見出し画像

ゆらりゆられ

お札が新しく変わる。
幼少期に使用した微かに覚えのあるお札は
夏目漱石の1000円札。
お母さんから貰った昔の100円札。

昔の。
そう。今まさにわたしが慣れ親しんだ
野口英世の1000円札に
福沢諭吉の1万円札が
昔の、と呼ばれるお札に変わる瞬間を迎える寸前。

わたしという人生も
昔と呼ばれる日が本当にくるんだと
実感している日々。

若いうちに気づかなかった
若いという価値、無邪気な時間、この瞬間を
あとになって気づくというのは
もう何回も、何十回も、何百回も繰り返されながら
きっと人間は生きてるんだなって
もうその中の1人なんだって
初めて実感した、今朝。


でもいつだって、
自分のこれからの人生では
今が1番若くて、
未来の自分が羨む『若さ』を持った自分は
今この瞬間なんだ
とも思った。


きっと未来の自分からみた今の自分を
満足できるものにしていくことが、
1番の自分孝行(?)で
人生を楽しむ。ということの
1番の秘訣なのかな、なんて。

目まぐるしく動いていく時代と
どんどん進んでいく人生の道
時には自分の意志とは関係ない所で
波が起こって、流されてしまうけれど
ゆらりゆられて
たまに舵を取って、
最終的につく場所を目指しながら、
終着点がどこになるかを楽しめる人生にしたい。

うん、いい感じ。