見出し画像

カヤノボリ(萱昇)~台湾探鳥日記

先日の阿里山取材で、カヤノボリに会ってきました。中国語では「白環鸚嘴鵯」、英語では「Collared Finchbill」と言います。スズメ目ヒヨドリ科に属します。この鳥はベトナム北部から中国南部、そして台湾に分布していますが、台湾に暮らす仲間は固有亜種となっています。棲息地域は広く、低海抜地域から標高2000メートルくらいのところまで棲んでいます。台湾では北から南まで見られる鳥ですが、出会いの機会はそれほど多くはありません。

画像1

今回訪れた阿里山郷のタッパン(中国語では達邦)村は、ツォウ族の人々が暮らす集落。ここからニヤウチナ(里佳)村に向かう道路で出会いました。

頭は灰黒色と言われていますが、光り具合で青く見えます。こういった色合いを狙い、待つこと30分。ちょうどいい場所に来てくれました。喉と胸の境目の辺りに白い帯が入っているほか、嘴が黄色がかった白をしていてアクセントになっています。

背中は暗緑色で先端が黒くなっています。暗い場所ではなかなか見つけにくいですね。一方、お腹は黄緑色できれいな色合いです。

画像2

じっくり狙いたかったのですが、すぐにタイムアップ。数枚しか撮れませんでした。再訪を心に近い、宿に戻りました。

カヤノボリ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?