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vol.3 nanoloopシーケンサ画面の使い方 (1)基本操作編

今回はnanoloop iOSのステップシーケンサ画面の使い方紹介、基本編。

ステップシーケンサ画面のアイコンの説明

まず、ステップシーケンサ画面てのはアプリ立ち上げて最初に開くこの画面。
16ステップのシーケンサに音を入力して、短いループを作るための画面です。
①〜⑩のアイコンで何するか、それぞれ説明していきます。

①1〜8:ループ

1チャンネルあたりに割り当てられた8個のループNoです。

nanoloopは8チャンネルのトラック(?)を持ってます。
説明の順番が前後しますが、⑩にあるアルファベットa〜hまでがチャンネル。
で、1チャンネルでそれぞれ8個のループを作る事ができます。

ちなみにnanoloopにはbankモードってのがあって、それを使うと、1チャンネルあたり16個までループを作ることが出来ます。
が、その説明は追々別回で…。

上の画面はチャンネルaの1ループ目が選択されてる状態。
数字をタップしてループの切り替え。
タップして選択されたループは数字が水色になります。
再生すると16ステップのワンループが繰り返し再生されます。

②▷:再生

タップすると、選択されているループが再生されます。
複数のチャンネルでループが作られている状態で再生すると、各チャンネルで選択されているループが全て同時に再生されます。

③‖:一時停止

ループ再生されている状態でタップすると、③のアイコンが「|◀︎」に変わり、ループ再生が一時停止状態になります。
一時停止位置から再生を再開するには②の「▷」をタップ。
ループの頭から再生する場合は「|◀︎」をもっかいタップすると、再生開始位置がループの頭に戻ります。
で「▷」をタップすればループ頭から再生。

④中央のマス:ステップシーケンサ

ここに音を打ち込んで、フレーズを作っていきます。
発音させたいステップをタップするとアルファベットが入力されます。

タップしながら上下にスライドさせると「ー○〜○〜+○」の3オクターブ内で音程を設定できます。


「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」

「c・d・e・f・g・a・b・c」

♯や♭を使った半音階は「::(=♯)」で表記されます。
例えば…、

ド♯ = レ♭ = c::
ラ♭ = ソ♯ = g::

みたいな…。

実際入力する様子の動を貼っときます。

て感じ。

⑤ .:スィング

ループ再生のノリをスィングに変えます。
「.」をタップしながら上下にスライドして、スィング具合を調整できます。
「そもそもスィングって何?」て人もいると思います。

スィングなし 「タカタカタカタカ」
スィングあり 「タッカタッカタッカタッカ」

口で言うより聞いた方が早いので、動画を貼っときます。
スィングゼロの状態から「.」を調整して、だんだんスィングさせる動画です。

動画を見てもらうとわかりますが、スィングのパラメータをあげるほど跳ね感が顕著になります。

そして、気づいた人もいるかも知れませんが、パラメータをマックスの「10」まで上げると、偶数ステップの発音タイミングが次の奇数ステップと完全一致して、奇数ステップで和音を鳴らす事ができます。

この仕様を活かしてチャンネル使用数を節約する方法がありますが、またそれは別回で詳しく紹介します。

⑥点々:ステップ数変更

デフォルトでは16ステップのシーケンサですが、このステップ数を変更するアイコン。
タップしながら上下させると1〜16ステップの間でステップ数を変えられます。

ただこれ…、ループ再生に対しては機能するんですが、ソングエディット画面では変更したステップ数が反映されません…。
バグなのか、僕の使い方が間違ってるのかわかりません。
誰か教えて…。

⑦三角の上下:入力位置移動

ステップシーケンサに入力した音の位置を全体的にずらすアイコン。
タップしながら上下させると、入力したフレーズを1ステップ単位で前後にズラせます。

⑧o :オクターブ変更

ステップシーケンサに入力した音程をオクターブ単位で変更するアイコン。
タップしながら上下させると、ー4〜+4でオクターブ変更できます。

ステップシーケンサ内で±1オクターブの幅があるので、nanoloopは10オクターブの音程を持ってることになります。

⑨アイコンいろいろ:インスツルメントパラメータ変更

nanoloopの音色はインスツルメント画面で編集しますが、ステップシーケンサ上でもステップ単位でパラメータを調整できます。
ここで説明しきれないので、別回でまとめます。

⑩a〜h :チャンネル

フレーズを奏でることができるトラックみたいなもんです。
8chあるので、nanoloopは8つのフレーズを同時に走らせることができるわけです。

アルファベットをタップしてchを切り替えます。
タップして選択されたchは数字がオレンジ色になります。

アルファベットをダブルタップするとチャンネルのボリュームをミュート。
もっかいダブルタップでミュート解除です。

ちなみにこのアルファベットを長押しすると、「a〜z、-」の任意の記号に変更できます。
あまり意味はありません。

おわりに

てことで、これで最低限のステップシーケンサ画面の操作はできるはず…。
ステップ単位のインスツルメントパラメータの調整など、他にも複雑な操作でループや曲の表現を突き詰める事ができるけど、それは別回で…。

ほいじゃまたー。

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