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めがねを外して見た景色(短歌+エッセイ)

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かるがも団地のめがね担当 古戸森が 日々ぐるぐると考えたことを短歌(初挑戦)とエッセイで綴ります。
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記事一覧

3mmのガラスの板が結ぶ像 わたしのせかいはぜんぶにせもの

めがねを外して見た景色 第1回 かるがも団地のめがね担当 古戸森が送る 短歌とエッセイの連載です。 せっかくの初回なので、 「めがねを外して見た景色」というタイトルと つながりのあるお話をしようと思います。 あ、はじめまして。古戸森陽乃と申します。 かるがも団地という集団のメンバーです。 この連載では、わたしが短歌を作ったり、好きな短歌を紹介したりしながら、 その短歌に関係あったりなかったりすることを書いていこうと思います。 3mmのガラスの板が結ぶ像 わたし

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嘘つくし虫殺したしカップ麺大好きだから天国に行けない

めがねを外して見た景色 第2回 かるがも団地のめがね担当 古戸森が送る 短歌とエッセイの連載です。 「めがねを外して見た景色」2度目の投稿です。 前回の記事を見て下さった方、ありがとうございます。 「エッセイ」っていうハッシュタグを付けてみたのですが、 なんだかこっぱずかしかったです。 こんな調子ですが、今回も是非読んでいってください。 嘘つくし虫殺したしカップ麺大好きだから天国に行けない 神様や、天国・地獄というものは、わたしにとって(もしかすると多くの

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君からの手紙を刻んで呑み込んでわたしの血となれ肉となれ

めがねを外して見た景色 第3回 かるがも団地のめがね担当 古戸森が送る 短歌とエッセイの連載です。 こんばんは。 3回目の更新です。 読んで下さっている方、「スキ」を押してくださっている方、 ありがとうございます。 「スキ」ってとっても照れますよね。通知が来るたびに照れています。 今回はお手紙の話をしようと思います。 短歌と本文がちょっとずれちゃいますが、あんまり気にせず読んでくれたらうれしいです。 君からの手紙を刻んで呑み込んでわたしの血となれ肉となれ 手紙を書

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真っ青のポロシャツ、ジーパン、白い靴 ハローマイプリンセスわたし

めがねを外して見た景色 第4回 かるがも団地のめがね担当 古戸森が送る 短歌とエッセイの連載です。 梅雨が始まりそうですね。 雨の日を楽しむ精神は大事ですが、 どうしても気分が上がりません。 梅雨は着る服に困ってしまいます。 わたしは傘をさすのが下手くそなので、 何を着てもずぶぬれになってしまうのです。 真っ青のポロシャツ、ジーパン、白い靴 ハローマイプリンセスわたし 黒と白のギンガムチェックのシャツ。 生地をたっぷり使った黒のロングスカート。お気に入り。 真っ赤

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街灯に登れば夜は君のもの 生き残りとは孤独な王子

めがねを外して見た景色 第5回 かるがも団地のめがね担当 古戸森が送る 短歌とエッセイの連載です。 こんばんは。 お昼寝をしたので今夜は夜更かしです。 今回は、ためていた短歌をちょっぴり放出する回にしようと思います。今日はボリューム少な目です。 たまには軽くおにぎり1個ですませたい日もあるもんね。 街灯に登れば夜は君のもの 生き残りとは孤独な王子 1人で夜更かししてるときって、自分しか生きていない感じがしますよね。 ばかだなあ だなあ に宿る光にて照らせよ

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サマーウォーズが一番好きとか言っちゃって、6月だからよ、すぐに変わるわ

めがねを外して見た景色 第6回 かるがも団地のめがね担当 古戸森が送る 短歌とエッセイの連載です。 じめじめしています。 わたしは暑がりなので夏は嫌いなのですが、 じめじめべたべたはもっと嫌いです。 今の時期に限っては、「こんなに湿っぽいくらいなら早くカラッとした夏になってくれたまえよ!」 と思います。日本の夏はそれでも湿っぽいですが。 さて、今日は初めてnoteのハッシュタグ企画なるものに便乗していこうと思います。 所詮わたしも俗物。 サマーウォーズが一番好きとか

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何人目のクローンだろうまろやかな頰にキスするサイゼの天使

めがねを外して見た景色 第7回 かるがも団地のめがね担当 古戸森が送る 短歌とエッセイの連載です。 スマートフォン用に外付けキーボードを買ってみました。 100均でスマホスタンドも買いました。 るんるんしすぎて、 電機屋さんからサイゼリヤに直行し、 ガサゴソ開封しました。恥ずかしい客です。 そして今開けたてほやほやのキーボードで この記事を書いているわけです。サイゼリヤで。 何人目のクローンだろうまろやかな頰にキスするサイゼの天使 ファミリーレスト

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すれ違う小学生が口遊む知らない歌に「さだめ」という詞

めがねを外して見た景色 第8回 かるがも団地のめがね担当 古戸森が送る 短歌とエッセイの連載です。 生まれ変わったらなりたい人/ものは何個かあるのですが、 やっぱりaikoになりたいなって思うわけです結局。 あんなにうねうねしたメロディを あんなに上手にパワフルに歌えたらそりゃあ楽しいだろうなあと思います。 いいよねえ、音楽。 すれ違う小学生が口遊む知らない歌に「さだめ」という詞 1日に音楽を聴いている時間ってどれくらいなんでしょう。 意識して聴いていない分も

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曾祖母は孫の名をのみ繰返し、曾孫のわれは通行人A

めがねを外して見た景色 第9回 かるがも団地の眼鏡担当 古戸森が送る 短歌とエッセイの連載です。 前の更新から少し間があいてしまいました。 この前読んだ本に 「記憶自体は決してなくならず、記憶を引き出すシステムがダメになるだけだ」 みたいなことが書いてあって、ふむふむ、と思いました。 曾祖母は孫の名をのみ繰返し、曾孫のわれは通行人A 忘れてしまうことはとてつもなく怖いことだと思います。 今、わたしには忘れたくないことが何個もあります。 まだ覚えられているけど、 こ

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6号車 夢を語らう青年はビニール傘を2本持ってる

めがねを外して見た景色 第10回 かるがも団地のめがね担当 古戸森が送る 短歌とエッセイの連載です。 細々と続けているこの連載、ついにというか、やっとというか、10回目を迎えました。ぱちぱち。 3日坊主のわたしがこれだけ続けられていることに自分でもびっくりです。 読んでくださってありがとうございます。 5の倍数の回は短歌の回にしようかなと思っているので、今日は短歌回にしますね。 6号車 夢を語らう青年はビニール傘を2本持ってる 電車で、前に立っていた男の子を見て

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(穂村弘)弟よ 目覚まし時計を銀紙でくるめ夏休みの始まりだ

めがねを外して見た景色 第11回 かるがも団地のめがね担当 古戸森が送る 短歌とエッセイの連載です。 弟よ 目覚まし時計を銀紙でくるめ夏休みの始まりだ 毎年夏休みになると、穂村弘さんのこの歌を思い出します。 大学院生の身分ですので夏休みはたんまりとあるのですが、 他大の集中講義を入れてしまったためにむしろ通常期よりも時間的に拘束されています。ミスりました。 今日はその集中講義のお盆休み最終日です。 このお盆休みにわかったことは、 わたしはお休みが何日かあったら、人

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「剽窃」が読めずつかえる上野くん 2-D読書マラソン8位

めがねを外して見た景色 第12回 かるがも団地のめがね担当 古戸森が送る 短歌とエッセイの連載です。 たまに丁寧体じゃなくて普通体で書きたくなります。 今日はまさにそういう気分。 ちなみに、トップの写真はかるがも団地の藤田恭輔くんが大学の図書館の前で撮ってくれた写真です。 「剽窃」が読めずつかえる上野くん 2-D読書マラソン8位 訳あって、絵本を探していた。 さすがに捨てられてしまったかと思い母に聞いてみたら、押入れの上の段から段ボール箱に詰まったたくさ

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ステーキを最初に全部切りわけるあなたはきっと長生きをする

めがねを外して見た景色 第13回  かるがも団地のめがね担当 古戸森が送る 短歌とエッセイの連載です。 こんばんは。 星野源は「夢の外へ」のあたりで1stアルバムと2ndアルバムを急いで借り、 今ではあたかも古参のファンです、みたいな顔をしているミーハー女こと、日野林です。 「くせのうた」は名曲ですよね。 「君の癖を知りたいが ひかれそうで悩むのだ」の歌い出しでもう勝ち決定。 癖、みたいな無意識の部分とか、習慣って、確かに不思議な魅力がある。 ステーキを最初に全部切

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あえての無題

めがねを外して見た景色 第14回 かるがも団地のめがね担当 古戸森が送る 短歌とエッセイの連載です。 ...が、今日は短歌省略です。 平成最後 という言葉で溢れている。 自慢ではないが、今、わたしは「平成最後」という文字列をたぶん初めてスマートフォンで打ち込んだ。 明日には元号が変わる。 平成最後の〇〇という言葉を見るたびに、 なんだか令和になったその瞬間に〇〇の性質ごとごろっと変わってしまうかのような印象を受ける。 でも、今わたしが生きているのは2019年にほ

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