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真剣を買う前と後での模造刀の役割(楽しみ方)の変化

小学生か中学生なり立ての頃に初めて模造刀を手に入れました。
それから20年経ち、真剣を手に入れた今でもその頃の模造刀は未だに我が家にあります。
この模造刀の役割(楽しみ方)も真剣を買う前と後で変わっていったので今回はその話について書こうと思います。

①真剣を買う前の模造刀の楽しみ方

模造刀を買った時のワクワク感は未だにわりと鮮明に覚えています。
小学生か中学生の時に中野で父と買い物をしている時に、ふと武器ショップみたいな所(勿論全部本物ではありません)があり寄ってみたのがきっかけでした。
そこには日本刀以外にも中世の剣などの模造刀も置いてあった記憶があります。そこで見た模造刀がどうしても欲しく、父に頼み込んで買ってもらいました。値段は確か3~5万円位だったと思います。かなり高額だったので帰り道抱えながら緊張していました。
それがこちらです。

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その晩は何度も侍の真似をして腰に差して鞘から出し入れしたり(と言ってもやり方分からず自己流でしたが)、刃の部分や柄の部分、金具を隅々まで眺めたり。重さも本物はこんなに重いのか?!なんて思いながらその重量感を楽しんだり。そうこうしているうちに段々本物のように見えてきてかなり大切にしていました。

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今見たら本物とは似ても似つかないのですが、当時は本当に本物のように見えていましたし、模造刀といえど刺すのは容易に出来そうなくらいに切先が尖っていたので、結構緊張した記憶があります。

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今見ても柄が外せて茎は見れますし、造りはしっかりしていました。
模造刀ですが、居合に使えるしっかりした物でした。

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②真剣を買った後での模造刀の楽しみ方

それから時は経ち…。
今では真剣があるのでお役目御免になるかと思いきや、意外にそんな事なく、模造刀なりの役割があり定期的に使っています。
ただ真剣を手に入れてしまうとやはり鑑賞面での楽しみではお役目御免となってしまいます。
今は小さい子などに触らせたり、鑑賞時に真剣をいきなり持つのが怖いという人に練習用として使ってもらったり。
他にもブログやSNSなどでこんな刀の扱いはNG(例えば刀身を指で直に触る等)のような、本物の刀を使って出来ないような写真を撮ったりするのに使用しています。


③終わりに

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模造刀には本当に長い間お世話になってます。
やはり本物を買うまでの繋ぎとしてはかなり楽しめましたし、まだ小中学生で本物を買えない(金銭面や親の反対で)という人達は一時の満足感を充分に満たしてくれると思います。模造刀であれば必ず拵えも付いてきますしね。
模造刀もいいぞ!

因みにこれとは別に、1万円位で買った模造刀もあるのですが、そちらは明らかに刀身の作りがチープで重量バランスもおかしく、数回鞘から出し入れしたのみで今では実家に眠ったままになっています。
安物買いの銭失いになったのでした…。

最後になりますが、以前以下のような記事も書いたので興味ある方はご覧ください。

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それでは皆様良き御刀ライフを~!

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