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石ころで、朝まで!


この俺が書くのも無粋なことかもしれないと思う。外出自粛も、自宅待機も、ほとんど気にならないから(笑)。

でもいい機会だし、そんなの知らないという方はまだまだ多いので、非常事態でなくとも軟禁状態だった乳幼児子育て時代に開花した、俺の石花(ロックバランシング)宅積みのご紹介♪

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20110226
自宅にて、初めて「点」が撮れた!と興奮気味のガラケー画像。
子供が拾ってきた石ころ、恐らくはガーデニング用のこぼれもの、ツルツルすべすべな感じだけど、小さい気泡のような穴がいくつかあるのです。
狙う穴は、小石を載せても安定を保つ場所にある穴!これは必ずあるとは限りません(笑)。無いときは、乗せる小石の方の手がかりを探すことになります。

はじめたキッカケは、NU VILLAGE a potlatch campのインタビューから抜粋

ーー何がきっかけではじめたんでしょうか?
ちとく:直接のきっかけは、6、7年前、息子が当時2歳か3歳でしたが、毎週土日公園に連れ出していた頃、息子が一人でもしくは近所のお友達と遊ぶようになった頃、手持無沙汰に石ころを積んでみたのが始まりです。
そのさらに1,2年前、アメリカ人が大きい石をありえないバランスで積んでいる映像を見たことがありました。当時子供が小さかったし、夜勤の仕事だったこともあり、その頃は子供の玩具を積み上げたりする程度で、ほどなく興奮冷めてしまいましたが。。。
で、その衝撃映像も忘れたころに、公園で手が空いて、石ころ立ててみて、驚くほど気持ちよかったというわけです。
その後色々調べてみたら、外人の名はBill Danであり、ネットで彼の画像も動画も見ることが出来ました。彼を真似てたくさん画像(自宅と公園でガラケーでw)を撮って、彼を真似てネット上にまとめて彼にそれを伝えたところ、ロックバランシングのネット上のコミュニティ(Facebook)に招待されました。そこには海外のアーティストが多数いて、日本人は私だけでした。調べても調べても、日本でのロックバランシング履歴は見つからず、さらに拍車がかかって河原に出向くようになりました。「日本」や「和風」にこだわる理由がここにあります。

というわけで、近所の公園で石ころ見つけては立てていた、子供が手離れするかしないかの頃。やがて石ころを持ち帰り、家族が寝静まってから、別室でコソコソ石ころで遊ぶようになりました。お椀いっぱいくらいの石ころで半年は遊べた(笑)。

さて、何が面白いかって、人によりけりですが、今どきであれば「映える画像」を完成として定めておくのがいいと思います。どこでやめるか決めておかないと、あと1個あと1個とキリがなく、崩してしまう。あるいは、先細りの積み石となって賽の河原状態。。。

石花会のワークショップでもお勧めしているのは「この石!」というお気に入りを決めて、それをどう美しくてかっこよく見せるかという観点で、どこにどう置くかあれこれやってみること。

どの石に置く?
どこを接点にして立てる?
この石のどこらへんがベスト?
もうひとつ使う?
どの向きが綺麗?
等々…

お勧めはもちろん、より困難な立て方です。なぜなら、困難さに比例して気持ちいから!

1個立てるだけでも、本当に点にしか見えない接点で、立てた本人も呆然とします。何で?って(笑)。
要領としては、台座石が安定するよう工夫すること。
最初のころ、畳の上でやってたから、畳はだいぶ傷んでしまった。。。テーブルも石ころ直接だと傷がつくので、園芸店の小鉢を使うようになったわけです。
テーブルもガタつくようだと難しいので、いろいろ工夫は必要です。映える画像を残すために、立てた石ころとその接点がキマればOKと割り切って、とにかく台座となる石を安定させてください。

あとコツとしては、モジモジしないこと♪
石を立てるのは、グラつく石を静止させることでもあります。自分のモジモジは、すべて石ころにも伝わるので、本人も静止しない限り石ころは立ちません。
指先はもちろん動いているけれど、だんだん動作は小さくなり、最終局面では皮膚の凹み具合程度で調整するようになります。自然にそうなります。最後の最後は息をするのも忘れるほど頑張ってしまう。。。これも自然と、そうしないとダメになると分かっちゃうから。

ピタリ!
やがて石は静止するわけです。
その時、指先は石ころから離れているけれど、直前まで触れていたわけです。その指離れの瞬間こそ、至福の瞬間!

立ったらすぐに写真♪
膝を崩しただけでも倒れてしまうかもしれません。そおっと離れたら、いろいろな角度から撮影してみてください。接点の点が際立つ角度がおすすめです。

倒れてしまっても、撮影後ならよしとしましょう。むしろ「また遊べる♪」と思ってください。もう一度同じように立てようと思っても、なかなか立たないのも面白いところです。同じように立ったとしても、厳密には違うことが、本人には分かるのです。

他にも石ころがあれば、いろいろな石ころで、いろいろなアレンジを楽しんでください。また、宅積みの利点は、照明をコントロールできること。蛍光灯だけではもったいない♪

で、そのうちに夜が明けたりする、石花宅積みの底知れぬ楽しさ。
是非お試しください!

※ちなみにタイトル画像は、20110604畳の上の集大成(笑)

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