自動運転バス
2020年 10/6から7日、12~14日の5日間にわたって、よこはま動物園ズーラシアと里山ガーデンを結ぶおよそ900mの区間を、自動運転バスが営業運転したらしいですね。今更ですが…
僕もバス会社に勤務しているので、他人事ではないので、とりあえずアウトプットしたいと思った次第です。
自動運転バスの現状や、今後についてまとめたいと思います。
2020年10月5日横浜で自動運転バス 営業運行開始
走行距離は900mで時速20㎞以下、大型二種免許を保持した乗務員も同乗して補助するような形なので、自動運転といっても、まだ人の手が必要で、やっていることは大したことなさそうだが、着実に技術が進歩しています。
今の状態はまだ運転手のサポートが必要で、この状態は自動運転のレベル3になるそうです。
自動運転の技術レベル
●自動化の技術レベルを示す指標は以下の通りで、元々はアメリカの自動車技術者協会(SAE)が定義したもので、「0,1,2,3,4,5」の6段階に分かれているようです。
・レベル0
ドライバーがすべての運転操作を実行(運転の主体はドライバー)
・レベル1
システムがアクセル・ブレーキ操作またはハンドル操作のいずれかを部分的に行う(運転の主体はドライバー)
・レベル2
システムがアクセル・ブレーキ操作またはハンドル操作の両方を部分的に実行(運転の主体はドライバー)
・レベル3
システムが決められた条件下で全ての運転操作を実行。ただし、自動運転の継続が難しい場合は、システムからの要請でドライバーがいつでも運転に戻る必要がある(運転の主体はシステム、作動継続が困難な場合はドライバー)
・レベル4
システムが決められた条件下で、全ての運転操作を実行(運転の主体はシステム)
・レベル5
システムが全ての運転操作を実行(運転の主体はシステム)
自動運転バスの今後
観光バスのような複雑なコースは別として、路線バスのような、ルートが決まっているような運行は、いち早く自動化されそうですね。
栃木でも路線バスは2025年に自動運転の導入を目標にしているようです。
それに伴って、今の運転手は仕事を失っていくのでしょう。
これだけ技術が早く、国のほかにも、GAFAのような大企業ですらも参入して、推し進めているのが、自動運転の技術です。
人が全く手をかけずに車が走っている世の中は、僕らが死んだ後の遠い未来の話ではなく、数年後?遅くても20~30年後には実現されそうです。
そうなったら、今の運転免許とかも不要になるだろうし、たくさんの人が職を失いますね。
バス業界、運送業界に携わってきたものとしては、便利になる一方で、複雑な気持ちにもなります。