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ズアカチメドリの撮影~台湾探鳥日記

2021年4月4日、台北市南郊の新店というところへ撮影に出ました。幹線道路からかなり山道を進んだ場所なのですが、平廣瑞興宮という小さな廟の近くに「ヒゴロモ」が姿を見せているよと「鳥友」(バーダーさん)から情報を得て、行ってきました。

私はこのヒゴロモという鳥が大好きで、台湾の鳥の中でも指折りの思いを抱いています(中国語では朱鸝と表記します)。真紅と黒のコンビネーションがなんとも言えない鮮やかさを誇っています。とりあえず、ヒゴロモについては別の機会に譲ります。

今回ご紹介したいのはズアカチメドリ。中国語では「山紅頭」と表記します。頭部にオレンジ色の毛をかぶった可愛らしい鳥さんです。漢字で表記すると、「頭赤知目鳥」になります。体長はわずか12センチと小さく、しかも草むらの中を動き回るという手ごわい存在です。我ながらよく見つけられたと思います(笑)

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このズアカチメドリは中国やインド、ネパールなどにも棲息していますが、台湾にいるものは留鳥で、特有亜種となっています。それにしても、じっとしていることがほとんどなく、身体も小さいので、撮影は至難の業でした。相当な根気と集中力、そして、運が必要だと思いました(鳥の撮影はいつもそうなのですが)。

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こんな感じに草むらの中にいるので、探すのは困難。ただ、とても愛嬌のある顔立ちをしていて、性格も良さそうです(わかりませんが)。日本では見られない鳥なので、馴染みは薄いかもしれませんが、ぜひ鳥好きの皆さんにも出会ってほしいと思います。

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https://katakura.jimdosite.com/ 台湾特捜百貨店(新版)

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