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帯状疱疹日記 3 days ago

こちらは診断される前の「今思えば日記」。

数日前に帯状疱疹が流行っているというニュースも聞いていたのだが、まったく他人事だった。
自分はかからないとどこかで勝手に思い込んでいたんだろう。
でも、体調としては予兆があったわけだよね……@”

6月28日(火)

今思えばこの日からおかしかったのかもしれない。
Facebookにこんなこと書いていた。

「右目の奥からこめかみ、右方面の頭が痛い。
なんかぶつけたっけか。
(忘れているとしたら、やばそうだね……@”)
目は右目にごろごろ異物感があるせいかなあとも思う。
珍しく右目に霰粒腫なのかも。
目薬さして少し楽になったけど。」

頭はなんとなく打撲傷的な痛みだったのと、目は左目によく出ていた霰粒腫のときの症状に似ていたから……。
よくわからなかったなぁ。

6月29日(水)
「んー。どこかにぶつけたんだろうか。
記憶にない。
記憶にないから痛みが謎なのか、
ぶつけたような痛みだけの話なのか。
謎だ。
自分の正気を疑うこの半日。。。」

おでこ中央あたり、触ると少しひりつく感じがあった。
洗わない桃を触った手で顔をさわってしまったときのような、チクチク感に似ている。
まずそこでおかしいと思えばよかったのに、それ以上に打撲傷みたいな頭の痛みと断続的な目の異物感のほうが気になっていて、痛みの正体を突き止めたい思いのほうが強かった。

ただ、この日の夜のお風呂上りに、頭の中に少しこぶみたいなできものができているみたいだ、と気づく。
しかし、おできはたまに出るから今回もそれかぁ、と思った。

まだまだ自分では帯状疱疹の「た」の字も思いつかない――。

6月30日(木)
この日のお風呂上がり。
じんましんみたいな小さなあかいぶつぶつがおでこを中心に出てきていた。
たまに目の奥が痛むので、目薬を探していたのだけれど――そしたら、うちの人がびっくりして言う。
「10代のニキビ面みたいになっているよ」

言われて鏡を見てみて、自分もびっくり!
ええええええ?

待てよ、この数週間前にもこんなのおでこと鼻筋に出たことがあったなあ、と思い出す。
見た目がなんか嫌な感じ、と思ったけど、一日二日で引いたので忘れていた。
何か食べ物に反応?じんましん?くらいに思っていたんだけど。違ったのかなあ。

――でも、ニキビ面よりも右の耳後ろにできたこぶみたいな腫れが気になってしかたがない。
いくつかある。
うちのひとにみてもらったら、たしかにこぶふたつ。
腫れてるねえ、と。

頭の中ぽこぽこしているところも、きっとそんな感じなんだろうなあ。
目の奥の痛みはこれに起因しているのだろうか、
単なる眼精疲労じゃないのか、とかいろいろ考えをめぐらしてみるものの、とりあえずリンパ節炎なんだろうね、などと話して休んだ。

医者に行くという選択肢は、まったく思いつかずに。

(つづく)


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