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ホウレンソウでボーナスもらったオタクの先輩が新社会人にこっそり教える5つのテクニック

こんにちは、報連相の査定だけ異常によかった(他はイマイチだった)先輩社員です。釣りタイトルです。

■爆★おまとめ

■経緯(自称ではないアピール)

うちのケェシヤは人事評価アンケートみたいなのがあり、態度や技術などを折々それぞれ10段階で評価するんだよね。
自分に対して行った後は、上司やマネージャーからも同じ項目を評価される。

これがクッソめんどくせえし、求められるレベルが鬼高い。
自己申告で「ぼく今期は素晴らしくリーダーを努めチームのみんなからメチャメチャ頼られました」とか、「選ぶ人いねえだろ!」っていうキラキラ選択肢もある。

ところが、まだなーんにもできない新人の頃に、「報連相」のとこだけ異常に高い評価をもらい、ボーナスにちょっとだけ下駄を履かせてもらったことがあった。(基本が死にたいくらいの薄給なので雀の涙だが)

自分の長所には気づかない」とはよく言われるが、上司から「報連相、得意だよね」と教えられたときは「へあ?」って感じだった。
後輩が入ってからはじめて比較対象ができて、納得したのだった。

■仕事コミュのテクニック

1、知ったかぶりは絶対するな

耳にタコを超えてクトゥルフができるくらい聞かされているだろうが、知ったかぶりは断固NG!だれも得しない!

新人研修の内容はおそらく年々異なるので、みんな「お前が何を知っていて何を知らないのか」を知る由もない。出身校とか学部、個人の経験も人それぞれだし。

だから、配属後に絶対「○○って知ってる?習った?」とは絶対訊かれる。
これは、お前を試しているのではない。評価も下がったりしない(はず)。
ただ単に、どのレベルの説明をしたらいいか知りたいだけなのだ。

だから、仮に研修で習う初歩の初歩レベルであっても、不安があるなら「教えてください」と言っておこう。遠慮なく訊けるタイミングは今しかない。(嘘!いつでも訊いていい)

変なプライドで見栄張るより、知らない場合はマジで「知りません」でいいし、すこーし覚えがある程度でも「聞き覚えはあるんですけど、この現場での使い方を知りたいので教えてもらえませんか?」などと訊いておこう。
案外、仕事場ごとの独自ルール、独自ワードとかあるからね。

もし「知らないの?(笑)」とバカにされたら、狼牙風風拳で黙らせろ。新人の無知を笑うような奴はどうせみんなから嫌われている。
日本企業では、社長になるのはだいたい敵を作らないひとと言われている(とセミナーできいたが、ソース不明)。

2、全体の2割終わったら見せに行け

はいはいこれ一番大事‼️‼️‼️‼️

単体テストやプレゼン資料、業種によって異なるが、資料作りを任されることがあるだろう。
その時はまず、「どの資料を真似して書けばいいか」を訊こう

ド新人にまったく新しいものを作らせる……そんな鬼畜な先輩はいないだろうが、無から手探りで書き始めるのは時間の無駄だ。
過去の似たような資料があれば、それを真似して置き換えるようにして書けばいい。

フォーマットなどがガチガチに決まっている場合はこれでオーケーだ。では、あまり決まっていない場合は?

……以下、記事の中で一番大事だ!
項目やシートがたくさんある資料ならば、絶対に「ここからは今まで書いたのと同じノリで作ればいいな」「後は同じことの繰り返しだな」というポイントが存在する。(たいてい2割くらいやれば分かる)

なので、そこまで来たら上司に見せよう。

「ここまでやったんですけど、残りは同じ感じでいいですか? 方向性あってますか?
方向性の確認である。これが一番大事。

方向性が間違っていれば、丹精込めて作る以降八割の作業はすべて無駄無駄無駄無駄無駄無駄になる。
遠くの目的地までの鉄道をつくるとき、出発点からレールの方向が異なっていれば、工事は悲惨なことになるだろう。

途中の報告なしにサッ!といきなり完成品を出すのは、特に新人にとってはただのリスクだ。自己判断は全部間違ってると思え。

また、作業をやり始めて、今までのフォーマットを見たら、絶対いくつかわからないことがでてくる。
「前の事例ではこう書いてるけど、今回の事例にはあてはまらないな……」とか。

絶対絶対不安点は出てくるので、作業を実施したら訊いとかなきゃいかんことは全部リストアップして、「2割報告」のときに答えをもらうのだ。

3,「今何やってるの?」は敗北台詞

Aさん
頭がよくなんでも素早く仕上げる。途中の報連相や質問はほとんどなく、完成したらはじめて報告する。
Bさん
仕事の出来は普通だが、報連相の頻度が高い。よく質問する。

これは人によるが、上司のおぼえめでたいのはどちらだろうか?
……うちの仕事場は、Bさんである。

Aさんが毎度毎度一時間以内に完璧な資料をあげるならまた話は異なるが、実際彼も人間なので、間違うこともある。でかいタスクに一週間くらいかかることもある。
報告不精タイプは「今何してる? 全体の何%くらい終わってる?」など、訊かれなければ報告しない

上司視点で見ると、Aさんは常に「今何やってるかわからない人」(実際少しサボりがち)、Bさんは「今何をやってて、何がわかって何がわからないか……が分かる人」だ。

むろん成果主義ならAさんの方がすごいし、自分も作業に詰まったときはAさんに訊きにいく。

ただ、お前がもし超天才スーパー新人でないなら、「何をしているのか分からない人」になるのは避けよう。
ただでさえ新しい環境にアップアップしているのだから、みなお前の仕事ぶりにはさほど期待していない。だからこそ、仕事ぶりとは別のところで点をとっていこう。

本質情報
上司から進捗を訊かれる前に、たとえはかばかしい成果がなくとも「今日は○○の作業をして、全体の何%終わりました」とさらっと言う/書いておくだけでも、信頼度は上がる。


補足 資料完成時
たとえば資料作成を任されたとき、「終わりました!」と出すタイミングはいつがいいだろう?

毎度毎度定時ギリギリか定時後に言ってくる後輩がいるのだが、つもりつもってプチストレスだ。(愚痴)

別にいいけど! いいんだけど!
後輩は提出して終わりだが、先輩はそれをチェックしなければいけない。で、ミスがあれば指摘して、修正させなければならない。
定時後に出されるとサビ残確定か、もしくは明日のタスクに「新人の資料チェックすること」とメモを残して帰る手間が発生する

残業や、「明日に持ち越す」という手間をいつも負担させられるのは、ちょっと嫌だ。「定時1時間前」とか、「翌日の朝イチ」に提出してくれると、気持ちよくすぐとりかかれる

もちろん、それの締め切りがどの程度先で、受ける側がどういうスタンスの者かにもよる。不安になったらダイレクトに「いつ提出がいいか」とか訊いてもいいかもね。
この後輩君はマジでマイペースで、他人の気持ちとか全然考慮しないタイプだ。(鬱憤)悪くはないやつなんだけどね……。にんにくの匂いとかもっと遠慮してくれ(切実)

コミュニケーションの基本は、相手の立場をおもんばかることだ。
最初は難しいかもしれないが、つまるところホウレンソウも「相手を不安にさせない」コミュ力である。

4,レス早人(はやんちゅ)は鬼強い

やっぱ仕事できる奴、おしなべて返信がはやぁい!
もう全然待たせない。不安にさせない。

「いや、すぐ返信できることについては返信するけど、内容が確定するまで時間がかかることもあるじゃん」って時もあるよね。

じゃあすぐには返事できない場合、どうするか。
とりあえず、メッセージを呼んだ瞬間に既読代わりの返信をするのだ。

既読返信の例(社内などフランクなやつ)
「(定型挨拶)ご連絡ありがとうございます! 〇〇について確認いたしました。
 恐れ入りますが、〇〇については作成中なので、お返事まで数日いただきます。(定型挨拶)」

(歩いてすぐ行ける距離の人なら、口頭で上記のことを言ってもいい)

いちばんやってはいけないのは、返信のなしのまま数日過ごし、〇〇案件が確定したらようやく返事をするパターンだ。
仕事では返信は1日以内!とみんなも研修などで叩き込まれると思う。

何もこれは、仕事に限らない。
たとえば趣味のアンソロ参加/依頼、またはメルカリなどの売買、責任やお金が絡むやりとりの場合も同じだ。1日以内にとりあえずレスポンスを返そう。内容は立派でなくていい。
「既読だよ」と分かるだけでいい。それだけで、相手からの信頼度は爆上がりだ。

5,雑談はマジで潤滑剤

東北のオタクは全然しゃべらん!(偏見)
ITという業種故か、職人気質な奴が多いんだが、もう……ぜんッぜん自分から喋らない! セミナーとかでも休み時間しーんとしてる。耐えられん……たすけて……。

身内がいってる営業系のケェシャはみんなクッソおしゃべりらしいので、本当に似た者同士が集まるんだろうな。

もちろん、性格と仕事観は人それぞれだから無理に「喋れ!」(メイドインワリオ)とは言わない。
でも、数年仕事した肌感覚だと、8時間しーんとして喋らないチームより、おりおりポツポツ喋るチームの方が、絶対うまくいくし楽しい
俺は飲み会が嫌いだからあんまり飲み会は参加しないけど、仕事中の雑談は結構する。1日に1回以上はする。もちろん喋ってばかりじゃなくて、ちゃんと仕事もしつつだ。

雑談は、する人・しない人がいるから、チーム内にする人がいればラッキーだ。自分以外喋らないタイプだったら……辛いね。
「自分からは始めないが、話をふられたら楽しく喋る」タイプもいるので、そこはトライ&エラーで探っていこう。

雑談のポイント
・相手の反応が悪かったら潔く諦める
・共通の話題があると捗る(話題の映画見た?とか)
・自分の趣味や興味関心を開示して、相手からのとっかかりをつくれ
・知らないホビーは好奇心のままに訊いて相手に喋らせろ
・世代間の違いも鉄板ネタだ(ポケベル持ってた?とか、学校でTikTok流行ってた?とか)
・最近は「配信サービスやユーチューブで何見てる?」が答えやすくて盛り上がる
・しつこすぎない布教もいいぞ(このアニメ面白いからオススメ!など)
・身内の話も人によってはしやすい(お子さん最近何にはまってますか?とか、うちの弟がこんなこと始めたんですよ~とか)

……コミュニケーションの基本だが、一番大事なのは「自己開示」だ

初対面からはじまり今までの積み重ねがない相手は、会話のとっかかりがマジでない。
――が、「僕はバイクが好きなバイク乗りです」「私は毎週末テニスしてます」「ラーメンの食べ比べブログやってます」など、興味関心についての自己開示さえあれば、それをとっかかりにして話しかけられる。

趣味がオタク趣味しかないから恥ずかしいな……という場合も、今は鬼滅とか、みんなが知ってる作品がある。
いきなりコアなものを出すのはおすすめしないが、「レジンで(推しイメージの)アクセサリー作ってみました」「(オフ会のため)〇〇県行きました」(今は難しいが)など、うま~くふわっと隠しながら言えることもある
受け身同士だと何も発展しないので、相手の話を聞きつつ自己開示もしておくと、どんどん話しやすいチームになってくる。
「モルカー好きなんだって? うちの娘もなんだけど、プレゼントに何贈ればいいかな?」とか話しかけられるかも。

反対に、相手の興味関心が分かったら、それについての話題を振れる。事前調査とかも無理にしなくていい。「前から気になってたんですけど、〇〇ってどうやるんですか?」など教えてもらう体で訊けば、気持ちよく教えてくれるだろう。


……当たり前のことばかりだが、結局人の印象を決めるのはコミュニケーションだな、と思った。

歯茎剥きだしにして叫びたくなるほどクソなこともあるだろうが、軌道に乗った社会人(しゃけぇんちゅ)は……楽しいぞ。

全部できてる!ならば、文句なしの社会人(しゃけぇんちゅ)だ。
そうでない人(ちゅ)は、ぜひ役立ててくれ。

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