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かーやんの「歌謡曲って何だ?」第1回「歌謡曲って何だ?」

ども、稀代のボンクラDJこと かーやんですw

僕は昭和歌謡を生業としたDJ活動をしているのですが、以前『歌謡曲って何だ?』というトーク&DJイベントを主催した事がありまして、それをこうした形で文章にしてシリーズ化する事を思いつきました。自分への忘備録も兼ねて。

まずはタイトルにもなっている「歌謡曲って何だ?」っていう話から。
みなさんが「歌謡曲」と聞いて思い浮かべるものは何なんだっていう話です。
じゃあ今 一般的に言われているJ-POPとの違いとは、アイドルソング全般と言ってしまえば 聞こえもいいし 話は早いが、それではフォークソングやロック そしてニューミュージック、ユーミンや中島みゆき、そして五木ひろしや北島三郎も「歌謡曲」に該当するのか…という論議にもなりかねない お話であるという事をまず先に述べておかねばなるまい(ここら辺の話も追々していきます)。

かといって別に学術的な事や専門的な音楽知識で全てを語る訳ではありません(っていうか、そんな才能は そもそも持ち合わせておりませんのでw)。
みんなが大体の雰囲気で語ってしまっている「歌謡曲」を定義するというよりは、自分なりに面白おかしく解釈してみようという試みです。いち個人の感想なので大きな心で読んで頂きたいのですが、異論反論ありましたらコメントをくださってもいいですし、まぁ大目に見てやるかと心の中にそっとしまって頂いても結構(いや、こっちの方がありがたいかなw)。本気で知りたかったら、みのさんやスージー鈴木さんの本でも読んでくださいw

まずは初回という事でざっくりと私見を語らせてもらいますが、歌謡曲という言葉というか概念は実はかなり最近のもので(と言っても半世紀以上は経過していますがw)、それ以前 日本では「流行歌」と呼ばれていました。まぁ戦後どこからが流行歌で歌謡曲へとなっていったかを厳密に定義するのは非常に難しいのですが、僕が思うに歌謡曲の起源はザ・ピーナッツにあると考えています。要は日本初の芸能プロダクション・渡辺プロ発信であると。

『サンフランシスコの女(ひと)』ザ・ピーナッツ
作詞:橋本淳 作曲:中村泰士 編曲:高田弘

服部良一などとはまた異なる西洋の音楽文化のトレンドを取り入れて日本人的感覚で吐き出されたポップミュージックが「歌謡曲」の起源とされているもの…と、ここではそう位置づけておきます。

で、次回は その歌謡曲がどのように伝播し浸透拡散していったかのお話をしようかと思っております。ご清聴、感謝。

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