2018年秋冬、クラシックなトレンドをどう着こなす?

先日はJOHN SMEDLEYの2018年秋冬コレクションを紹介しました。そこでJOHN SMEDLEYが英国カントリー調を取り入れていると言ったのですが、今年は他の多くのブランドも英国スタイルを大きくフィーチャーしています

2018年秋冬のメンズファッションのトレンドは英国スタイルに代表される「クラシック」です。特にチェック柄のジャケットやプリーツの入ったウールパンツがショップで目を引きます。

BEAUTY & YOUTHは特にわかりやすいですね。

ところがこの英国クラシックなコーデ、実は着こなしが難しそうです。渋くてカッコいいチェックのジャケットを買ったけど、着てみたら野暮ったく見えてしまったり。抑えた色合いのものを組み合わせた結果地味すぎる印象になったり。なんとなく、おじいちゃんみたいなコーデに見えてしまうかも……。
その原因は何と言っても今年の英国クラシックなアイテムは柄と色合いのクセが強いからでしょう。ショップにあるアイテムを単純に組み合わせると上下チェック、地味アンド地味で何十年も前からタイムスリップしたようなファッションになってしまい、トレンドを追いかけたはずなのに古臭い雰囲気になってしまいます

ただ古臭いだけのクラシックから脱却して、トレンド感も兼ね備えたクラシックを着こなすにはどうすればいいでしょうか。その答えはハズしアイテムを組み合わせることです。ハズしアイテムとはコーデの全体とは違う雰囲気を持つもののことです。例えばテーラードジャケットのセットアップにあえて履くスニーカーがハズしアイテムと呼ばれます。今年の秋冬のクラシックなスタイルの場合、モダンなアイテムを組み合わせるのがいいでしょう。具体的にはチェックのジャケットをメインにしたコーデにスケートタイプのスニーカーを組み合わせたりするのはどうでしょうか。あとは落ち着いた色の服に対して明るい色合いのバッグを組み合わせるのも良さそうです。英国調の秋冬物にはウールなどの起毛感がある素材が多いので、反対に光沢のあるキャンバス地や化学繊維の小物を使うのもいいですね。