
なんともやさしい闇だ
かるがも団地 note企画「おてやわらかに」
かるがも団地の主宰・藤田による雑記です。つれづれなるままに日々の生活で感じたこと、黒歴史、思いつきのギャグなどを供養していきます。
方向性も文体も定まらないまま2回目の投稿です。
ありふれていることしか書けないけど、なるべく自分の言葉で書き留めます。
最近はひとりの夜がすこぶる好きだ。
風呂からあがって寝る前の時間、窓をあけて夜風を浴びている。
虫が入ってこないように部屋の灯りは最小限にして、冷たい飲み物を飲みながら。パソコンを叩いたりラジオを聴いたり、ラジb、何もせずぼーっとしたり。
夜というと不安の波が押し寄せたり、良くない沼にはまってしまったり、
ともすればマイナスな気持ちの流れにおされてしまいそうな時間にもなりうる。そういう場合はむしろ陽の光を浴びた方がいいと思うけど。
僕にもそんな時期はあったけど、最近は比較的調子が良い。悩みと言えば、せいぜいこの先どう身を立てようかなってことくらいで、幸い強いストレスを感じることは少ない。
ひとりの夜がなんだかとても落ち着く。
ひとりでいるのに不思議と寂しくない。
この感覚はなんなんだろうとふと思う。
何を隠そう根っこの根っこは寂しがり屋なのだ。
友達はいないわけではないけど、
なんでもないことをLINEで話したり、
予定を立てなくてもふらっと会えるような友達はほぼいない。
休日の昼間、SNSなんて見てしまった日にはちょっと辛い。
有り体に言えば、"みんな誰かと楽しい時間を過ごしている"ように見えてしまう。
その手の投稿を見てもそう思うし、
もっといえば楽しんでいる真っ最中の人々はそもそもSNS上に現れない。
過疎ったタイムラインを「みんな何してるんだろうな」と、気が付けば徘徊している自分がいる。
やるべきことに追われている時はそんなこと気にせずに済むけど、
ちょっと時間の余裕ができたり、
目先のことにやる気がでなかったりすると、すぐそんなモードだ。
いかんいかんとスマホを家において、寂しさを紛らわすために外に出ることもある。QOLは誰かに高めてもらうんじゃなくて自分で高めるものだ。
映画や観劇もそんな時間を埋めてくれるひとつだったのだな、と外に出られなくなった最近はふと思う。
そんなことをぐるぐると思い返していて気が付いた。
なるほど、昼間の街や世の中の目まぐるしさの中に、僕は「活動せよ・交流せよ」という見えないプレッシャーを感じてしまっていたのかもしれない。
夜の闇に包まれていると、ひとりでいること、何もしないこと、頑張らないことを許してもらえている気分になれる。なんともやさしい闇だ。
今日も帰ったら真っ先に風呂に入ろう。
洗濯物はたまってしまっているけど、洗うのは明日でいいや。
風呂から出たら麦茶を飲みながらタモリ倶楽部を見よう。
しかしさすがに脚本は少し進めておこう。
最近はひとりの夜がすこぶる好きだ。
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