「見る目がない」という言葉について

わたしは「あなたは見る目がない」って言われるのが嫌。
何回か言われたことあるけど、わたしはお客さんには言わないようにしてます。

見る目がない、ってどの目線で相手に言ってるんだろう？って不思議で仕方がない。
人間関係で傷つく度に、自分を責めることにならないかな？って思います。

この「見る目がない」というワード。
たとえば、付き合う人や関わる人がきっかけで、何か、自分にとってマイナスな出来事が複数回発生すると、言われる傾向があるかな。

でも、人は些細なことで如何様にも変わるものだし、自分の見えてる世界だけで構築されてるものではないし、置かれてる状況はあらゆるもので構築されてるもの。
どんな原因があって、どんな不測の事態があって、その結果に辿り着いてるかっていうことは、非常に複雑です。

それを
「あなたは見る目がない」
の一言でクシャッと握りつぶすことは容易い。
でも、その人を選びたいと思ったその人の気持ちも一緒に潰すじゃん。

それなら、
いつどのように傷つく可能性があって
どんな展開が予想されて……
って話をする方がよほどその人の行動の予防線になると思うんだけど。どうなんだろね。

もしお客さんや接する人から、「わたし、見る目ないんです」って言われても、わたしは全力で否定したい。

あなたに見る目がないのではなくて、
相手に思いやりが欠けていた
相手が真摯ではなかった
もしかしたら、あなたも意地になってしまってたかもしれないけど、それは見る目がなかったのではない。

そもそも、そんな言葉で傷つかなくていいの。
自分を傷つけなくていい。
物事は、一言で済ませられないものがたくさん折り重なっているんだから。

せめて、
この先誰かに気持ちを打ち明けるときにまた傷つくことがないように、
そしてこれから先同じような展開にならないようにするために、
あなたのこれから先の未来へ投資する時間にしたいね。