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note6周年と昨今の情勢と雑感

2020年4月7日、noteはサービスリリースしてから6周年となりました。

私は2018年にnoteにjoinしたのですが、私が入社してからもnoteは毎月すごい勢いで成長し、定量的な数字の伸びには中の人間ながら毎月驚かされます。

我が社(note株式会社←社名も同じ日に変わりました)は数字を至上命題としている会社ではなくあくまで結果指標なので、数字に関しては以下のインフォグラフィックをご覧いただければと思います。
(と言いつつ綺麗にまとまっているので見てほしい…笑)

話は飛びますが、同じ2020年4月7日、新型コロナウイルス感染の拡大を受けて、安倍首相が緊急事態宣言を発令しました。

新型コロナウイルスに関する対応については、当社も3月の途中から全社員フルリモートでの勤務となっており、私も自宅から仕事をしています。自宅勤務だと人と話す機会が少ない分、仕事の合間になんとも表しようがない思考が巡ることも多く、現在の自分や会社、サービスが置かれた状況について思いを馳せることが多くなりました(余談ですがそんなにおしゃべりでない私でも自宅勤務が続くとなんとも言えない感情が現れることがあり、自宅謹慎みたいな処分は効果があるんだなと思いました笑)。

緊急事態宣言とnoteの6周年や社名変更はもちろん相互にまったく関係ない事象ですが、私個人としてはそのタイミングが偶然重なったため、以下に雑感を記載します。

ほんの二ヶ月前までは、もちろんこんなにウイルスが広がるとの思いませんでしたし、リモートワークも当社は導入したりもしていましたが全社的に、また大企業もリモートが珍しくない、みたいな世の中になるとは考えられませんでした。当社は体制拡大中で採用面接も多いですが面接も現在フルリモートで行っていますし、最近はついにすべてオンライン面接で完結し一度もオフィスに訪問したことがない内定者の方も出てきました。

私自身はあまり自分が特別な時代の変わり目にいるとは思わないタチで冷静なつもりですが、それでもさすがに社会が急速に変わっていると実感せざるを得ない気持ちです。私が高校生だった2000年代以降で見ても、9.11アメリカ同時多発テロやリーマン・ショック、東日本大震災など大きな事件や災害が起こりましたが(ちなみにアメリカ同時多発テロは高校3年の時に塾の世界史の講義から帰宅した後にテレビで見て、それが後に社会人最初のキャリアで国家公務員を選んだ遠因でもあります)、今回のコロナウイルス騒動は、個人的に過去の大きな事件を超えるインパクトのある出来事とも考えています(それぞれの関わりかたで感じる影響度は異なると思いますし、私自身がそれだけ主体的に関わる立場になっているということもあると思います)。

コロナウイルスに関して個別の事業者に目を向けてみると、自粛や今回の緊急事態宣言によって影響を受けるビジネス、特に営業自粛を余儀なくされる小売業や飲食店は、私自身もそういった業種を運営したりサポートしたりする会社で働いていたこともあるため、一日の売上がなくなるだけでもどれだけの恐怖かというのが身に染みて感じられます(実際は数ヶ月あるいはそれ以上のインパクトだと思いますので、より深刻です)。また、フリーランスや文化・芸能を担うような表現者、アスリートの方々がコロナウイルスにより仕事や活躍の場が奪われてしまっていることに対して、やりきれない思いも抱えています。

こうしたやりきれない状況に対して、一刻も早く世の中が落ち着いてまた通常通りお店や文化を楽しめるような時間が戻ってきて欲しいと考えています。一方で、現在の立場でひとつ感じられるのは、最近それまでリアルの場で活躍されていた方がnoteを始めることが増えているということです。前述したようにnoteはこれまでも急速に成長してきましたし、著名な方も毎月どなたかは始めてくださるなど、多くのクリエイターの方々に選んでいただいてきました。ただ、この数ヶ月で、これまではnoteを知らなかった・あるいは知っていたが自分は対象じゃないと考えていたクリエイターや会社・団体(公的組織も含め)の方々が始めるのをよく目にします。

リモートワークもそうですが、今まで対面じゃないとできないと思われていたことが、実は別にリモートでもできる。でもずっとフルリモートだと悶々とするように、やっぱり対面も重要で意味があるし、メリット・デメリットがあるけど、両方あって良い。それと同じように、クリエイターの表現の場も、オフライン/オンラインどちらもあって良いし、それぞれケースに応じて使い分ければ良い。オンラインで自分の考えや作品を適切に発信できる場としてnoteが選ばれ、活用されていることが、すごく嬉しいことだと感じています。

noteを始めるのは、別に小説や音楽などの文化的なものに限られない。例えば先日、「新型コロナ専門家有志の会」によるnote(以下参照)が始まりましたが、大勢の専門家が一次情報を迅速に、自ら発信できる場は、これまであまりオフライン/オンラインで存在しなかったと思います(専門家の声を届けるのは主に行政やメディアの役割だったと思います)。

このような発信をする場としてnoteを選んでいただいたことも嬉しいですし、このような場を提供できるサービスに現在進行形で携わることができているのは、自分が仕事をするモチベーションとしてこれ以上ないものです。

とりとめのない今の雑感を書いてきましたが、コロナウイルスはもちろんポジティブなことではなく早く収束して欲しいのですが、これをきっかけに社会(規範、働きかた、個人と組織のありかた etc.)が大きく変わる予感がしています。この時代・このタイミングにnoteというサービスに携わっていられること、サービスの成長を通じて、クリエイターの支援をし、社会の変容に関わっていられることが、非常に貴重なことだと考えています。

未来はどうなるか分かりません。緊急事態宣言が出されて世の中どうなるかわからない中で、単なる雑感ですが、サービスの6周年という節目と現在の社会の状況、リモート勤務中の個人としてのなんとも言えない思考の循環を残しておくために、noteとして記録しておきます。

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