介護職の現実
日曜日。
自分の気持ちにゆとりが持てたので書いてみる。
さっきニュースで、
机上の高い所から見ていたって現場の切迫している状態はわからないと、コロナウィルスと最前線で戦うお医者様が言っていた。
これって医療ももちろんだけど介護もおんなじだよなあ…。
私は今介護施設で働いているけれど、コロナ云々の前によく上司に定員は足りているのだから工夫してなんとかやってくれと言われる。
なので求人すら出してくれない。
けど机上の定員は足りていても、人を相手にする仕事なのだから認知症の度合いだって人によって違うし、こだわりとかを含めた介護量も違う。
そういった状況下で大変さを一律同じに定義されても困るなあと思う。
そんな中で、少し動けない(または新人の)人がいると、どうしてあの人はそんなにやってくれないのか、できない奴だ、と職員間でレッテルを貼られる。
そうなると、当たり前だけど言われた方は嫌になってやめてしまう。
万年人員不足のできあがり。
そんな状況下で、よりたくさんの人を見なければならなくなると、できる限りのことはしてあげたい、尊重してあげたいとは思っても、
そこで疎かになる利用者がでないように介護を行っていくと
一人一人にかける時間が少なくなってしまう。その結果、不満か生まれる。
そこを理解していない、例えば天下りだったりする人が施設の上に立つと、施設は落ちていく。
やっぱり現場上がりの人が上にたった方が施設は上手く回るなあと思う。
私は社会福祉士をもち、新卒老人ホーム相談員と医療相談員を今まで経てきた。
けれど、その間は一切介護をやったことがなかった。
今はペースを押さえて介護ありの土日休みの相談員をやっているけれど、
やっぱり自分が介護なしで相談員をやっていたころは現実が見えていなかったなあ…と反省する。
これが少しでも家族や上に立つ立場の人に届いてくれれば。
あなたの家族は幸せに最後を迎えられると思う。
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