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話の聴き方について。

カウンセラーが使う技術として傾聴があります。クライアントの話を聴くことに重きを置いて、自分の話を極力挟まずに耳を傾けるものです。そして話の内容を的確に受け取り、次の会話を促すような返答を返すこともできるという。カウンセラーでなくともよく聞き上手と言われている方はこれを自然にやっておられます。傾聴が成功していると話し手は自然に会話を引き出してもらえ、心地良く話す事ができます。皆さんもそういう聞き上手な方に覚えがあるのではと思います。

聞くというのは受け応えの巧さで、それとは違う「聴く」というものです。
人の話を聞くことと、聴くことの違いは相手の心の声を知ろうとする意識の差だと思います。
例えば、最近はあまり見かけなくなりましたが子供がギャンギャンと泣きながら、「これ買って、これ買ってeeeeええええええ!!!」੧(T□T;)/
とお母さんにギャアギャアと訴えるのですが、
「駄目!ワガママ言わない、置いてくよ。」∮(  `ω´)
という感じで冷たく、キツく返事するという光景です。
見ているこっちも心が痛くなります。

「そう、これが欲しいのね。」(๑╹ω╹๑ )L
と、とりあえず子供の気持ちを聴き取ってくれたらいいのにと思います。
お値段を見て J( ;` Д´)…クワッとなることもありますが、
すんなり行かない場合もそれはそれは多いですが、こういった聞き取りをよくされているお母さんであると子供はまずギャンギャン泣くことはないはずです。


かなり細身の女性が、よく人からもう少し太った方がいいと言われると語っていました。確かにそう言われるだろうという体型の方です。優しさからそういってくれるんだろうけどと言いながら本心ではうんざりしているようでした。
「勝手なこと言いやがって、余計なお世話だってね!」
と返事をしたら少し驚いた様子で、そんな、、、
という感じでしたが、後で気持ちを聞いてくれてありがとうと伝えてくれました。
自分に言い聞かせて、本音を見ないようにしていたのかなと思っています。


聴くことをよく意識しているのですがこれはとても難しいといつも感じています。
む、、これはどういうことだわからない、、どう理解すれば、、?
うぐっ、、どう返していいかわからない、、
/( ;`ω´;)ヽ
という事はよくあります。平然とした顔をしながら、
「やべーわかんねー、、」と内心思ってたりします。
単純に知識の多さや、なんといっても場数が必要だなと思っています。あと自分の場合何日か経ってから、あっ、そういう事かと判ることが多いです。遅いんだよなと、その場で気付けていられたら良かったのにと思うことがしょっちゅうです。瞬発力の必要性をよく感じています。

そしてアドバイスする事が良いことと思われがちですが、これは逆で避けた方がいいことです。自分で考える力や探し出す力、選び取る力を奪ってしまうからです。
緊急時や、ここぞ!という時以外はしないのが正しいと考えています。しょっちゅうアドバイスされるのって鬱陶しいですもんね。聴く能力の高い方ほどアドバイスはしなくなります。

何か聴くことについて書かれた良い本はないかなと以前から思っています。
自分も読みたいですし、クライアントの方、特に親の方に、
「この本を読んで参考にしてください!キリッ。」
と言える本があれば凄くいいのにと。一応何冊か持ってはいるのですが、絶版になってますし、わかりずらいので薦められないのです。存在はしているけど知らないだけなのかもしれません(きっとそう)。自分が書くというのは無理なので、見つけられたらなと強く思ってる今日この頃です。
( *'m')


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