったとはいえ、大好きな話なので続きを書いてます。全体の2割半くらいです。

図書館は楽しい。絶版の本はあるし、知らない本もわんさかある。
その中で見つけたのがdancyuの「ザ・コーヒー・ブック」。ドリップの仕方や豆の産地、焙煎具合など丁寧に書いてあって面白い。
そしてパルプは完成しました。
dancyu曰く、焙煎は喫茶店独自のもので門外不出なんだとか。
なら奪い合ってもらうしかあるまい。
話は、ひと揉み合いあった場面からにして、なるべく読んでて飽きないようにしました。その工夫もあってか生き残ってくれましたね。

またガストでウンウン期を過ぎてできたのがこれ。
自分が好きなもので勝負したいと考えた時に、思いついたのがfuturefunkでした。この音楽ジャンルが好きなら書くしかあるまい。
ただ、どうエンタメっぽくするかはとても悩みました。悩んだ末に、ホラーを選んだわけだけど…う〜ん。800字でやるならもっと不気味にしたかったですね。今らしさは出せると思うからもうちょっと練って来年挑戦したいです。

次がコレ。私はダンスも大好きなので大会直前にこんなのも書いていました。
ダンス・ダンス・デモリッションは話をぐいぐい進めて、簡潔に主人公らの目標も示せたのでわりと成功の部類かもしれません。爆音で曲が流れる中、地獄で異形と殺し合うのはどう考えても『Tormentor x Punisher』の影響。あのゲームはめちゃ面白いのでみんなもやってみてね。


ざっと振り返りをしました。
来年に向けては、今の連載を完成させるのを目下の目標にしたいです。映画や漫画も食べてインプットをもっと増やしていきたいのもありますね。それから、文章の精度を高めて人の頭を流れる文章を書けるようになりたい。う〜ん、まだまだやることいっぱいの山積みだ。

【おわり】

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