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【本やセミナーなどの“学び”の罠と 笠松の仕事の流儀】 ~もしあなたが自動車教習所の教官だったら?~


『万人に効く薬がないのと同様、
万人に効くアドバイスはない!』

というのが今日のテーマだ。








少し想像してほしい。




あなたは、自動車教習所の教官だ。




そして実技実習のため、

免許取得を目指す人の助手席に座る。






もし運転者が、

事故が怖いからと言って

10キロくらいで

トロトロ道路を走っていたらどうするだろう?





きっと、


「もう少し勇気を出してアクセルを踏んでみましょう!
いざという時は私がブレーキをかけますから」


と優しくアドバイスするだろう。





一方、他の運転手が、

法定速度を明らかにオーバーしたらどうだろう?


「危ない危ない!もう少しスピードを抑えて!」

と強めに言うだろう。





もし車線の中央より明らかに右に寄っていたら

「もう少し左」

というだろうし、





左に寄っていたら


「もう少し右」


というだろう。








もし、初めての運転で緊張でガチガチだったら


「もう少しリラックスして♪」


と安心感を与えるだろうし、






少し運転に慣れてきて、

緊張感のなくなった人がいれば、


「事故は油断してきたころに起こるから注意して」


と促すだろう。










これをもし、
実習の前に免許取得を目指す人全員に同じアドバイス、


「スピードは出しすぎると死亡リスクが高いから安全運転で!」


「だけどスピードが遅すぎるのも周りに迷惑だからそこそこはスピード出して!」


「走行中は真ん中を走って!」


「運転中は常に緊張感を持って!」


「だけど力の入りすぎも良くないから程々に!」


みたいなアドバイスをするだけだったらどうだろう?





そうなると、間違いなくうまくいかない。





元々慎重な人でスピードを出せない人ほど、
「安全運転で!」
というアドバイスを受け取り
より遅い運転をするし、





元々スピード狂の人は、
「遅すぎると迷惑だから」
というアドバイスを受け取り
さらにスピードを出すだろう。









同じように緊張しいの人ほど
「緊張感を持て」
というアドバイスでより緊張するだろう。








このように人には
「今の自分の考え方・価値観」に合うものを
選択的に選んで取り入れがち
という
そんな性質が備わっている。










これは、教習所の話だけではない。







例えば、
ビジネスにおいても
慎重派な人ほど、
『起業のリスク』『事業計画書の書き方』
みたいなものばかりを学び、
より恐怖感情を増幅させ、行動がとれない。





逆に、リスクもろくに考えず
「死ぬこと以外かすり傷~♪」
と何の考えもなく、突然会社を辞めちゃう系の人は、
そういう
「考えたら負け!」
「とにかく行動!行動!!」
「PDCAサイクルは古い!DDDDだ!!」

みたいな言葉に強く惹かれ、計画することを避ける。








直観派で、宇宙の法則や、努力感なく夢が叶うみたいなことを
盲信している人は、
そんなセミナーやコミュニティにハマり、
逆算思考や、ロジカルシンキング、目標設定など
理論的な部分を毛嫌いする。




逆もまたしかり。








私自身、新しいことを学ぶのは好きだし、
どんどん新しいことに挑戦して成長していくことは大好きだ。



そしてほとんどの人が大人になると
勉強しなくなり、そこそこでえっか!
となる中、時間やお金をかけて
自分を磨こうとしていることは本当に素敵なことだと思う。





だけど、だからこそ「私は学びが大好きだ!」
そして成長意欲も強く、いろんな本を読んだり、
講座やセミナーに行っている人ほど、
自分に問いかけてみて欲しい。




『自分の現状を縛ってしまっているインプットをしていないかって?』





だけど、なかなか
自分のそうした認知特性は自分ではわかりにくい。




だから道路で右に寄りすぎている人は、どんどん右に寄って
交通事故を起こしている。




だから第三者からの客観的な視点というのは
定期的に必要になってくる。





私が、効率性や労力を度外視してでも、
個別のビジネスサポートをしているのは
こうした背景がある。




例えば
『ゴール設定』を例にとろう。





過去に目標設定に挫折経験が多い人には
まず、小さな短期ゴールを作ってもらい、
それを着実にこなしてもらうことで
自己肯定感を上げてもらうことからスタートしている。




逆に成功体験がすでに多い人には、
ある程度、チャレンジングな目標を設定してもらって、
逆境を味わってもらうことで成長を後押しする場合もある。






理論派の人なら、
「ゴール」の数値化や中間目標の細分化などを
しっかりとすると達成に近づくし、

そうした人が軽視しがちな、
『感情を活用した夢実現法』などを伝えると一気に
成長が加速する。






逆に感覚派で自分の心を大切にしている人だったら、
基本は
『ゴール達成によって得たい気持ち』
などを重点的に明確化するし、

逆にその人が弱い、数値的な管理は
アレルギーが出ないように、丁寧にレクチャーする。






私のサポート業における仕事の流儀は

『最速で目標達成するために、

その人その人に合った、

その人が最も輝ける戦略で道筋を示し、背中を押す』

ということ。



100人いたら100通りのセッションの進め方をする。




だから、過去のクライアントさん同士で
「笠松さんのセッションでこんな感じだったよね?」
って言いあっても
「ん?そうだっけ?私の場合、違うよ!」
みたいなことになると思う(笑)





だけどこうした『個別化』

『完全オーダーメイドのカリキュラム作り』

これまでのクライアントさんの
成長、成果に繋がっていると
私は信じている!




これからもこの信念に沿って
仕事に全力で取り組んでいきたい!





[追伸]
そういう意味でも、
私の普段のブログ、SNSの発信も
万人に当てはまるものではないというのは補足しておきたい。


私の言葉で影響を与えたいのは、
「自分の人生に全力で生きていきたい人!」
「死ぬ前に後悔なく完全燃焼したい人!」
「自分の本心にまっすぐ生きていきたい人!」
「そのために自分の仕事を頑張っていきたい人!」
「だけどその道中で、悩んだり苦しんだりしている人!」。

そんな人に向けてメッセージを贈っている。




だから挑戦しない人、
保守的な人、現状の延長線上でまあいいやって人には
私のSNS上での言葉は
負担になったり、逆効果にもなりうることはご了承願いたい。




[追伸の追伸]


近々、また人数限定で

1人1人に合わせた完全オーダーメイドの

『ビジネスプロデュース』の募集をしようかと考えています。


そこまで大きなプロモーションもかけず、

SNSやブログ等でこっそり募集をかける感じにします(笑)


限定5名で、受講に関しては『審査制』を採用しています。


定員に達し次第、募集を締め切る予定で

すでに過去のクライアントさんの紹介等で

体験セッションの日程も埋まりつつあります。


もし興味のある方は、コメントか、

個別でメッセージを頂けましたら優先的にご案内させていただきます!



「ブログの内容が為になったし、笠松にカフェでコーヒー御馳走してもええかな!」という素敵なあなた。コーヒーを御馳走する感覚でサポートいただけると嬉しいです(笑)。サポートいただいたものは、私の目標である『本の出版』実現のために大切に使わせていただきます^^