シン・エヴァンゲリオン見てきたよ。

普段もあんまり物語の核心に触れないように書いていて、今日のもなるべく配慮して書いていますが、見てない&話の展開をちょっとでも知りたくない人は回れ右だ!

タグもつけないで投稿しようと思っているけれど、それでもタイトル検索でこの記事は引っかかるんだろうな。そこまでアクティブに情報を拾いにいく人が見る前に内容を知って怒ることもない・・・と思うけれど、もし間違って来てしまって気にする人は回れ右だ!(2回目)

もう少しスペース埋めをしておくと、トイレ休憩はない。3時間近い長丁場なので、しっかり体調を整えてトイレ我慢大会になってしまわないようにお気をつけて。

良いですか?良いですね?こんなに警告までした上に、スペースもガッツリ開けたので見ても怒らないでくださいね???

ものすごくシンプルな感想から書きます、めちゃくちゃ面白かった。最高。
流石に破→Qほどの大きな変化はないだろうと思ってはいたものの、警戒は拭いきれなかった。が、全然杞憂だった。

そして一つめちゃくちゃに後悔していることがあって、それは「みんなQがわからないってやたらというけど、大道具が変わっているだけでTVでカヲルくん出て来たところ〜旧劇場版でアスカが復活するところまでのリメイクと捉えると実はあんまり変わってないんですよ」という話を、上映される前に書いておくべきだった。

そしてシンを見ながら、この捉え方が間違っていなかった展開だったので、本当に先に書いておくべきだった。後出しジャンケンになってしまった。

そしてシンは「序、破は面白かったけれどQはなー」という人こそ見に行って欲しい。なぜなら、Qはあくまで「完結編前の一作」でしかないからだ。Qは「わからない」事が結構重要で、これはTVとか旧劇を見た時の感覚に近く、それこそ当時を追体験出来るような作品だった。僕も「あはははーわっけわかんねーでも楽しいー!!!」と思いながらQを見たクチだ(僕はQも大好きです)

その状態で見にいく「シン・エヴァンゲリオン」はあの当時の感覚を持って見ることが出来、TVシリーズ、旧劇場版、新劇場版の完結編としてものすごく完成されている。まさか、ここまでスッキリと清々しい最高の終わらせ方をするとは流石に思わなかった。まさに「さらば、全てのエヴァンゲリオン」だった。

TV版放送当時、シンジくんと同い年の中学生だった僕も40に近くなり、価値観も物事の考え方も、フィクションとの付き合い方も26年分の堆積が出来た。エヴァという作品は何が言いたかったんだろう、あの登場人物達は何を思い、何を為したかったんだろう。そんな僕が、僕らが、26年追いかけ続けた「エヴァの残滓」や「エヴァはわからないのが良いんだよ」といったちょっと捻くれた感情にもバチっとケリをつけてくれた。シリーズの完結編であると同時に「あぁ、大人になったんだよな、俺らも」と一つの心の区切りをつけてくれる作品だった。

もちろん「あぁ、本当にコレで終わりなんだな・・・」と一抹の寂しさもある。26年の付き合いだ、そりゃ寂しさもある。そんなちょっとの寂しさと大きな満足感のある最高の作品なので迷っている人は是非見に行って欲しい。

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