宿命・運命・運勢・運気…とは

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2025年1月8日 00:04

〜1月20日 05:00

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2025年新年になって、今年の運勢は？とか運気をアップのために、など
そんな言葉をよく見聞きしました。

運の勢いと書いて運勢、運の気と書いて運気
それを思う時、例えば運の命と書いて運命、
命といえば宿る命と書いて宿命

そんな言葉が思い浮かびます。

これらは、占星術や様々な占術でも使われるだけでなく、
「これが私の宿命か」とか、「運命だったんだ」とか
普段も使われる言葉たちではないでしょうか。

そして28年と結構長くこんな言葉たちとの近くで過ごしていると
自分なりにあれこれ思うのです。

そこで今日は
全くの個人的見解ですが、
わたくしなりのこれらの意味と関わり合い、
そんなお話したいと思います。

運勢と運気

さて、季節や年がかわる時に、
あらためてこれから先のことを考えたいという方がいらっしゃると、
わたくしの場合は、作戦会議のように、どう展開していきましょうか、
というような、そんな感じで一緒にお話していきます。

この時には「今後の流れ」という言い方をしています。
以前、webなどで短縮で表そうとする時には運勢と書いたことはありますが
最近はほぼ使っていないと思います。

でも運気は、たまにつかっていることもあるかと思います。

それは、運気の場合は「氣を運ぶ」
森羅万象の自然や、周囲の気をうけながら
自分の氣を大きくしたり、スムースに流していくために柔軟にしたり、
或は、氣を運ぶだけでなく、運ばれてくる氣もあるでしょうが、
それも含めて、自分の内側の氣（エネルギー）をどう運ぶかであり
これがないと、「運の勢い」である運勢というものは、
もしかしたらうまく使えないのかもしれないと思ったりします。

自分を整えるそんな氣を集めて、内側に運び、
そのエネルギーが豊かになった時にこそ
勢いがついての「運勢」に繋がるのかもしれないと考えるのです。

宿命と呼ばれるものは

そして先にもあげた、運ぶ命ではなく
宿る命と書く宿命という言葉もあります。

これにもいろんな説もありますが、宿命とは
「前世から定まっている運命であり、
避けることも変えることもできない運命的なもの」
と、されていることが多いように思います。

宿命には、このように運命という言葉が絡むことが多い気がしますが、
この宿命という言葉は、元々、インドの宗教で使われ始めた
という説もあります。

わたくしは、この辺りの史実には明るくないので想像の域を出ませんが、
インドといえばカースト制がありますから、
生まれた時の家系や職業によって、その人の社会的地位や職業が決まる
変えられないという文化からの意味も強かったのかと考えています。

ですが、わたしはその文化や宗教的考え方も違う所で暮らしているので、
定まっている変えられないものとは違うと思うのです。
単純に、宿る命とかいて宿命、命が宿るのだから、
生まれた時の状態と言ってもいいのかなと思うのです。

けれど、この「前世から」という部分は、そのままにしたい、
インドほど厳しいものでなくても
生まれた時の環境は、前世から持ち越しであり、
生まれ変わる前の記憶と共に決めた
環境や状況や在り方ではないかと、こう考えると、
わたくしの中では色々なところで整理しやすかったのです。

星に観る宿命

特に星読みをする上でのことなのですが、
その人が生まれた時の星の配置図＝出生時のホロスコープ
というものをだします。
その人が生まれた時の天空の状態の星の配置図です。

そこに表されているのは、例えば、
そのひとの身体的特徴や強い所や弱い所、
どんな親や家庭環境の元にうまれたかとか、
どんな資質や才能を持って生まれているかとか、
どんな人を選んで惹かれやすいか等、いろいろです。

そんなにいろいろなことがそこに出ている、これを考える時、
やはり先にあげた宿命の意味「前世からの記憶や持ち越しがある」
というのは、一つポイントだと思うのです。

これもいろいろな考え方がありますが、わたしが好きなのは、
この世に生まれてくる前に、次の人生でこんなことをしようと思うと、
過去生ではこんなことができなかったからやってみたいとか、
心残りがあるからがんばってみるとか、
申し訳ないと思うことをしたから次の人生では苦しくても
罪滅ぼしがしたい、などなど、
自分で人生の出来事を、ある程度申請して生まれてくるという案です。

だからこそ、超えられない苦しみはない、
それもまた自分で設定したのだから大丈夫だ、という考え方です。

勿論、生まれてくる前のプランがいつも絶対的決定事項で
何も動かせないということではありません。
それなら多分、次の世に思い残しなどはないはずです。
とても大きな忘れたくないことや、
持ち越したいことに関して程度だと思うのです。

そうすると、これは、例えば特質として生まれつき備わっている事柄への
説明になるように思います。前世での蓄積があるから、初めてそれに取り組んでみたのに、なぜか習得が速くとっても簡単だとか、
運動などなら体がすぐに動く、ということもあると思います。

だから、その様子が、生まれた瞬間の星の配置図に
これが出ているのだと思うのです。
そして、オギャーと生まれた時に決まったにしては、
細かい所まで出来あがり過ぎだと思うのですよ。

だから、前世の記憶のようなものからの自分のプログラム、
決意表明のようなもの、「こんなことをプランとして挙げているよ」と
知らせている、それを表す星位置の時に誕生した、と思うと、
わたくしとしては納得がいくのです。