私を撮影したいと思ってくださるへ。
見てくださってありがとうございます。花咲香凛です。
ここでは、私を撮影する際に、カメラマンさんに知っておいていただきたいことを書こうと思います。
カメラマンさんにされたら嫌なことリスト
ここでは、カメラマンさんにされたら嫌なことを、✕(絶対にやめてほしい)と△(状況によっては許せる)に分けて解説していこうと思います。
作品撮りをしようとワクワクしている人がこれを読むのは、少々、いやかなり気が引けると思います。
しかし、このリストだけが全てではありませんし、このリストに当てはまる行動をちょっとしていたからといって、必ずしも嫌なお客さんになるわけではありません。
その行動に私が納得できる理由があれば、いいお客さんだな〜と思うことも全然あります。
お互いが楽しく撮影するために、一読していただけると幸いです。
あと、このリストはあくまで私がされて嫌なことですので、他のモデルさん全てがそうだとは考えないようにしてくださいね。
・お喋り目的で撮影を予約する ✕
モデルによって分かれると思いますが、私はこういうカメラマンさんは好きではありません。
撮影の一番の目的はあくまで「いい写真を撮ること」であり、「モデルと楽しくお喋りをすること」ではありません。
あくまで2番目の楽しみとして、モデルとのお喋りを楽しむのは全然いいと思います。
むしろ、撮影においてコミュニケーションはとても大切なので、たくさんお喋りした方がいいです。
しかし、それが一番の目的で来る人は、私は嫌だなと感じてしまいます。
・際どいポーズ(✕)変なポーズ(△)をやたらと指定してくる
際どいポーズというのは、例えばパンツが見えそうなポーズや、胸の谷間が見えそうなポーズなど、グラビアアイドルがやるようなポーズのことです。
決して、そういったポーズを全否定しているわけではありません。
私は男性の興奮を誘発するような作品撮りはしないモデルなので、別の人を当たってください、ということです。
しつこく要求された場合は、ブロックする場合があります。
・モデルとコミュニケーションをとる気がない人 ✕
たまにですが、モデルと話をする気がない、もしくは1人でぶつぶつ言っていて何を言っているか聞こえない、という人がいます。
このご時世、カメラマンさんは必ずマスクをしなければいけないので、ハキハキ喋ることが大変なのはよく分かります。
ですが、私の顔を見ずにぶつぶつ言っている人はシンプルに怖いですし、円滑なコミュニケーションを取れなければよいポートレート撮影はできません。
話すのが苦手なら私から話を振りますし、何回吃っても私は全然気になりません。(むしろ私がけっこう吃ります笑)
無言の時間があったっていいじゃないですか。話すのは精神力と体力を消費することなので、無理してたくさん話すこともないですし、私も無理してたくさん話す気はありません。
ゆったりとポートレート撮影を楽しみつつ、信頼関係を築いていけたらと思います。
・モデルのことを全く気遣えない人 ✕
他人の気持ちを理解するのはとても難しいものです。
完全に理解することは不可能ですし、理解しているという思い込みが人を傷つけることも多くあります。
ですが、理解できないのと、理解しようとしないのは全く違うことです。
例えば、野外撮影で自分のことか撮影の事しか話さないのと、「朝早くて大変だったでしょ?」「疲れたら言ってね」と言ってくださる方では、天と地ほどの印象の差があります。
もちろん、撮影に集中するのはいいことだと思うので、撮影のときは飲み物を奢ってほしい!!逐一体調気遣って欲しい!!と言いたいわけではないです。
ただ、何メートルも歩かせて休憩も気遣いの言葉もなしだと、さすがに心が折れそうになります。表情にも疲れの色が出てしまいます。
なので、程度の問題ではあるのですが、少しは気遣ってくれる素振りを見せてくださると、それだけでとてもいい人だなと思います。
・DMでお写真をひとつも送っていただけない ✕
カメラマンさんが撮ってくださったお写真は、どんなものであろうと尊い作品です。
ですが、私の協力がなければ、その写真を撮ることはできなかったというのも事実です。
安くないお金を払ってもらっているのに、ここまで言うのは申し訳ないような気もしますが、せめて一枚だけでも、よく撮れたお写真をDMで送っていただけると嬉しいです。
自分では「うまく撮れなかった…」と思っていても、私にとってはそうではないことも多々あります。
というか、スマホでしか写真を撮らない私にとっては、高い機材を使って撮ってくださったお写真は全ていい写真なので、露骨な否定をすることはまずないです。
私はカメラマンさんのお写真を、ご厚意で掲載させていただいていることが多いですが、掲載NGの場合は表に出すことは一切致しません。お約束いたします。
DMやSNSで撮ってくださったお写真を見るのは、私にとって一番のモチベーションです。
世界一幸せな瞬間といっても過言ではありません。だから私はこの仕事が大好きです。
この文章を読んで、今までお写真を送ってくださったことのないカメラマンさんが、少しでも「送ろうかな」という気になっていただけたら幸いです。
・DMで撮影とは関係のない話をしてくる △
Twitterのプロフィールに「DMはお仕事関係のみ」と書いてありますが、これは私の反応を見たいという目的の余分なDMを抑止するためです。
私と撮影会に来て下さるカメラマンさんというのは、あくまで「売り手」と「お客さま」の関係です。
そんなことは分かっているという方がほとんどだとは思いますが、たまにその関係を飛び越えてこようとする方がいるので、こうした制限を設けています。
ただ、どこまでが仕事の話で、どこまでが仕事の話じゃないか、というのはなかなか難しい話ではあります。
たとえば、「カメラ仲間が香凛ちゃんのこと褒めてたよ!」というメッセージはお仕事に直接関係ないですが、嬉しいですし全然許容できます。
裏腹に、こういったメッセージのやり取りをしたこともあります。
TwitterのDMに「撮影をしたいのですが、どうすればいいですか」と送られてきたため、私はできる限り丁寧に、撮影会の予約の方法の詳細を送りました。
しかし、しばらく経っても予約せず、意味のない話だけ続けようとされていたので、無視していたら「撮影させていただけませんか」とふりだしに戻ったので、さすがにブロックしました。
かなり特殊な例ですが、こういう方もいるのでやはり明確な線引きは難しいです。
とはいえ、良識の範囲内であれば「お仕事に少しでも関係していること」という認識でいいのではないかと思います。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
はじめに言った通り、このリストが全てではありませんし、状況が変われば更新していこうと思っています。
共通して言えるのは、モデルは商品でもありますが、人間ですので、もののように乱雑に扱わないでほしいということです。
目の前のあなたといい関係を構築し、いい作品撮りができることを楽しみにしています。
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