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「大井とんぼ」名前の由来は極楽とんぼ!?

「とんぼ」がゴルフ漫画として現在の地位を確立した理由のひとつが、主人公「とんぼ」のキャラクターにあることは間違いないだろう。

天真爛漫で純真無垢、自由奔放なこのキャラには、「とんぼ」という名前がピッタリとはまっている。

島の誰からも「オーイ!」「オーイ!」と呼ばれ、愛される女の子にしていきたい、という思いから、「オーイ! とんぼ」というタイトルが決まり、そこから名字を「大井」にしようとなって、大井とんぼという名前が決定した。

では、「とんぼ」という名前はどうやって思いついたのか。

そこには原作者、かわさき先生のお母さまが深く関わっていた。

「とんぼ」の連載が始まったのは、2014年8月。

通常であれば、半年前には物語の構想が固まり、最低10話分ぐらいのストーリーを決めたうえで連載をスタートするものだろうが、連載開始まで2カ月を切った段階で、まだ主人公の名前すら決まっていないような状況だった。

決まっていたのは、舞台が辺境の島で、主人公が女の子ということぐらい。

前回お話ししたとおり、かわさき先生はとくに名付けにこだわる作家なので、華々しくスタートする週刊連載の、それも主人公の名前とあって、当然のごとく悩みに悩んでいた。

そんなとき、母からかけられたある言葉に、ぴかーんと閃いたのだという。

「まったく、アンタはとんぼなんだから」


「とんぼ」とは「極楽とんぼ」のこと。

今ではお笑い芸人のコンビ名として有名だが、もともとは楽天的でのんきな人を揶揄する言葉。

「おふくろから『とんぼ』という言葉を聞いた瞬間、これだ!って思ったんです」

連載開始を目前に控え、いっこうに筆が進まない息子にかけた「とんぼ」という言葉が、よもや問題解決の特効薬になろうとは……。

気ままに飛び回るトンボのイメージといい、ことばの響きといい、描きたい主人公にピッタリ合致する。

しかもトンボは古くから「勝ち虫」と呼ばれ縁起がいい。

そんなわけで、この瞬間、主人公の名前が決定した。

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つまりとんぼの本当の生みの親は、かわさき先生のお母さまだったというわけだ。

さて、この「とんぼ」という名前から、作画の古沢先生はどんな女の子をイメージしたのか。

連載開始まで2カ月を切り、キャラクターづくりが急ピッチで進んでいく。

次回は本邦初公開となる、構想段階のとんぼのラフ画を蔵出し!

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