青春のすべて~長距離駅伝情報局~

陸上ファンの長距離・駅伝情報特化型アカウント。noteではツイッターでは書ききれないことや陸上について感じたことを記事にしています。PB1500m4:05/5000m15:23/3000sc9:39/ハーフ70:20/フル2:32:57

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    最近の記事

    【箱根駅伝】箱根予選落ち、実業団にも進まない4年生が28分23秒の自己ベスト更新して引退。何が為に走ったのか。中央学院大学、小島慎也

    正月が近づき、箱根駅伝出場校の話題が持ちきりになる時期がきた。 11月27日、日体大記録会10000m この時期の日体大記録会は箱根駅伝1ヶ月前になることから本戦出場校はあまり出場しない傾向がある。 そんな時期だからこそ、箱根駅伝落選校の12月まで走り続けている4年生の選手の走りが目についた。 『中央学院大学 小島慎也 28分23秒43 自己ベスト更新』 この日、中央学院大学の中で1番速いタイムを出したのは小島選手だ。加えて自己ベストのおまけ付き。 それに釣られる

      • 【箱根予選会】12人の合計タイムだとしたら通過校は変わるのか?

        箱根予選会はミスしてもいい選考方法 箱根駅伝予選会の選考方法は画期的で実に面白い。エントリーで14人を選出、そこから12人が出走する。12人出走のうち先着10人のハーフマラソンの合計タイムで総合10位までが箱根駅伝の出走権を得る。 このルールでは実質2人までミスしてもいい。 11番手、12番手の選手であれば棄権しようが、どれだけ遅いタイムで走ろうが、どれだけ悪い順位で走ろうがタイムに換算されない。 では、ほかの三大駅伝の選考方法はどうなっているのか。 出雲駅伝は箱根駅

        • 【箱根予選会】早稲田大学通過に黄色信号が灯る。臙脂のタスキが見られなくなる?名門校ならではの苦悩と葛藤

          名門校故の苦悩今年、名門早稲田大学は箱根駅伝総合13位となり、3年ぶりに10月15日の立川駐屯地で行われる予選会へ回ることになった。 そんな早稲田の予選会通過の雲行きが怪しい。臙脂のWが箱根駅伝で見られなくなる可能性がある。 早稲田大学は名門校たる所以部員数が少ない。また、ここ最近ではスポーツ推薦枠も減っており、箱根駅伝を強化している大学のように強い選手を多数スカウトすることができない。 部員数は選手32名。 予選会ではこの中から14名が選ばれる。チームの約半分が選ば

          • 【大学駅伝】動き出す、大東文化大学。新生ライトグリーン始動。

            4月29日、チャレンジミートゥin熊谷 土砂降りの雨の中、真名子監督の選手への掛け声が雨をかき消すように響き渡る。 新しいアディダスのライトグリーンのユニフォームに身を包み、真名子新監督体制が始動した。 この日、大東文化大学は主力を含む多くの選手が3000mに出場した。 結果は25名が出場し、16人が8分30秒以内でまとめた。天候状況を踏まえてもシーズン序盤としては悪くないチーム状況だ。 今年の大東文化大は4年生が柱のチームだ。金田龍心、倉田蓮、木山凌、井田春、塩田

            箱根予選会には悪魔が住んでいる

            2021年10月23日(土)、箱根駅伝予選会が行われた。 総勢41校の中から来年の箱根駅伝に出場する10校が選出される。 今大会では駿河台が44校目の箱根駅伝出場校として新たに名を上げた。その一方で誰もが予想だにしなかった大学が本選出場を逃すことになる。 これは巷でジンクスになってきているのだが、トップ通過を目標とする大学が落選するということが2年連続で起きている。 昨年はトップ通過候補の中央学院大学が落選した。そして今年は拓殖大学が予選会の魔の手に呑まれた。 慢心

            日本で唯一プロの長距離選手として大成した大迫傑の軌道

            7月某日、驚きのニュースが飛び込んできた。 長距離マラソン日本代表の大迫傑選手が8月8日の東京オリンピックのマラソンを最後に競技を引退することを公表したからである。大迫選手はまだ30歳。競技力も衰えを知らず日本の陸上界を先遣してきた。 驚くべきは引退を東京オリンピックが決まった2013年に決めていたのだ。 引退の理由は「東京五輪を競技人生の最高のゴールとするためです。最高の舞台にするために、自分の100パーセントを注ぎ込んできました。次があるという言い訳を強制的に無くし

            日本選手権が終わって思ったこと

            もうひとつの権利今回の記事では日本選手権を見終えて感じたことを記事にしていこうと思います。 2021年6月23~27日の間、陸上の日本一を決める日本選手権が開催されました。厳しい参加資格を満たした日本屈指の陸上選手が凌ぎを削ります。日本一を決める大会であると同時に今回の大会ではもうひとつ大きな選考が含まれています。 それは「オリンピックへの出場権」です。 7月に開催される東京オリンピックの出場権が得られる最後の大会がこの日本選手権になります。この日本選手権で東京オリンピ