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批判するなという「ポジティブウォッシュ」する人は善人のふりした悪人

批判をするな!
ポジティブなことだけを言え!
ポジティブなことを言わないと
自分にはねかえってきて
あなたの人生も悪くなる!
と脅すポジティブ教にだまされてはいけない。

結局そういう人って
自分が批判されたくないから
批判するなといって
都合の悪い批判を封じ込めてるんですよね。

最近ツイッター(けっしてXとはいわない笑)で
素晴らしい投稿があったので紹介したい。

「社会を批判したり声をあげると、
必ずと言っていいほど自分は
ポジティブなことだけを言いたいという人が現れる。
僕はこういうポジティブウォッシュには賛成しない。
働く権利や人権、選挙権など、
歴史上小さな声を上げ続けてきた人たちによって
獲得できたことを忘れないでほしい。

まさにこれ。
健全な批判こそが社会をより良くしてきた
歴史を知らないのです。

しかし日本は健全な批判や議論ができない。
だから批判が誹謗中傷や人格否定に
なってしまいがちのため
ポジティブウォッシュ主張が共感されてしまうのだが
「ポジティブなことだけを言いたい」
「ネガティブなことは言うな」
「社会や他人の批判をするな」
というのは悪質な教祖の洗脳でしかない。

完璧な社会や完璧な人間などないのだから
この点はおかしくない?
ここはこうした方がいいんじゃない?
と健全な批判をするのは極めて大事なこと。

でも言いたがらないんですよ。
だって批判したら嫌われちゃうかもしれない。
批判したら「あいつはめんどくさいやつだ」
と思われてしまうかもしれない。
批判したら「ネガティブなことばかりいっているやつだ」
と思われてしまうかもしれない。

だから「ありがとう」「感謝」だけ
ネット上で連呼していた方が
受けがいい面もあるわけです。

でも上述のように批判の声を上げる
勇気を持ってきた人のおかげで
人権を獲得してきた歴史がある。
人権の歴史というとおおげさだけど
たとえばジャニーズ問題にしたって
声を上げ続けてこれはおかしい、
これは子供たちへの犯罪だと
声を上げてきた人たちのおかげで
問題があかるみになったわけじゃないですか。

あの人の批判はするな!
他人の批判をするな!
ましてやお世話になった人の批判をするな!
このポジティブウォッシュこそが
人権侵害だったり犯罪隠蔽だったり
ブラック企業だったり
投資詐欺だったり、悪質商法だったりを放置し
被害者を増やしてきたわけです。

そこまで悪質なものではなくても
このやり方はまずくない?
こっちの方がよくない?と批判するのは
悪いことではない。

もちろん言い方も大事だし
どこでどう伝えるのかも大事だし
その人との関係性も大事だし
ましてや誹謗中傷や人格否定や
単なる好き嫌いの感情論は論外だけど
気づいたことに意見するのは悪いことじゃなく
むしろいいこと。

でも日本にはポジティブウォッシュがはびこっている。
また健全な批判じゃなく
誹謗中傷や人格否定や
好き嫌いの感情論になってしまう。

ポジティブなことだけを言え!
と言っている人は善人ではなく悪人。
批判されると困るようなことをしているから
普段からネット発信などで
「ポジティブなことだけしか発信しないと
地獄に落ちるぞ」と脅迫しているのだ。

おかしいものに声をあげること。
批判こそが社会を健全にしたり
企業を健全にしたりする大事なきっかけなのです。

ポジティブなことだけを言え!
ネガティブなことは言うな!
批判はするな!
といっている人に注意を。

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