生産者・技術者への感謝
ここで語るのは、時々思うことです。皆さんにこの考えを押し付けるつもりはありません。けれど、一読していただけると嬉しいです。
「#エンジニアでよかった」という記事の募集があるようで、募集の趣旨とは違うかもしれませんが、書きたくなりました。
アップルの発表会がありますけれど、その待ち時間に書いています。始まる前に書き終わるかは今の所わかりません。
以下は、2013年にブログに投稿した記事です。父がプリンタを新調するというので、僕が電気屋に一緒に行ったときに思ったことです。
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僕は技術屋です。かっこよく言えば自称エンジニアです。一方父は、営業一筋で頑張ってきました。
今日、電気店で僕が選んだプリンタはキヤノン(キャノンじゃないよ)のMGシリーズの主力モデルです。確か発売された時には25000円くらいだったと思います。でも、今日売り場での価格は15000円。インクジェットプリンタに注がれている技術の高度さを考えると泣きたくなりました。ましてや、今のプリンタ(複合機)は、スキャナ機能がついているのでコピーまでできるのです。スキャナだって一昔前は単体で数万円するものでした。
もちろん、この値段は、インクカートリッジの価格を高く設定して儲けるというビジネスモデルだから実現している価格です。これは人それぞれご意見があるかと思いますがそれは置いておいて。
悲しいかな、父は価格ばかりに目が行ってしまいます。それは消費者としては当たり前だし、仕方ないことだと思います。
でも僕は、その製品を完成させるまでの技術開発、設計、製造等にたずさわった多くの技術者の人たちがその製品を送り出すためどれだけ心血を注いだかに少しでもいいから思いを馳せてほしいと考えるのです。そしてその技術者達の生活を支えるためと思って製品を買ってほしいのです。
まあ、作り手側のエゴかもしれませんが。。。
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皆さんは、美味しいお店で食事をしたとき、料理を作ってくれた料理人の方、食材を生産してくれた農家の方、配膳をしてくれたホールの方などに感謝すると思います。
では、電気店で購入したプリンタで年賀状や写真を印刷したとき、プリンタを作ってくれた技術者に感謝したことはありますか?
インクジェットプリンタは、3色以上のインクをすごく細かいツブツブにして紙にたらして写真のように綺麗な印刷物にしてくれます。このツブツブの量は数十ピコリットル。100,000,000,000分の1リットル(10のマイナス11乗リットル)です。こんな小さな液体の粒、人手では作れません。
技術者の方は、こんなすごいことをするプリンタを少しでも安く皆さんに提供するために努力されているのです。
スマートフォンだって、パソコンだって、カメラだって、テレビだって、冷蔵庫だって、洗濯機だって、〇〇だっておんなじです。高いものには高い理由があります。同じように安いものには安い理由があるのです。
あ、誤解しないでほしいのですが、高いものを買えと言っているわけではないですよ。
食べ物の生産者に感謝するように、電気・機械製品の生産者にも感謝していただければ嬉しいという話でした。
アップルの発表会には間に合いそうです。楽しみですね。スティーブ・ジョブズ氏はもちろんすごいですけれど、氏の考えを現実の製品にまで作り上げた技術者たちもすごいですよね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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